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アーカイブ "2023年09月"

全国大会in福岡、楽しかったなあと思い出します。大会中は誌面に載せるための写真を撮っていたのですが、振り返ると自分用に撮った写真が3枚だけありました。

1枚目。行きの京都から博多までの山陽新幹線で、岡山付近で車内のワゴン販売がやって来たのを見て、思わず「ください」と言ったのがこれ。

新幹線のワゴン販売が10月末で終了というニュースを聞いていたので、新幹線名物のカッチカチのアイスクリーム、今のうちに食べておこう!と勇んだのですが、あれは東海道新幹線の話。山陽新幹線のワゴン販売は続くのでした。
販売員さんが「すぐに溶けてしまうので早めにお召し上がりください」とおっしゃったところで、カッチカチじゃないの??あれ??と気づいたのでした。同じことをする人はいるもので、前の席に座っていた若い男性2人からも「おい、車内販売終わるらしいぞ」「食べとこうや」という声が。
淡路島特産、なめらか~なヨーグルトアイスでした。おいしかったです。

2枚目がこちら。

会場の福岡国際会議場5階からの景色、博多港です。フェリーが出ていくところが見えます。韓国の釜山に行く船も出ているらしいです。ああ乗りたい。

前方に横たわっている横長の陸が、福岡市東区の「海の中道海浜公園」のあたりです。その左の、ポコンとした島が、志賀島です。あの金印の志賀島! 私は、あれはきっと志賀島、と検討がついた瞬間なぜかテンションが上がってしまって、
「志賀島ですよ!金印の!」と周りの人にもわあわあ言ったのですが、皆さんさほど感激するものでもないようで、「あ?ああ…」みたいな反応でした。勝手に興奮して申し訳ない……。名前だけ知っていた島と目の前の島とが合致したのが、たぶんうれしかったのです。時間があれば船で島に渡るんだけどなあ…

写真は撮っていないのですが、今回、会場から徒歩5分ほどのホテル博多プレイスというところに泊まりました。ここの朝ご飯が良かったです。普通の簡単なビュッフェなのですが、メニューにちょっとずつ工夫があり。すごいのが、スリランカカレーがあったこと。スリランカカレー、初めて食べました。後から調べると、スリランカカレーはココナツがベースになっているそうで、なるほど、確かに朝からでもさらさらと食べられるマイルドさ、クリーミーさでした。具はチキン。

3枚目の写真は自分の宝としておきますが、二十数年ぶりに再会した歌人と2人で撮らせてもらったもの。最後に会った時と今の間に二十数年が流れたとはとても思えず。先週飲んでさよならしたところじゃなかったっけ??とでも思えてしまうような感覚でした。不思議です。ずっとこんな感じなのかもしれません。歌のつながりはそういうところがありますね。

大変申し訳ありません、
しばらく都合により
塔開所日を「第二木曜」のみとさせていただきます。
「第三火曜」の開所日はありません。

それだけだとあまりに寂しいので…

写真は「塔」創設者の高安国世の短歌に
画家である息子の醇の絵を添えた作品集です。

うっとりするほど美しい仕上がりになっています。

先日の全国大会の参加者にはお配りしたのですが、まだ在庫があります。
ご希望の方は、「塔」の事務所に置いてありますので、
立ち寄られたらぜひお持ち帰りくださいね。

かきくらし雪ふりしきり降りしづみ我は真実を生きたかりけり 高安国世

9月17日(日)島根歌会の皆さんと年間回顧座談会を行いました。
『塔』の一年間を振り返りながら、歌に関する色々なご意見、
歌に対する思い、等を語り合いました。
誌面に載せられるのはその内のほんの一部になってしまいますが
12月号に間に合うように編集がんばります。

会場になった宍道公民館は新しく、とてもきれいな建物です。
これは廊下に飾られた凧。

夕暮れの宍道湖です。遠くに細長く伸びているのは空港です。

いつか観光でゆっくり来たいところです。
その時は飛行機で空から湖に降下するのもいいかも!

2023年9月9日(土)10日(日)、福岡国際会議場にて塔全国大会、
「現代短歌シンポジウムin福岡」が開催されました!
三年ぶりの通常開催、感無量です。
福岡国際会議場は海の見えるすてきな建物です。
会場内は広々としていて、会場前のホールも余裕があり
とても快適な会場でした。

赤煉瓦歌会の皆様を始め、地元スタッフの皆様
本当にありがとうございました!
また実行委員長を始め、全国大会委員の皆様にも感謝申し上げます!
「塔」会員以外の方にも多数ご来場いただきました。
とても華やかでにぎやかな大会となりました。

1日目
1:推し歌合せ
和歌短歌、千ン百年の歴史上初めての他人の歌での歌合わせ。
推し歌への愛が炸裂しました。
2:対談 「短歌における口語と文語」
吉川宏志×栗木京子
3:ディスカッション 「口語と文語の線引き?」
川本千栄×山下翔×平出奔+梶原さい子(司会)
4:夜は懇親会←これが三年ぶりなのです。やっぱり楽しい!
塔新人賞、短歌会賞の表彰式も行われました。
受賞者のお二方おめでとうございます!

2日目
1:全体歌会 選者総登場!
(解散後)
2:アフタートーク←初の試み
若手が登壇!全体歌会の歌について意見を交わしました。
これは面白かった。

『塔』1月号誌面に全国大会の報告が載ります。
対談、ディスカッションも順次収録されますのでお楽しみに!

来年は京都で会いましょう!


この夏、箪笥を漁っていたら出てきたTシャツ。トリスおじさん。
今日も暑い一日でした。皆さん、くーっと、今夜もおいしく水分補給してください。

さてさて。
先日書いた、すいか泥棒のタコについて。さっそく「これではないですか?」と情報をお寄せ下さった方が!!
イメージしていたものより明るい絵柄で、親しみやすい感じですが、たぶん、それだと思います。自分が子どもの頃に夢中になった絵本が幻ではなく実在するとわかってほっとしました。タコが大根を盗むお話などは結構あるそうで、さらに探してみると面白そう。貴重な情報(わたしにとって)をありがとうございました!!

それにしても、すいか泥棒のタコになぜあれほど夢中になったのかは我ながらやっぱり謎で、こればっかりは永遠に謎なんだろうなあ。

物置の絵本のなかに挟みてあり小さきむすめが書いたお話    花山多佳子『木香薔薇』

9月になってもまだまだ暑いですね。
今年はとにかく暑くて毎日ビールを飲むことばっかり考えていて、
うっかり西瓜を食べるのを忘れていました。
あわてて食べました。

ところで、子どもの頃夢中になった絵本に、夜になるとタコが海から上がってきて、すいか畑からすいかを盗むというお話がありまして。
子供向けにしては地味な絵本で、絵柄がかわいかったわけでも、大爆笑のおもしろさだったわけでもなかった(と思う)のですが、ある時期夢中で読んでいたことだけはよく覚えていて、すいかを食べるとなつかしく思い出します。

すいか畑の人がタコを捕まえようとしたけれど、タコは逃げ切って海へ帰っていった、というラストシーンだったような気がするのですが、最後もまんまとすいかを盗んだのだったかどうか。

いつの間にか実家の本棚から消えて、再読もかなわないすいか泥棒のタコのお話。
どうしてあんなに夢中になって読んだのかさっぱりわかりませんが、もう一度読んでみたいなあ。

西瓜割りしない季節の長いことずっと目隠しをしてるのに
     「西瓜のほうに目隠しを」鈴木晴香/『西瓜』創刊号

岡部史です、こんにちは。度々失礼します。

今夏は信じられないほどの酷暑続き。皆さんのお住まいの地では如何でしょう?
夏の暑さに縁のなかったはずの北海道などでも、
猛暑日に近い気温が続いたりと、心配な状況ですね。

東京では一時、渇水の傾向も報じられていました。酷暑に加えて水の心配も
しなければならないとしたら・・・、と気が重くなってのですが。
そちらは解消傾向にあるようです。

トルコを訪れたのはもう四半世紀も前になりますが、街角に
派手な服装の男性たちが立っていて、いったいどういう人?
と目を奪われました。彼らは水を売っているのでした。

当時、かの地ではペットボトルの飲料もあまり普及していなくて、
また、観光客の気を引く、ということも狙いだったのでしょうね。
その証拠に、現在も水売りさんたちは健在のようです。
記念に上の写真のような水売り人形を購入してきたのですが。
久しぶりに出してみたら、なんと顔の一部が傷んでいました(!)。
日本は湿度が高いせいかなあ・・・。

あるいはここで焉らんわれか身を浄む薔薇水一瓶スークに購(あがな)う
                         三井修『砂の詩学』

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