ブログ

アーカイブ "2022年02月"

いつも出てくるときは、宣伝ばかりで申し訳ありません。しかもNHKさんのばかり。。。。(決して勧誘員ではありません←当たり前)

標題のような催しが行われます。前日まで受け付けしておられるそうです。

Zoomといまのところ、対面もあるかもしれないとのことです。よろしければお申し込みください。

https://coubic.com/ngaku-online/951826

録画しておいたNHK BS1「ほんたうに俺でよかつたのか」を見終わったところです。とてもよかったです。トーストにバターを塗っている河野さんの写真、初めて見たなぁ…

1月半ば発行の『現代短歌03 永田和宏の現在』もちらっと出てきました。
塔の歌人も多く執筆しているこちらも、ぜひお読みください。

あんまり言うとネタバレになってしまうので書きませんが、一つだけ。
永田さん、味噌汁にニンジンは入れます。ぜんぜん間違いじゃないです。おいしいです。

2月も終わりというのに、寒い日が続きますがいかがお過ごしのことでしょうか。

さて、直前のお知らせとなりましたが、2月25日(金)の午後8時からNHK BS1にて「ほんたうに俺でよかつたのか」という番組が放送されます。
永田和宏と河野裕子の青春時代を辿ったドキュメンタリーになっているはずです。

お時間おありの方はご覧くださいますようお願いします。

https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/W66PX86949/

前回の投稿がきっかけで小学校時代、好きだったものを思い出しました。
何と言っても好きだったのは「シール集め」。
買ったシールを友達と交換するのが一番楽しい遊びでした。
親には不健康だから外で遊べとよく言われたものです。
小学生のお小遣いのほとんどを費やしていました。
人間はなにかこう、ペタッと貼るのが好きなのではないでしょうか。
プリクラなんかも半分は貼る楽しみでは…?

そうまでして集めたシールは宝物で、ほとんど貼らず、
「いつか大人になったら」使おうと思っていました。
大人になったら逆に機会が減り、ずいぶんな年齢までシールは保管されていました。

結局は自分の子どもが小さい頃のシール貼り遊びに差し出してしまいました。
キャラクターシールでも私の宝物シールでも見境い無し。
ぺったん、ぺったん・・・。

もうそんなこととは縁が無くなったと思っていた昨今、
多くの記念切手がシール状になり、貼りたい欲を刺激してきます。
お手紙を書き終えて、美しい切手をペタッと貼る瞬間の喜び。
竹久夢二の切手を見ると一気にシール好きの小学生にタイムスリップ!

そしてマスキング・テープ、通称マステ。
最近、観光地や美術展なども、美しいマステで貼りたい欲をぐいぐい押してきます。
京都で「上野リチ展」があった時、写真の上の3本を買いました。
一番下は北海道旅行で「小樽文学館」に行った時に買いました。
石川啄木、中城ふみ子、左川ちかの似顔絵が見えるでしょうか。

一番使うのはもちろんお手紙なのですが、メールの普及でお手紙を書く機会が減り、
貼りたい欲だけがぐんぐん肥大しています。

ももいろの封筒の角ちろちろと猫の舌ほどしめしてゐたり 河野裕子
切手たちはとても小さく美しいミシン目一ミリの縁かざり付けて 同


先日の三連休、自分の原稿を整理していて2012年に某誌に書いた論を見つけました。
斎藤史の短歌と堀口大學の訳詩の類似について述べたものです。(用語は当時のまま)

くろんぼのあの友達も春となり掌(て)を桃色にみがいてかざす  斎藤史『魚歌』
 
黑奴の兵隊さんがやすんでゐる/彼のそばでドニイズはながめてゐる/
かの女の美しさを愛撫したので/そこだけ桃いろに染まつた/男の手のひらを
                     ジヤン・コクトオ「黑奴と美人」

アクロバティクの踊り子たちは水の中で白い蛭になる夢ばかり見き 斎藤史・同

オペラの踊り子も/蟹に似て/きらびやかな樂屋廊下へ/腕を輪にして出てまゐる。
                        ジヤン・コクトオ「踊り子」

散つて散つてとめどない杏の花の道にまぎれこまうとダンテルを着る 斎藤史・同

あすぱらがすはだんてるを着こみ/珊瑚珠のような實(み)を育(そだて)てゐる。 
                      ルミ・ド・グウルモン「庭」
                 *ダンテルはフランス語でレースのこと。

泣いて居る女はまことにやさしくて驢馬のやうなるまたたきをせり 斎藤史・同

少女(をとめ)よ、驢馬に訊ねるがよい、/わたしは今泣いてゐるのか笑つてゐるのか
を?               フランシス・ジヤム「私は驢馬を好きだ」

どうです、似てませんか?
訳詩は一番目は堀口大學『空しき花束』、二番目以降は同『月下の一群』からです。
斎藤史は堀口大學の詩を熱心に読んでいたのでしょう。
モダニズム短歌への堀口大學の訳詩の影響、もっと調べてみたいテーマです。

私は小学生の頃から、詩を読んでいました。
主にこうした西洋の訳詩や立原道造、大手拓次らの詩です。
なぜ小学生が? その理由は・・・

当時愛読していた少女漫画誌『りぼん』の付録のノートに
これらの詩が海外の美しい写真と共に掲載されていたからです。
『りぼん』ですよ!?
寺山修司の名前も『りぼん』で知りました。
美しい写真を見ながら詩を読んで、ふーっと溜息をついていたわけですね。

相当物持ちのいい私なので、『りぼん』の付録の写真を撮ろうかと
探したのですが、さすがにもう持っていませんでした。
代わりに昔行ったノイシュバンシュタイン城の絵葉書を載せときます。

2月の詠草は

 2月18日(金) 必着です!

19日(土)、20日(日)には普通郵便の配達がないためです。

また、従来より1~2日程度、到着までに日数がかかるようになっています。
大雪などの影響でさらに時間がかかることもあります。

ですので、気持ちとしては

 16日(水)までに届ける

くらいで詠草を準備・投函してください。

詠草受付担当者の方は、限られた日数の中で膨大な数の詠草を取りまとめ、選者に発送しています。
日数に余裕がなくなれば、ミスを誘発しかねません。
また、選者に送るのが遅くなれば、選者が選歌に使える日数が減ってしまいます。

「1人くらい」「1日くらい」と思っても、それが積み重なれば、「塔」発行の大きな妨げになります。
どうぞ、詠草は日数に余裕を持って投函してください。
よろしくお願いいたします。

本文とは全く関係ありませんが、最近作った、ハート型のマカロンポーチです。

寒いですね~。出かけるときは手袋が欠かせません。が、わたしは手が小さいので、五本指のある手袋はいまひとつしっくりきません。気が付けば20年以上も同じミトン(親指だけが分かれていて、あとの指はひとまとめのタイプ)を使っています。

年季の入ったわたしのミトン。

写真写りが悪いなあ。もっとくっきりとこげ茶色です、実際は。

手しごとを好みし祖母に似てゐるかつくづく見れば小さきわが手  尾崎知子『三ツ石の沖』

尾崎さんの手袋はどんな手袋だろうと思いつつ、わたしの小さい手は、まだ当分このミトンにお世話になるつもりです。

 

 

今日も近所のおはなし。

近所にはお世話になっている郵便ポストがいくつかありますが、

ひとつだけ、まだ投函したことのない郵便ポストがあります。

これです。

うしろむきな郵便ポスト。

 

もうちょっと寄ってみましょう。

 

 

 

 

 

こんな感じ。

塀にかなり接近していて、郵便ポストの正面にまわって投函しようと思うとちょっと根性がいります。

郵便ポストが設置されてから塀ができて…ということなのでしょうが、なんとかならなかったんでしょうかね。

年末年始には年賀状に対応していたので、現役の郵便ポストであることは間違いないようです。

なんにせよ、いつも妙に気になる背中。

今月の月詠、投函してみようか。

(みなさん、月詠、遅れないように出してね。ちょっと気が早いけど。)

今年の冬も暖炉。よその家のだけど。

暖炉のそばで過ごす時間がたっぷりあるとしあわせ。本を読んだり、ちょっと寝ちゃったり。何をしていてもあったかくて気持ちいい。

 

外は雨薪ストーブに足なげて孫娘の読むハリーポッター   小林則子『薪ストーブの家(2)』

 

うちには暖炉がないので(設置する予定もない)、近所の煙突のある家をなんとなくおぼえて、通りすがりに煙突から煙が出ているのを見るとときめく日々。とくに朝早くに煙突から煙が出ているのを見るのが好き。「冬はつとめて」って、こういうことだったのか。(ちょっと違う?)

 

 

今日は何の日かというと、なにやらやたら “2” がたくさん並ぶ日です。

2022年2月2日。

0と2が並ぶ時刻をいろいろ撮ってみました。

「日本標準時 (JST) が、2022/02/02 20:22:02」

「日本標準時 (JST) が、2022/02/02 22:22:22」

午前2時台を撮りそこねてしまったので、時差に頼って、

「協定世界時 (UTC) が、2022/02/02 02:02:02」

2月20日や2月22日も楽しみです。

その次は、200年後!

 

明日は節分です。

ページトップへ