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アーカイブ "2025年06月"

仙台文学館の特別展で「詩人・山村暮鳥展」をやっていました。

25062901.pdf

短い間ですが、20代の時、仙台にもいたことがあったんですね。自筆原稿を見ましたが、お習字の達筆なこと。そして、原稿用紙の文字も味わいがあって、文字も含めて「詩」だなあと思ったことでした。
その暮鳥の詩集『雲』(「おうい雲よ……」が入っている詩集です)の序で、

詩が書けなくなればなるほど、いよいよ、詩人は詩人になる。

だんだんと詩が下手になるので、自分はうれしくてたまらない。

という部分があって、おお! と思ったことでした。 (特別展、本日までです)

新国立劇場 小劇場で「たとへば君」を元にした朗読劇が上演されます。
詳細はこちら
https://artistjapan.co.jp/performance/ajrt_tatoebakimi2025/

浅野ゆう子さん、中村梅雀さんの出演となります。
9月17日〜9月20日までの四日間、計5公演。
みなさん、今からご予定ください。

塔の会員は1割引となるようです。お申し込みは以下から。
https://artistjapan.co.jp/ajrt_tatoebakimi_ticket_tou-member/

電話でも受け付けてもらえるようです。
03-6820-3500
(平日11:00〜18:00)

よろしくお願いします。

全国大会、楽しかったですね。
残念ながら今年参加出来なかった方は是非、来年ご参加下さい。島根は松江です!

集合写真のダウンロード(DL)が6月15日から出来るようになっています。期間は25日までなので、まだ落としてない方はお早めに!
ということで、さて、掲載写真ちょっとよくわからないですよね?

写真をDLしてそれをプリントアウト、その上にもう一枚紙を重ねて人の輪郭をトレース、そしてお顔とお名前の一致する方を書き込んでいました。
(「暇人かよ!」というお声が聞こえてきそうですが、決してそんなこともないのです。単なる現実豆腐です)

それぞれの歌会毎に写真がありますが、やはり自分が出ていた歌会は71人中5人を除いて分かりました(分からなかった5名の方、申し訳ありません)
その他の歌会は分からない方も結構おられて、残念。200名以上も参加していたら仕方ないな、とは思いますが。
けど、大会に参加する毎に顔見知りが増えていって、それが大会の最大の楽しみですよね。

参加された方は、写真をDLして、お顔と名前と歌とを見比べてみるなどして大会の余韻を楽しんでください。
DL先が分からない、QRコードをなくした、という方はお知らせくださいませ。

みなさま、こんばんは。鈴木晴香です。

5月31日(土)- 6月1日(日)の2日間、塔短歌会全国大会が横浜で開催されました。
私は初日の歌会・懇親会には参加できなかったので、何も書くことができませんが、仕事を終えて深夜に到着した横浜の写真を載せておきましょう。どうして水に映る光に人は引き寄せられてしまうのでしょうか。

yokohama

6月1日の午前の「選者に聞きたいリターンズ」は昨年行う予定だったはずのプログラム。台風で中止になったため、今年「リターンズ」として帰ってきました。

どう選んでいるの? 歌を作れなくなったら? 表現の幅を広げるには?

など、切実な問いに、6名の選者から実践的なアドバイスがあって、大いに盛り上がりました。

午後は一般公開のシンポジウム。

まずは、馬場あき子さんと永田和宏さんの対談。今、歴史を目の当たりにしている、一言一句聞き逃してはならない、という緊張感と、長い間一緒に短歌の世界を歩んできたお二人の親密さを知った喜びと楽しさが一体となって、あっという間の80分でした。

続いては、座談会「新仮名から旧仮名へ―永田和宏のメタモルフォーゼ―」。塔短歌会の大森静佳さん、竹内亮さん、なみの亜子さん、森山緋紗さんが、永田和宏さんの作品を紐解きながら、新仮名と旧仮名がもたらす表現の違いについて議論しました。それぞれの見解の違いも明らかになる興味深い座談会でした。

私は司会進行を務めました。みなさまありがとうございました。

鈴木晴香

詳しい記録は後日、「塔」誌上に掲載されますので、お楽しみに!

 

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