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アーカイブ "2015年02月"

今年は閏年ではないので2月は28日まで。
2月29日は竹山広の誕生日です。
二月二十九日たたみの暮るるころ戦きておもふ死後は永遠
             竹山広『千日千夜』
二月二十九日晴天 八十のこころ八十のからだを支ふ
             竹山広『射禱』

今年の現代歌人集会春季大会は、7月20日に長崎で「竹山広—戦後七十年」をテーマに行います。詳細については、また後日お知らせします。

13:00から事務所にて、「『現代秀歌』を読む会」の2回目。
参加者16名。
今日は第2章「青春」を読む。
まずは本の文章を音読して、その後、歌の読みについて1首20分くらいかけて議論をしていく。最初の寺山修司の〈海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり〉から、多くの意見が飛び交って賑やかな会となった。
それにしても、名歌・秀歌と言われる歌には、普段の歌会だったら「言い過ぎ」とか「甘い」とか「表現のキズ」とされる部分がしばしば見受けられる。これはどういうことなんだろう。私たちが歌会でやっていることは一体何なのか。
16:00終了。
次回は3月24日(火)に第3章「新しい表現を求めて」を読みます。
皆さん、どうぞお越しください。

13:00から永田家にて、3月号の再校と4月号の割付作業。
参加者19名。
永田家の斜面に鬱蒼と生えていた竹や木が切り払われて、すっきりとした眺めになっていた。
3月号、4月号ともに特集等はなくスリムな誌面になりそうだ。
参加者も多かったおかげでスムーズに作業は進む。
3月末でのメール便の廃止が話題にのぼる。法人向けの新サービスを利用するにしても、これまでより値上げになるのは間違いない。毎月1200通の発送があることを考えると、収支的に大きな痛手である。
17:00終了。
外はまだ暗くなっていない。随分と日が長くなった。

「塔」2月号で「『塔事典』を読む」という特集を組みましたが、「短歌研究」3月号の短歌時評にも『塔事典』が取り上げられています。光森裕樹さんの時評「未刊の事典、砂の事典」は、まず結社の数が減ってきていることについて述べた上で、
 この状況において『塔事典』が齎すものを考えたい。
 まず、なくなった結社それぞれにも〈未刊の事典〉があったはずである。『塔事典』の分厚さへの感動は、その数倍の分厚さの喪失を呼び起こす。
 次に、『塔事典』が世の結社に問うたことの大きさである。(…)

と記しています。
皆さん、どうぞお読みください。

今週の朝日新聞夕刊のインタビュー「人生の贈りもの」は岡井隆さん。今日が5回目。
「1950年代の岡井隆さんと歌誌『未来』の仲間ら」という写真が掲載されている。これは、未来短歌会編『「未来」と現代短歌』によれば、昭和31年8月27日の「未来」大阪大会の時のものである。
前列右から2人目の岡井さんの隣りに写っているのは黒住嘉輝さん。後列には近藤芳美とともに高安国世の姿もある。「未来」と「塔」が兄弟結社とも言われていた頃の雰囲気がよく伝わってくる一枚だ。

NHK出版から、『新版 作歌のヒント』 が出ます。
2007年刊行の 『作歌のヒント』 に「日常のなかでこそ歌を!」「短詩型における表現の本質」の2章を加えた増補決定版とのこと。
そう言えば、「歌壇」3月号の永田さんの連載「某月某日」に、こんな歌がありました。
   1月10日(土) 夜、NHK出版 『新版 作歌のヒント』 の校正、
            「新版に寄せて」の原稿など
  さういへば新版が出るははじめてか八年前の髪の黒さよ
詳しくは→こちら(アマゾンの商品紹介)

今朝の読売新聞の長谷川櫂さんのコラム「四季」は、栗木京子さんの歌でした。
半開きのドアのむかうにいま一つ鎖(さ)されし扉(と)あり夫と暮らせり
第1歌集『水惑星』の歌ですね。
「(…)恋人、夫婦といっても所詮は他人。いつもそばにいる大きな謎。この歌のように。」

九州の歌人を中心とした「現代短歌・南の会」の発行する「梁」88号が届いた。「塔」関係では、大橋智恵子さん、村田弘子さん、矢澤麻子さん、阿蘇礼子さんの作品が載っている。
 父母を訪ねてゆくか胃カメラの鼻へと入りてくだりはじめる
               大橋智恵子
 このひとの奥処を細くながれゐる怒りの水音われは聞きゐる
               村田弘子
 復職をすると知らせる友からの電話を終えて眩しき午後だ
               矢澤麻子
 確信のもてないことをかなしみて翻訳してゐるわたしのこころ
               阿蘇礼子

大森静佳さんの連載「河野裕子の歌鏡」は三回目。
第4歌集『はやりを』と第5歌集『紅』を取り上げている。
今回も力のこもった内容で、『紅』と小池光『日々の思い出』を比較するなど、着眼点が鮮やかだ。
他に、小川和恵、梶原さい子、沼尻つた子の参加する同人誌「ないがしろ」について論じた文章(生田亜々子「同い年の今と短歌」)も掲載されている。

13:00から芦屋市民会館で芦屋歌会。
詠草21首、参加者19名。
朝、京都を出た時は曇り空だったのだが、芦屋に着いたらとても良い天気。いつもは4階の眺めの良い部屋を使っているのだが、今日は会場の都合で1階の部屋だった。
16:30終了。
溜まっている原稿があるので、お茶はせずにそのまま帰る。
京都駅から乗ったJR奈良線で、学校帰りの息子と一緒になった。

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