現代歌人集会秋季大会のお知らせ(松村)
12月1日(日)に京都で現代歌人集会秋季大会が開かれます。
「塔」に関わりの深い内容となっておりますので、皆さんぜひご参加ください。どなたでも参加できます。事前申込みなどは不要です。
日時 12月1日(日)13:00〜
場所 アークホテル京都(四条大宮からすぐ)
内容 基調講演 大辻隆弘
講演 大島史洋「歌の交差するところ〜近藤芳美と高安国世〜」
第39回現代歌人集会賞授与式
大森静佳歌集『てのひらを燃やす』
参加費 1000円(当日受付にて)
現代歌人集会は、1970年に高安国世を初代理事長として、主に西日本の歌人に呼び掛けて発足した団体です。毎年、春と秋に大会を開いているほか、新人の歌集を対象にした現代歌人集会賞を選出しています。
『柊野』中野照子歌集
向こうから淳さんが来る足とめて何しているのと聞いてくれそう
あのビルが郵便局あちらが北と指す若きゆび忽ち魔法を解かす
中野照子さんの第七歌集より。これは永田淳さんのことでしょうかね?
巻末には永田さん、裕子さんのことも詠まれています。
中野照子さんの好日短歌会は、ハートピアで旧月歌会を行うとき、よくお隣の部屋で歌会をされていますね。にぎやかなお声が聞こえてきます。
柚子(前田)
先日、再校に行ったとき、廣野くんが高枝ばさみで永田さんの庭の柚子を収穫してくれました。
校正のメンバーでわけて持って帰り、お風呂に入れたりしています。
今日は柚子味噌をつくって大根と食べようと用意しています。
インターネットを見ると柚子の種についているジェル状の物(ペクチン)がお肌によく、それを水につけておいて化粧水代わりにつかうといいらしいです。
すぐに使わない場合は乾燥させて冷蔵庫で保存するといいそうです。
ということを知り、捨てかけた種をあわてて拾いました。
柚子茶や、ジャムにしてもいいですね。
祝婚歌(松村)
読売新聞「四季」(松村)
今朝の読売新聞の長谷川櫂さんのコラム「四季」に
浅野大輝さんの歌が引かれていました。
かなしめないことがいちばんかなしいといったあの子の
くちびるひかる
『733日目 東日本大震災から二年を詠む』の歌です。
12月号の初校まとめ(松村)
現代歌人集会賞(松村)
大森静佳さんの歌集『てのひらを燃やす』が、第39回現代歌人集会賞を受賞することに決まりました。おめでとうございます。
レース越しに電線ぼやけその息が寝息に変わるまでを聴きをり
眼と心をひとすじつなぐ道があり夕鵙(ゆうもず)などもそこを通りぬ
生前という涼しき時間の奥にいてあなたの髪を乾かすあそび
授賞式は12月1日(日)の現代歌人集会秋季大会にて行われます。また、来年2月8日(日)には、京都で歌集の批評会も予定されています。
皆さん、ご参加ください。
角川短歌賞、角川俳句賞(松村)
現在発売中の角川「短歌」「俳句」11月号に、角川短歌賞、角川俳句賞が発表されています。
第59回角川短歌賞は、吉田隼人「忘却のための試論」、伊波真人「冬の星図」が受賞。「塔」では廣野翔一さんの「クロスロード」が佳作となり、誌面に50首が掲載されています。
空を圧すごとく雨傘広げたる人の後ろで信号を待つ
チューニング合わせるごとく履歴書の予備を増やせり春雷の日に
レシートをひとつに纏め廃棄する 何も覚えていない日がある
また、第59回角川俳句賞は、清水良郎さんが受賞されました。おめでとうございます。受賞作は「風のにほひ」50句です。
ラグビーのマウスピースが笑ひけり
遮断機のうへ白蝶の吹かれをり
たんぽぽやサインに首を振る投手
皆さん、どうぞお読みください。
永田和宏講演「ことばの力」(松村)
本日、17:00〜18:00、NHKラジオ第2で永田さんの講演「ことばの力」があります。8月に放送されたものの再放送だと思います。前回、聞き逃してしまった方は、どうぞお聞きください。
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2013-11-04&ch=06&eid=93271&f=969