みなさま、こんばんは。鈴木晴香です。
5月31日(土)- 6月1日(日)の2日間、塔短歌会全国大会が横浜で開催されました。
私は初日の歌会・懇親会には参加できなかったので、何も書くことができませんが、仕事を終えて深夜に到着した横浜の写真を載せておきましょう。どうして水に映る光に人は引き寄せられてしまうのでしょうか。

6月1日の午前の「選者に聞きたいリターンズ」は昨年行う予定だったはずのプログラム。台風で中止になったため、今年「リターンズ」として帰ってきました。
どう選んでいるの? 歌を作れなくなったら? 表現の幅を広げるには?
など、切実な問いに、6名の選者から実践的なアドバイスがあって、大いに盛り上がりました。
午後は一般公開のシンポジウム。
まずは、馬場あき子さんと永田和宏さんの対談。今、歴史を目の当たりにしている、一言一句聞き逃してはならない、という緊張感と、長い間一緒に短歌の世界を歩んできたお二人の親密さを知った喜びと楽しさが一体となって、あっという間の80分でした。

続いては、座談会「新仮名から旧仮名へ―永田和宏のメタモルフォーゼ―」。塔短歌会の大森静佳さん、竹内亮さん、なみの亜子さん、森山緋紗さんが、永田和宏さんの作品を紐解きながら、新仮名と旧仮名がもたらす表現の違いについて議論しました。それぞれの見解の違いも明らかになる興味深い座談会でした。
私は司会進行を務めました。みなさまありがとうございました。

詳しい記録は後日、「塔」誌上に掲載されますので、お楽しみに!