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アーカイブ "2020年02月"

ブログ当番ではないのですが、割り込みで、失礼します。

毎年12月の上旬には、寒さ対策のため、観葉植物の鉢を家の中に
入れています。お天気の良い日中は、外で日に当てているのですが。
今まで一度も花を咲かせたことのない、「金のなる木」の鉢に、ミノムシが
ついているのを見つけました! 私、これまでほとんどミノムシを
見たことなかったので、感激してカメラを向けることに。

こんなところで越冬しちゃって、大丈夫?
と、声をかけています。四月には外に出すので、無事、旅立っていくでしょうが。
あれれ、題がまたまた真中風になっちまいました・・・。

 みの虫はみの虫のままに死ぬなれば柘榴の枝に吹かれよ吹かれよ
                     今野寿美『若夏記』

こんにちは、魚谷真梨子です。

先週とは打って変わって、冬が戻ってきたような週明けです。
娘が寝返りを覚えたので、目が離せない毎日です。

会員の皆様にはそろそろ『塔』2月号が届いている頃かと思います。

さて、誌面でもお知らせを載せていますが、
現在5月号の特集「豊穣祭」の原稿を募集しています。

「豊穣祭」は入会から十年ごとの節目に当る会員の方の特集です。
入会年で括ると、老若男女、様々な顔ぶれが揃い、
バラエティ豊かな作品を読むことができ、私も楽しみにしている特集です。

該当の方には個別でお知らせもしておりますが、
ぜひ原稿をお寄せください。

詳しくは2月号の89頁をご参照ください。

両脇にいるのは娘のともだち。
にぎにぎさんと、ぞうさんです。

一昨日(2月9日)、滋賀で2月恒例の「かるた歌会」があったので、行ってきました。
随分と寒い日で、大津京駅をおりると雪が降っていたのには驚きました。
(大阪の自宅を出て来るときには、全くそんな気配はなかったので。)

私は、母の影響もあって、子どものころからかるた(百人一首)には親しんでいて、私を含めた三姉妹とも、今でもかるたが大好きです。
三姉妹揃えば、季節に関係なく、必ず一度は(たいていは二度、三度…)かるたをします。
最近では、三人揃う機会もなかなか少なくなってきてしまいましたが。

我が家の中では「母の札」というものが存在します。

 寂しさに宿を立ち出でて眺むればいづこも同じ秋の夕暮れ

 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ

なぜこれが「母の札」かというと、母の名前が「いつこ」だからなのです。
かるたの取り札には濁点はありませんから、それぞれ「いつこもおなし」「くものいつこに」と書かれています。
それで、よく母が「これはお母さんの札だからね!」と言っており、私たちも自然と覚えてしまいました。

それから「父の札」というのも存在します。

 千早ぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは

 久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ

父は、家族でかるたをやっているときも、滅多に参加することはないのですが、ごくたまに一緒にやることがあります。
で、ごくたまにしか参加しないくせに、この二つの札は、まず間違いなく取っていくのです!
私を含め三姉妹とも相当な数かるたをやってきたはずなのですが、この二枚だけは滅多に父にかないませんでした。
ま、おかげで必死に覚えたのですが。

随分前になくなった伯父(母の兄)もかるたが好きな人でした。
伯父の好きだったのが

 天津風雲の通ひ路吹き閉ぢよ乙女の姿しばしとどめむ

そう言えば、なぜこの札が好きだったのかは、結局聞きそびれたままでした。
お正月に親戚で集まると、ほどよくお酒に酔った伯父が、この歌を唱えていたな…と思い出します。
この札、取り札が「を」で始まるのはこの一枚なので、とても目立ちますよね。

書いていたら、また家族でかるたをやりたくなりました。

椋鳥というと、街路樹や電柱の上に大群になるのが迷惑で、迷惑なことによって認知されることが多いように思う。
それほど大群でなくても、5~10羽ぐらいの群で芝をつついたりして、だいたい群で行動することが多い。

けさのおふたり。

この電線から見下ろすところの家の、戸袋で毎年子育てをしている。

去年と同じ2羽なのかどうかはわからないが、そろそろそういうシーズンなのだろう。

残り雪まだらとなりぬ畝の上を二羽の椋鳥きびきび動く/土肥朋子『涼しいうさぎ』

あまり寒くならないまま、もう節分だ。

鳥の子育て気分は、気温なのか日照時なのか。
もちろん暦を見ているわけではないだろうけれど。

ついでなので大群の写真も載せておく。
正月あけの頃。

こういう大群の中で《出会い》もあるのだろう。

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