来訪者(前田)
朝物干し竿に螢がとまっていた。
だいぶ弱っていたけどまだ光っている。6階のベランダまで飛んできたのに驚いた。
虫かごも水槽も捨ててしまってないのでペットボトルに入れて子供に見せようと夜まで待っていた。
結局嬉しがったのは私だけで子供たちはへーと一言。
昔、マンションの廊下に気持ちの悪い虫がとまっていると子供たちが騒いでいた。
虫とりは任せろと息子が網で捕まえ家に持って帰ってきた。
ヘビトンボという気持ちの悪い珍しい虫だった。
幼虫は孫太郎虫といって茂吉も歌に詠んでいる。
あのときだけ、近所の人から息子はヒーロー扱いされていたなあ。
さとうなみこ にコメントする コメントをキャンセル