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アーカイブ "2014年07月"

長らくお待たせしましたが、ついに 『塔事典』 が刊行されました。
順次発送しておりますので、会員の方には週明け頃に届く予定です。

永田さんの話題が続きますが、「現代短歌新聞」8月号の1面に「「塔」六〇周年 永田和宏氏に聞く」というインタビューが載っています。
特に教授とか主宰とかいうのは、若手とは年齢的にも離れている。彼らがこちらを向くように仕向けているようでは若手は育たない、私はここよといつも言っているようでは駄目なんです。必要になって向こうから来る時には、相談に乗るが、それ以外は私のもとにいることさえ意識させないこと。これはなかなか忍耐の要るむずかしいことです。
皆さん、どうぞお読みください。
読みたいけれど入手が難しいという方は、コメント欄または松村までご連絡を。

8月3日(日)22:00〜22:25、KBS京都の「極上の京都〜京都人の案内する本物の京都〜」に、永田和宏さんが出演します。
毎週、京都に関わりの深い人物が「私にとっての京都」を紹介する番組で、3日は永田さんが案内人となって、法然院を紹介するようです。
http://www.kbs-kyoto.co.jp/now_on_air/tv.htm?p=6

今日の日本経済新聞朝刊の「文化」欄に、永田和宏さんが「一〇〇年後に遺す歌」という文章を書いています。  
どんなに優れた歌でも、それが語られる場が、雑誌や本の評論のなかだけであるのは、歌にとって少しも幸せではないのではないか。歌は日常の端々に、人々の口に登ってくる、あるいは意識の端にちょっとひっかかる、そんな思い出され方をするときにこそ、その本来の輝きを持つはずなのだ。  
『近代秀歌』の続編『現代秀歌』を出すべく、いま仕上げの段階に入っている。今回は、一〇〇人の歌人の、一〇〇首の歌を取り上げて、解説鑑賞をすることになった。  
皆さん、どうぞお読みください。


KBS京都ラジオの「桂塩鯛のサークルタウン」(毎週土曜日8:30〜
11:55)のゲストコーナーに出演して、15分ほどお喋りしてきました。
「塔」のホームページを通じて出演依頼があったもので、「塔」の60周年のことや活動状況、短歌の作り方などについて話しました。
短歌の魅力が少しでも伝わればいいなと思います。

今日は事務所の開所日なので、10:00に事務所へ。
祇園祭の後祭の山鉾巡行の日であるが、事務所にこもって本の整理をする。来所者1名、宅配便1件。
13:00から京都平日歌会。
詠草20首、参加者18名。
良い歌が多くて選歌に悩む。
歌会というのは批評の優劣を競い合う場ではなく、参加者が協力して批評を積み重ねていく場だということを、あらためて感じた。
16:00過ぎに終了。
いつものケーキ屋さんに寄って、お茶をして帰る。
暑い一日であった。

御無沙汰しています・・・。
各地でつぎつぎと梅雨明けしていますね。
みなさま、熱中症などにお気を付け下さい。
今月号の「わたしの鞄」のコーナー篠野京さんと鈴木春香さんの文章面白かったですね。
篠野さんは俳句つきだし、鈴木さんはちょっとした小説を読むようでした。
鞄で思い出したのだけれど・・・。
ときどき、大原や鞍馬にひとりでいきますがそのときは首にタオルを巻いて、ズックとリュックで行きます。この間きづいたら、はいているズボン以外、シャツやリュック、靴など全部娘のお下がりでした。
逆に私の持っているものは娘はおばんくさいと言って使いません。
唯一欲しがったのは、古風な模様の浴衣でした。
むかし、母が縫ってくれたものですが、白地に向日葵が描いてあります。
気にいったので夏祭りに着ていくみたいです。

「塔」7月号で発表されている通り、第4回塔短歌会賞・塔新人賞は下記のように決まりました。
・第4回塔短歌会賞 北辻千展「無限遠点」30首
  今朝の夢とうつつをつなぐのりしろが朝霧ふかき駅にはありぬ
  コピー室はきみをしずかに想う部屋アカシア材の紙は置かれて
・第4回塔新人賞 佐藤涼子「記録」30首
  「橋上で止まるな!落ちる!」と言われてもどこが橋だか分から
  ない 闇
  安置所の仕事の後に深夜までパチンコする者 憑かれたように
北辻さん、佐藤さん、おめでとうございます。
授賞式は8月23日の全国大会の懇親会にて行います。

13:00から永田家にて「塔」8月号の再校および9月号の割付作業。参加者17名。
一か月後に迫った全国大会の話や会計業務に関する打合せなども平行して行う。永田さんがいると懸案事項が次々と決まっていくので有難い。
14:30頃に突然の大雨に見舞われたが、それ以外は良い天気。
17:00に無事作業を終える。
8月号には吉川宏志さんのインタビューがどーんと16ページにわたって載る予定。みなさん、どうぞお楽しみに。

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