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アーカイブ "2021年10月"

こんばんは。
荻原伸です。

いま現在、ぼくが住んでいる鳥取市界隈は非常に激しい雨が降っています。雷もゴロゴロなっています。みなさまのところいはいかがでしょうか。被害などないといいのですが。。。

話はぐるんと軽くなってしまいます。ごめんなさい。中学の頃だったでしょうか、土砂降りを「It’s raining cats and dogs.」と習いました。少し前の大雨のときに、「It’s raining cats and dogs.」だねと同僚のコロラド出身のアメリカ人のジョンに話しかけました。すると、彼はうんうんと言いながら、でも、多分その表現は古めかしいので理解はできるけど自分は使わないな、というように教えてくれました。じゃあ土砂降りはどういうの(whatchamacallit?)ときくと、「It’s pouring rain.とかhardとかheavy」というような感じかな、地域や世代にもよるだろうけれど、と彼は言ったのでした。ぼくはそれをきいてなるほどと思いながら、そういえば「滝のように降る」って自分では言わないし、そもそもこのごろ聞かなくなったなと日本語のことを思いました。

「滝のように降る」。なんだか気になってしまい、調べてみると。気象庁のページにありました。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html

 

滝というとぼくは鳥取市にある「雨滝(あめだき)」という大きな滝を思ってしまいます。あの滝のスケールで雨が降ってきたら。。。と想像しただけで怖くなってしまいます。雨の被害、ありませんように。

朝焼けがでんぐりがえって夕焼けで母は記憶をたどり続ける/江戸雪「眠り」『西瓜』第2号

つい先日まで半袖でしたのに、急に寒くなりました。
みなさま、すこやかにお過ごしですか。
荻原伸です。

このごろ、コラボ商品というものの話題がよく流れてくるような気がします。ColdplayとBTS、BTSとガム、鬼滅の刃とinゼリー、undercoverとエヴァンゲリオン、NIKEとsacai、などなど。

土曜日、ユニクロとWhite Mountaineeringのコラボ商品が発売されました。流れてくるSNSの情報でも発売前からかなり話題になっていましたよね。発売当日、ホワイトマウンテニアリングを愛してやまない友人が、当日の10時に買いに行ってきた!とメッセージを送ってきました。もともと、どうしてもそれを手に入れたいというホワイトマウンテニアリングのマニアでもなかったぼくなのですが、なんだか俄然欲しくなってしまい、祭に参加するように買いに行ってしまいました。鳥取は今朝、ぐっと気温がさがったので、さっそくその冬物を着て出勤しました。

寒くなると、鍋。タイミングよく、博多のもつ鍋専門店のもつ鍋セットを買っていたので夜いただきました。くーぅっ。出汁が、出汁が、うまいです!あったまりました。

惑星は整列が好き 大鍋に小鍋をしまい終わるいちにち/工藤玲音『水中で口笛』

 

今日は11月号の再校、12月号の割付作業でした。京都市のこどもみらい館の会議室を借り、20名ほどで実施。再校は、人数が少ないと全体を1回りか2回り見るのがやっとです。コロナ下では苦心することが何度かありました。今回の人数では、余裕で3回り見ることができました。初参加の方もいらっしゃり、ありがたいことです。「塔」の何かを手伝ってみたいという方、ぜひ再校においでください。

さて、私は割付担当です。これが12月号の原稿の束だ!

どの欄をどこに配置するか考え、台割表というのに書き込んでいきます。けっこう頭を使うので、一仕事した後にはかなりおなかがすきます。月末にさらに選歌欄評などの原稿を追加します。今回は全体で264頁+「塔のひろば」になる見込み。ずっしりしたのが皆さんのお手元に行きますから、どうぞお楽しみに。

昨日は京都神無月歌会、3カ月ぶりの対面の歌会でした。15名参加。
とても、とても楽しかったです。

オンライン歌会の良さももちろんあるのですが(遠くの人と話せる、など)、実際に会って行う歌会は、参加者の熱が上がる瞬間が分かるのが面白いです。
別に皆さんの顔をじーっと見ているわけではないのですが、その場にいるだけで、、「あ、いまこの言葉に引っかかってるな」とか「いまの評にぜったい納得してないでしょ」といった感じで分かるのですね。
発言に対する反応もお互いに遠慮がなく、かといって行き過ぎもなくて、とてもよいです。

ちょうど「塔」12月号の「特集 年間回顧」に向けて「歌会の一年」をまとめているところです。この一年、各地の歌会がメールやZoomを活用するなど苦心し、工夫して歌会を維持してきたことを読んでいるところだったので、対面の歌会のありがたさがいっそう身に染みました。

先月、今月と、対面での歌会を再開しているところもあるようです。
無理はせず、少しずつでも、対面が増えていきますように。

京都市東山区の「ギャラリー白川」で、高安醇さんの新作展「我が心は我が色彩」が開催されています。期間は10月24日(日)(*月曜休廊)までですので、お近くの方はぜひ。高安醇さんは「塔」を創刊した高安国世のご子息。『塔事典』のp.137に詳しく紹介されています。4年前の展覧会は私も見に行ったのですが、深い赤の色彩がとても印象に残っています。以下は、今回の展示をすでにご覧になった藤田千鶴さんのブログ記事です。

https://blog.goo.ne.jp/voake3/e/6d2eb1c9eb8942911a92325221b05148

また、ギャラリーに行くのが難しい方も、今回の展示にあわせて制作された動画で高安醇さんの抽象画の世界を楽しむことができます。ぜひ再生してみてください。

 

 

 

 

10月なのになぜこんなに暑い…汗ばむ日が続いています。
天気のよいある日、比叡山に登ってきました。子どもの足が強くなってきたので、しばらく行っていなかった山歩き(といってもハイキング程度)を再開しています。

こちらの写真、山頂の少し下、眺望の開けたところから北を見ています。右奥に滋賀県側の琵琶湖、左下には京都側の大原の里が見えます。この日は本当に天気がよくて、南の方向には大阪市のビル群、西方向には丹波山地の連なりを延々と眺めることができました。

ところで、比叡山にかつてスキー場があったというのは京都に住む人の常識なのでしょうか。知りませんでした。二十数年住んでいて、初めて知りました。
比叡山人工スキー場というのが1964年にオープンして、2001年シーズンまで営業していたようです。2001年て、私、すでに京都に住んでいたけどな。知らなかったなあ。
数年前まではリフトやレストハウスの建物が残っていて、廃墟好きの人が見にくることもあったようですが、現在は、草の斜面があるばかり。ダンボールを持ってくればよかった、滑りたかったねなどと言いながら(滑ってよいのかどうかは知らず)、草にダイブ。

こんな景色だ。最高だ。

すすきの穂がふわふわになる頃にもう一度来ようと思いました。

この10月2日(土)より、普通郵便の土曜配達が廃止されました。
また、普通郵便の到着までにかかる日数も、従来より1日程度多くかかる見込です。

これに伴って、会員のみなさまには、毎月の送付の際には下記の点にご注意くださいますよう、お願いいたします。

①詠草の「毎月20日締切」は「20日必着」です
 (「消印有効」ではありません
②送付先住所までの到着に要する日数を確認し(日本郵便のHPで確認できます)、
 20日までには必ず届くよう、余裕を持って投函するように心掛けてください。
 目安として、これまでより2~3日早めに投函してください。
③特に
 20日が土曜日に当たる月       →19日(金)必着で
 19日が土曜日、20日が日曜日に当たる月→18日(金)必着で
 届くように、投函日には十分注意してください。
④必ず普通郵便で送付してください。
 速達の利用は極力避けてください
 詠草受付担当者の過大な負担となります。

その他「塔の便利帳」の「Ⅱ.「塔」作品欄への投稿方法について」記載の各注意事項も、今一度ご確認ください。 

早速、11月は20日が土曜日になります。
11月は19日(金)までに必ず届くように、余裕を持って投函してください。

以上、会員部からのお知らせでした。
毎月の「塔」の円滑な発行のために、会員のみなさまのより一層のご協力をお願いいたします。

緊急事態宣言が解除されましたね。
と言ってもすぐに生活が元通りになるわけではなく
慎重に少しずつ戻していかなければなりませんが。

さて、もし京都の近くにお住まいなら
少しだけ足を延ばして京都に来てみませんか。
と言っても観光地は混みそうで不安…。
人の少ないところなら……

そこで、です。
「塔」の再校作業を覗いてみませんか。
毎月第三日曜日は「塔」の京都市内の会議室などを借りて
「塔」の再校作業をしています。10月は17日(日)です。
一度見てみたい!という人はぜひお越しください。
(来たら作業があるんですけどね、フフフ。)
どんな風に「塔」が作られるか現場を見ることができますよ。

お問い合わせは
EZS01212☆nifty.ne.jp (←☆を@に変えて下さい。)
川本千栄まで。

また前日の16日(土)には京都旧月歌会を
これも京都市内で行っています。
詳しくは『塔』の各地歌会案内(9月号はP275)の
担当者様までお問合せ下さい。

写真は9月の再校作業に出かける途中に京都駅前で。
京都中央郵便局の壁面に京都タワーが映っていました。
いいお天気でとてもきれいでした。

みちのくのうすべにコスモス因幡路の白きコスモス京都に帰るよ
                 河野裕子『日付のある歌』

2021年9月12日(日)は本来なら全国大会開催予定でしたが
コロナウィルスによる緊急事態宣言のため延期に。涙
そこで大会で行われる予定だった
「塔」第11回新人賞・短歌会賞授賞式がオンラインで開催されました。
80名を超える方々がZoomの画面に集いお祝いをしました。
改めまして短歌会賞受賞の澤端節子さん、
新人賞受賞の森山緋紗さん、おめでとうございます!

その後、受賞記念座談会ということで、受賞作二作と
第63回短歌研究新人賞受賞作 平出奔「Victim」
第32回歌壇賞受賞作 帷子つらね「ハイドランジア」
を対象として読みました。

パネラーは花山周子さん、浅野大輝さん、橋本牧人さん。
司会は川本千栄です。
(5月と9月の座談会での司会でしたが、同時期に発表になりました。
 ややこしくなってしまいましたね。汗)

作品を読んで、鑑賞・批評するだけでなく、
現代短歌の問題点とも結びつけて論じることができました。
2時間超、アツイ時間を共有いたしました。

さてさて、その後2週間、この座談会の様子はyoutubeで
期間限定配信されました。
そして何と!写真にあるように再生回数762回!!
ちょっとすごくないですか??
「塔」以外の方にも多数御閲覧いただきました。感謝です。

コロナが収束した後もこうした動画配信は
様々な活用方法がありそうですね。

エナメルの靴を履かせてくれた日は母が誰かに頭を下げる日   森山緋紗
海老茶いろを掴めるほどの小ささで湖の向こうを電車は走る   澤端節子
信号がついさっき青じゃなかったらきっと渡っていた歩道橋   平出奔
広義では血も水なのでひび割れの少ないコップとして生きている 帷子つらね

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