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前回の投稿がきっかけで小学校時代、好きだったものを思い出しました。
何と言っても好きだったのは「シール集め」。
買ったシールを友達と交換するのが一番楽しい遊びでした。
親には不健康だから外で遊べとよく言われたものです。
小学生のお小遣いのほとんどを費やしていました。
人間はなにかこう、ペタッと貼るのが好きなのではないでしょうか。
プリクラなんかも半分は貼る楽しみでは…?

そうまでして集めたシールは宝物で、ほとんど貼らず、
「いつか大人になったら」使おうと思っていました。
大人になったら逆に機会が減り、ずいぶんな年齢までシールは保管されていました。

結局は自分の子どもが小さい頃のシール貼り遊びに差し出してしまいました。
キャラクターシールでも私の宝物シールでも見境い無し。
ぺったん、ぺったん・・・。

もうそんなこととは縁が無くなったと思っていた昨今、
多くの記念切手がシール状になり、貼りたい欲を刺激してきます。
お手紙を書き終えて、美しい切手をペタッと貼る瞬間の喜び。
竹久夢二の切手を見ると一気にシール好きの小学生にタイムスリップ!

そしてマスキング・テープ、通称マステ。
最近、観光地や美術展なども、美しいマステで貼りたい欲をぐいぐい押してきます。
京都で「上野リチ展」があった時、写真の上の3本を買いました。
一番下は北海道旅行で「小樽文学館」に行った時に買いました。
石川啄木、中城ふみ子、左川ちかの似顔絵が見えるでしょうか。

一番使うのはもちろんお手紙なのですが、メールの普及でお手紙を書く機会が減り、
貼りたい欲だけがぐんぐん肥大しています。

ももいろの封筒の角ちろちろと猫の舌ほどしめしてゐたり 河野裕子
切手たちはとても小さく美しいミシン目一ミリの縁かざり付けて 同

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