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アーカイブ "2023年10月"

みなさま、こんにちは。
塔zoom歌会はこれまでも選者が毎回ひとりずつゲスト的に参加していましたが、この9月からは編集委員もそのローテーションに加わることになりました。

・zoom歌会のメーリングリスト
・ホームページの「イベントカレンダー」「お知らせ」

で毎月の開催日時などを告知していますので、ご興味のあるかたはまずぜひメーリングリストにご登録ください。ご登録の希望は、「塔」誌面の「各地歌会案内」のzoom歌会のところに載っている近藤由宇さんのメールアドレスまで。

いま住んでいる家はペット禁止なのですが、玄関先によくこの2匹の猫がやって来て仲良く日向ぼっこをしています。いわゆる地域猫。左が「茂吉」、右は「赤彦」、勝手に名前をつけました。

赤彦(あかひこ)はいまごろ痛(いた)みふかからむ赤彦をしましねむらせたまへ
/斎藤茂吉『ともしび』

みなさんこんばんは。鈴木晴香です。

京都市内から叡山電車で30分ほど北の方角へ向かうと、
鞍馬という駅に到着します。

急な坂を登って鞍馬寺を通り抜け、その先もずっとずっと、山を登るいっぽんの道を進むと、与謝野晶子・寛歌碑が現れます。


何となく君にまたるるここちしていでし花野の夕月夜かな  晶子

遮那王が背くらべ石を山に見てわが心なほ明日を待つかな  寛

ふたりの間に立つと、ありがたくて、恐れ多くて、ちょっと嫉妬されそうな気持ちです。

さらに進むと、鞍馬天狗が修行したという木の根道が広がっています。この辺りで野生の鹿に遭遇しました。

 

山を越えたその先、和泉式部で有名な貴船神社がゴールです。

もの思へば沢の蛍も我が身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る 和泉式部

思っているより本格的な山。
私は変な虫(?)に刺されて1ヶ月くらい負傷してしまいました。

 

ダイソーで購入した100円のコーヒーの木を窓辺において、6年目の秋になりました。。このコーヒーの木は去年はじめて花を咲かせました。そして、その花が実になりました。でも、実は4粒ほどしかつかなくて、焙煎もしませんでした。

暑かった今年の夏の、夏のはじめころに、今年は去年の10倍くらいの数の花が咲きました。まったく同じ窓辺なのに不思議なくらいたくさんの白い花が咲いたのでした。そして、その花は確実に果実になりつつあります。一杯のコーヒーになりますでしょうか。

思ひきや別れし秋にめぐり逢ひてまたもこの世の月を見むとは/藤原俊成『古今和歌集』雑上1531

こんにちは。
荻原伸です。

福岡での全国大会からもうひとつきが経ちました。
大会のころはまだまだ夏でした。

鳥取のこの頃はすっかり朝夕寒いくらいです。
職場のそばの桜土手のさくらの葉も、イチョウ並木の銀杏の葉もすっかり秋です。そんな秋の日曜日に車に乗り込もうとしたところ、隣に停まっている車のタイヤにカマキリがいました。ずいぶん久しぶりのカマキリ♪

机べに青蟷螂がひそと来て威儀正しをれど誰も気付かず /前川佐美雄『鳥取抄』

前川佐美雄の『鳥取抄』(第11歌集)は佐美雄が家族を鳥取に疎開させるところからはじまり、敗戦を鳥取で迎えるあたりが詠まれている前半(第10歌集『積日』前半の「朝木集」と重なる歌がとても多い)、その後に招かれて鳥取を訪れたときの大山などの歌が合計630首収められています。

連作で詠む短歌の世界

「連作で詠む短歌の世界 NHK全国短歌大会・近藤芳美賞から」と題されたオンライン講座が開かれます。

栗木京子さん、佐佐木定綱さん、カン・ハンナさんが連作の詠み方について話されます。連作をどう作ったらいいのか迷われている方は一度、覗いてみられてはいかがでしょうか。

詳細は
https://culture.n-gaku.jp/course/5008?_gl=1*17eu6vz*_ga*MjA0MDM3MDEyMC4xNjc4OTYxNTI2*_ga_2WVQPSECR5*MTY5NjMwNzk2OS4yOC4xLjE2OTYzMDgwODIuMC4wLjA.
までどうぞ。

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