金曜日
いたって普通の金曜日。ただ夕方から現代歌人集会の理事会。今年の歌人集会賞の候補作の絞り込みなど。候補作は5冊、理事みんなが一ヶ月かけて読み込みます。
その後にいつもの金曜日バスケットボールへ。2時間ほど汗を流す。身体を動かすと気持ちいいもの。
彼岸花が随分と色褪せてしまいました。今年はなんだか秋の進み方が早い気がしますね。
明日は夜からとある方に会いに行きます。東京からお越しなんですが、自宅のごく近所にお泊まり。
日曜は刺激的なシンポジウムがあるのですが、残念ながら太宰府に先約があって、そちらへ。
たぶん明日は書き込めないので、今週は2回のみの更新となってしまいました。次の当番ではもう少しこまめにアップしますね。
コメントの書き方 など
ブログ当番をすっかり忘れていた永田です。困ったものです。
「ブログにコメントできない」という話が昨日の再校作業で挙がりました。
コメントを書いた後に欄の下にある「私はロボットではありません」という横のチェックボックスを✓してください。
するとちょっと歪んだ(京都弁では「いがんだ」)数字がたしか4桁ほど出ますので、それを入力すると書き込めます。
あらゆるブログに一斉に機械的に出される広告をブロックするための機構です。お手数ですがよろしくお願いします。
さて、昨日は京都府立芸術会館で再校作業、総勢18名。差し入れの葡萄や梨、お菓子などをいただきながら5時まで。
種までは食べませんが(何個かは間違って食べてしまいました)、葡萄は皮まで食べちゃう派です。ただ他の多くの方々(除:編集長)は皮を丁寧に剝いて食べておられました。そういや校正をしていたら、スイカの種を食べたら肩から芽が出て蔓が伸びるとお父さんに脅された、って歌を出されていた会員がおられました。いずこも同じですね。肩から葡萄の芽が出たらいいな。そういや「頭に柿の木」ってお話しもありましたね。
校正の後には10数人で連れ立って、隣の梨木神社で行われていた「家族の歌」の朗読劇を鑑賞。8時まで。その後何人かで食事。
僕はその後、日付が変わる頃まで一人でまた飲みに・・・
で、なんでオシロイバナって言うのかを最近まで知りませんでした。
砂丘
先週、青春18きっぷを利用して京都駅から福知山、浜坂を経由して、鳥取へいった。
ちょうど台風の時期と重なり、天候はあまりよろしくなかったけれど、
曇りのまま持ちこたえてくれて、存分に鳥取砂丘を満喫。
砂がほんとうに大きく丘となって盛り上がっていて、
その砂丘をのぼればのぼるほどに風は強くなり、足首を打つ砂も多くなる。
そしてその丘を降りたところには波に荒れる日本海。
3,40分ほど海を見ながらぼーっとしていたのだけれど、
スニーカーを波にさらわれかけて正気に戻りました。
地図で見ると近く思えるのだけれど、特急を使わなければ京都駅から電車で6時間。
けれども車窓には海や山が幾度も入れ替わり現れて、飽きない旅でした。
あの有名な「余部鉄橋」も通りましたが、架け替え工事前をぜひ見てみたかったなあ。
つばす
岡山歌会
『塔』9月号の目次です
石垣島
週末、石垣島に行ってきました。
写真は川平湾、こんな水の色は初めて見ました。
ひたすらな海。
自然はもちろん、住んでいる人々の表情や言葉などからも南の「島」を感じ続けた三日間でした。
例えば面白かったのが人名、そして漢字の使われ方。
「大森」など「○○モリ」という姓の場合、石垣島では「モリ」に「盛」の字が当てられ、なぜか「森」がつくことはめったにないんだそうです。
大盛静佳。むむむ。
石垣空港に着いたのが夜だったので、宿へ向かうバスの外は真っ暗闇でした。
その闇の深さがこころに残りました。
釣り船のあかりと星とを分かちゐし水平線が闇にほどける/光森裕樹
ねっとりと濃く甘き闇迫りくる南の島の舌の分厚さ/松村由利子
珈琲とふせんと編集長
普段は電動のミルをつかっておりまして、あ、珈琲のことです。このミルは昔ながらの喫茶店にあるような赤いボディの、でもそれよりはややこぶりのちょっとかわいいやつです。かわいいと言ってもやわなものではなく、大阪の富士珈機という焙煎機やミルを専門に手がける会社の由緒正しいミルです。バリバリバリっという音とともに一瞬にして挽きおわるので、思い立ったらすぐに珈琲を淹れることができて、もう10年以上もこれに頼りきっております。
あした先(ま)づ飲む珈琲はくさぐさの思想より濃く胃の腑に沈む
高野公彦『淡青』1982
この頃は、どうしてこうも珈琲が美味しいのかとおもうほど、珈琲の季節になりました。
それで、なんとなく、手動のミルを使おうかという気になりました。久しぶりにがりがりと挽いていると、回しながらなんだかだんだんと気分がよくなるじぶんに気づきました。不思議なことに。
珈琲を飲んだあとに文具屋へ寄ると、越前和紙のふせんがありました。
珈琲と文具の季節と言えば脈絡のないおかしな感じがしますが、でも、そんな気分のこのごろです。
追記。
今日9月3日はわれらが編集長・松村正直さんの45歳の誕生日です。
おめでとうございます♪
無花果のてんぷら
八月の終わり間近な日のこと。アイルランド人の同僚に、「雲や風が夏とはずいぶん違うし、もう秋だなぁ。」と言ったところ、「いや、アイルランド人にとってはまだ夏だよ。」と彼女は応えました。ぼくにとってはもう秋そのものなのに。
今日から9月になりました。
七曜のめぐりにはつか風冷えて梨のおもたき九月となりぬ
河野美砂子『ゼクエンツ』2015
今シーズンの梨はまだ口にしていませんのですが、つい先日、無花果をいただきました。
件の日本料理屋の店主が、甘さが一層増すからといって無花果をてんぷらにして田楽味噌を添えて出してくれました。初体験の無花果のてんぷら。一口にぱくりとやりましたら、口いっぱいに果肉のみずみずしさと甘酸っぱさが溢れました。おお、こんな食べ方もあったのですな。
食欲の秋が到来してしまいました♪