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アーカイブ "2014年03月"

長らく書かずにおりました、申し訳ありません。
一番下の5歳児が通っている保育園は山の中腹のお寺にある。長男からずっとお世話になっていて、もうまる13年毎朝子供を送り続けている。どの保母さんよりも古く、園長先生よりもながい保育園とのお付き合いである。すなわち現在保育園に関わっている誰よりも(給食の食材納入業者よりも)うちの夫婦が長い付き合いということになる。
その園舎がこの度、耐震基準を満たすため建て替えされることになった。箇所によっては築百年以上の部分もあり、免震工事よりも建て替えの方が安くつくのだと言う。古い木造の園舎で、天井は高く、隙間風が吹き込み、床はギシギシと軋るのだけれど、それ故に懐かしみのある大好きな建物だった。私自身、長くお寺の保育園に通った経験がそういった郷愁を誘うこともあるのだろう。
明日が今年度最後の日。
今日、いつものように狭い坂道を車で登っていくと兄と妹の兄弟らしき二人が前を自転車で漕いでいた。追い抜き様に見ると、うちの2番目の子の一つ上の子(4月から中学生)とその妹(うちの3番目と同級生、4月から3年生)だった。
懐かしくなって、どうしたん? と訊くと「保育園が最後だから見に来た」と言う。二人のお母さんはなんでも手っ取り早くこなす、若いお母さんだったけれど、春休み中の子供二人を朝から保育園に向かわせたのだ。
門のところでもじもじしている二人に「入っておいでよ」と声をかけ、舎内の主任の先生に「かえで君とほむちゃん来てますよ」と伝えると、飛び出していった。そこに妹の最後の担任だった先生が出勤して来て、着替えるのも忘れて話し込んでいた。この先生は結婚されるので今年で辞められる。
保育園は卒園児がいつ行っても誰かしら知っていてくれる人がいる、そういう場所なのだろう。
4月からは仮園舎となり、うちの子が卒園する頃に新園舎となるようだ。新しく綺麗な建物もいいのかもしれない。けれど僕の記憶にいつまでも残るのは、あの古びた高い天井に扇風機が取り付けてある、あの教室なのだろう。そしてきっと、うちの子供たちもそうなのだろうと思う。


13:00から事務所にて、京都平日歌会。
事務所近くの枝垂れ桜は、まだつぼみが膨らんできたところ。
詠草22首、参加者20名。
20名も入ると事務所は狭いくらいなのだが、歌会をするにはそれがちょうどいい。すぐ目の前に人がいるので、あまりかしこまることなく気軽に発言ができる。
16:00過ぎに終了。
創作チョコレートの店「ブランブリュン」でお茶をしてから帰宅。
ずいぶんと日が長くなった。


暖かな一日。
13:00から永田家にて、4月号の再校と5月号の割付作業。
参加者14名。
今日は事務所で別の会議があり、永田さんはそちらへ行っていた。
途中、お菓子を食べたり、赤ちゃんを見たりしながら、17:00過ぎに終了。日が長くなったので、何だか急いで帰らなくてもいいような気分になる。
帰りに花園橋のところで、高野川の中を歩いている鹿を見かける。
親子だろうか。
2頭が川の水を飲みながら、ゆっくり川上へと歩いて行った。

 きょうの午後、塔事務所で本のコーティング作業をしました。
 江種泰榮さんの指導のもと、谷口純子さん、坂楓さん、河原篤子さん、松原あけみさん、桶田夕美さん、藤田で最初はおそるおそるでしたが、ひとつひとつの工程を確認しながらやっているうちにだんだん慣れて、きれいにコーティングできるようになりました。
 手芸教室のようで、楽しかったです。きょうで40冊くらいやりました。蔵書は500冊くらいあるそうですので、お時間のあるかたは一緒にやりましょう。事務所の開所日に少しずつやる予定です。また、遠方のかたもきれいになった歌集を見に来てください。

13:00から、こどもみらい館にて、「塔」4月号の再校の1回目。
前半の記念号的な部分の再校を行う。
参加者は17名。
予想以上に多くの方が参加して下さり、作業は順調にすすむ。
順調に進み過ぎて、途中すこし雑談し過ぎてしまった。反省。
16:40頃に終了。
今日はどこへも寄ることなく、まっすぐ家に帰る。

10:00から事務所にて編集企画会議。
今年後半から来年にかけての誌面の内容について話し合う。
決めるべきことは多いが、なかなか決まらず。
12:00終了。
昼食後、旧月歌会は残念ながらパスして帰宅。
「塔」4月号の後半(通常部分)の初校まとめに取り掛かる。
4月号は60周年記念号で400ページもあるため、
先週今週と2週続けての校正作業となる。
初校を担当して下さっている、東京、京都、大阪、芦屋、
鳥取、広島の皆さんに感謝したい。

「塔」3月号が、今週末から週明けにかけて、皆さんのお手元に届くと思います。来月が60周年記念号ということもあって、今月は特集などがないシンプルな内容となりました。
編集後記に永田さんが、NHK学園企画の「京都うた紀行」 (永田さんが講師を務める2泊3日の旅行) について書いています。興味のある方は、 パンフレット をご覧ください。

「塔」4月号の初校の取りまとめ作業中。
4月号は創刊60周年記念号ということで、ふだんの約2倍の分量があり、初校・再校もそれぞれ2回に分けて行う。
というわけで、今日が初校の取りまとめの1回目。
東京・京都・大阪・芦屋の4か所で行った初校のゲラをまとめて、全体の見直しをしているところ。
歌の引用間違いが多く、家にある歌集を十数冊取り出して、引用歌を全部チェックする。2ページの原稿で引用間違いが10か所以上あったりして、調べて直すのに相当な時間がかかる。
引用歌や引用文だけは、書き終えた後に2度3度とチェックする癖をつけてほしいと思う。

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