よっぱらいサバ
先週、福井県敦賀市でおこなわれた若越歌会に行ってきました。「若越」の「若」は若狭、「越」は越前のこと。以前、小浜市に住んでいたときには毎月参加していた若越歌会、今回はひさしぶりの参加で懐かしい気持ちでした。選者派遣で、大阪から江戸雪さんも来られました。参加者18名。
「よっぱらいサバ」というのをご存知でしょうか? この日の詠草に出てきた言葉です。「鯖街道」で京都とつながる小浜のサバはもちろん有名ですが、「よっぱらい」とは? お酒の肴に最適!という意味かなと思いましたが……違いました。酒粕を餌にして育てた養殖のサバだそうです。小浜のサバの水揚げ量が減っていることを受けて、今年から始まった取り組みで、酒粕は京都・出町柳の酒造がつくった純米大吟醸をつかっているとのこと。ということは、このサバたちは永遠に二日酔い? 体調は大丈夫なのかな。酒粕のおかげで脂がのって美味しい、と話題のよっぱらいサバ、いつか食べてみたいと思います。
歌会後は、三方五湖を案内していただきました。この日はとてもいい天気で、レインボーラインの山頂公園から五つの湖がくっきりと明るく見渡せました。山頂までは、一人用のリフトで登ります。このリフト、からだを固定するベルトも何もなくて、ちょっと怖かった。
全体にロマンチックな雰囲気の山頂公園で、ここだけぽっかりと場違いな感じのタヌキ親子。「大名たぬき角兵ヱ」という、土地に伝わる民話のタヌキです。