ブログ

アーカイブ "2014年12月"

大野道夫さんが「結社の記念事業力—『塔事典』を例として」という文章で、『塔事典』のことを取り上げてくださっています。
そしてこの記念事業の最近のすぐれた例として、「塔」の六〇周年記念事業である『塔事典』をあげることができる。
特に「塔」には若い書き手も多いので、『塔事典』から新たな記念になるような評論が生まれることを期待したい。
皆さん、どうぞお読みください。

年末年始は印刷所が休みになりますので、各地の歌会記や
月末締切の原稿など、できれば早めに送って下さい。
(歌会記は藪内さん宛、その他の原稿は松村宛)
25日までに送っていただけると年内に入稿できます。
それを過ぎると年明けの入稿になってしまいますので、
ご協力よろしくお願いします。

昨日は13:00からメルパルク京都にて、京都忘年歌会。
参加者54名。
会場の1名と選者1名が批評するという方法で進行していく。
前半後半の間に10分ほどの休憩を挟んで、17:00終了。
17:30から「がんこ京都駅ビル店」で忘年会。
部屋を貸切にして、賑やかに飲み食いする。
新選者の挨拶や毎年恒例の「編集長に聞く」もあり、20:00まで。
その後、近くの居酒屋で二次会。
今日は全国高校駅伝の開催日。
13:00から永田家にて、1月号の再校&2月号の割付作業を行う。
参加者18名。
半数くらいが20代、30代という若いメンバーだった。
17:00に無事終了。
これで今年の「塔」の行事もすべて終了である。
皆さん、お疲れさまでした。

朝日新聞(大阪本社版)夕刊に永田和宏さんの講演の記事が写真入りで掲載されています。「秘密法施行 言葉への危機感募る」「『隣組』自粛のメカニズムが怖い」という見出し。
政府の機密情報を漏らした公務員や民間業者に刑罰を科す特定秘密保護法が10日、施行された。歌人で細胞生物学者の永田和宏さん(67)は、講演などで鋭く切り込んでいる。

桑原正紀さんが『塔事典』の書評をお書きくださりました。
ありがとうございます。
「大方の記念出版物の類が、化石を整理陳列しただけのような内容になりがちな中にあって、斬新な企画とそれに釣り合う内容を伴った書に、心から拍手を送りたい」
永田和宏さんの連載「某月某日・日付のある歌」もスタートしています。1年間続きますので、皆さんお読みください。
「塔」の結社広告も、新体制のものに変更しています。

「塔」1月号の初校ゲラが、東京・京都・大阪・芦屋・鳥取・広島の6か所から届く。午後1時から、その取りまとめ作業を行って、ようやくほぼ終了したところ。
新体制への移行に伴って誌面でもいくつか変更があり、その確認などに追われる。来月からはもっとスムーズに進むだろう。
こうした月に一度の初校の取りまとめ作業を行うようになって、今回で丸10年になる。120回この作業を続けてきたわけだ。
と言っても別に今回で終わりではなく、来月も121回目が待っている。

現在発売中の「角川短歌年鑑」平成27年版に、「「公募短歌館」年間ベスト20作品」というのが発表されています。毎号4名の選者が6首ずつ選ぶ特選作品1年分の中から、20首が選ばれるというものです。
その1位が、西本照代さんの歌でした。
指先にさぐる美濃和紙の裏表見えざるものは目つむりて見る
           西本照代
 (1月号)
おめでとうございます。
「一位の西本照代さんには作品を依頼し『短歌』紙上に掲載いたします」とのことなので、それも楽しみです。

ページトップへ