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アーカイブ "2013年06月"

「塔」は来年、創刊60周年を迎える。
今日は11:00から事務所にて、60周年記念事業に関する作業を行う。永田さんはじめ6名が参加。
昼食を食べに行く時間がもったいないので、各自弁当を持参して集まった。途中その弁当を食べただけで、あとはひたすら原稿を読んだり、本を調べたり、ペンを走らせたりする。
19:30終了。
8時間みっちりと作業して疲労困憊。それでも、予定したところまでは進まなかった。
次回も頑張らなくては。

27日の木曜日に和歌山の那智勝浦でNHKの短歌大会があって、それに呼ばれてました。NHKの大会に出させてもらうのは初めて。
前夜に他の選者の方、スタッフの方ともども食事をご一緒することになっていたので水曜日の朝に出発。新大阪駅を11時の特急くろしおに乗る予定でした。現地には15時前に到着予定。
10時半に新大阪着、待っていると「くろしお号○×○×〜〜」のアナウンス。改札で確かめると、紀伊半島が大雨のため13時まで運行中止が決定、それ以後は状況を見ながら、とのこと。
慌ててNHKの現地スタッフの方に電話するも不通。東京のNHK学園に電話し、在来線でとりあえず和歌山まで向かうことを伝える。新大阪から大阪まで出て、そこから紀州路快速に乗り、和歌山から乗り換え、さらに御坊で乗り換え、さらに紀伊田辺で乗り換えで紀伊勝浦着、という西村京太郎ばりのタイムスケジュールで乗り継いで現地に19時12分着とのことを駅員さんが言っていた。
大阪から紀州路快速に乗っていたら携帯電話に着信、先ほどの東京のNHK学園からで、「新大阪発12時発の新幹線のぞみで名古屋まで出て、そこから特急ワイドビュー南紀で辿り着けます。新大阪まで行けませんか?」とのこと。その時11時25分、場所は新今宮直前。とりあえず新今宮で飛び降りて、向かい側に停まっていた環状線に乗り換えて再度、大阪、新大阪を目指す。大阪環状線をぐるっと丸一周。新大阪に12時に辿り着けるか微妙な時間だったけれど、名古屋に行けばもう一本あとの特急ワイドビューがあるだろう、と楽観的に考えていた。
案の定、新大阪に11時56分頃着。12時の新幹線間に合わず。みどりの窓口で特急くろしおの切符を振り替えてもらえるのか、名古屋経由で勝浦に行けるのかを訊く。すると12時発の新幹線を逃すと、紀伊勝浦には着けないことが判明。しかもそのルートの在来線利用だと手前の新宮までしか着けず、それも23時過ぎに到着とのこと。
やっぱりさっきの和歌山経由しかないということで再度、大阪まで出て紀州路快速に乗る。これに乗ってもさっきと到着時刻が変わらない、というのが不思議なところ。
ごとごと1時間半ほどかけて和歌山へ。最初の腹づもりでは、特急の車内販売でお昼ご飯にしようと思っていた。ついでに朝から何も食べていなかったので、新大阪の駅でワッフルだけは買っていたけれど、飲み物はなにも買っていない。それまでは「どうやって行けばいいだろう?」ばかりを考えていたので、空腹のことは感じなかったけれど、ことここに来てようやくお腹が減って来る。しかし、走り回って喉は乾いてるし、そこにワッフルだけ食べるというのはさすがに辛い。
ということで、和歌山のわずか2分の乗り継ぎのタイミングで紅茶のペットボトルを買って、次の御坊までの間にワッフル2個だけを食べる。
しかし、御坊手前から電車が大雨のため徐行運転を始める。車内放送で20〜30分遅れで御坊に到着とのこと。御坊での乗り継ぎ時間はわずかに5分。車掌さんに確認すると、次の電車にお乗りください、とのこと。しかもあろうことか、紀伊田辺の先、周参見(すさみ)の向こうのトンネルで水が噴き出しているので、周参見から先は止まっているらしい。
御坊駅に遅れて着いて駅員さんに聞くと、運行再開はメドがたっていないらしい。とりあえず改札を出て駅前のローソンでおにぎりを買ってふと見ると、レンタカーを発見。ここでようやくNHKの現地スタッフの方に携帯電話がつながり、聞くとやはり周参見からタクシーで向かっているらしい。レンタカーを借りていいかを確認してから、レンタカー屋さんに入って紀伊勝浦で乗り捨てが出来ることを確認。ただ営業時間が19時まで、この時点で16時。急いで手続きを済ませる。勝浦まで約3時間。
御坊を出発して、運転しながらようやくありつけた昼ご飯の明太子おにぎりを食べていると、先ほどの現地スタッフの方から着信。大阪の選者、小黒世茂さんが紀伊田辺で立ち往生してるので拾ってほしいとのこと。紀伊田辺の駅なんか行ったこともないからまったく自信がなかったけれど、道を訊きながらなんとか約束の17時に到着して小黒さんと合流。
その後、雨の42号線をひた走る。小黒さんが古座川の深夜のうなぎ捕りの話などしてくださって、ワイワイ言いながらの弥次喜多道中。途中の富田川は大増水でまっ茶色だし、枯木灘は大時化ですごい波。ちなみに42号線は昔の仕事の時によく走った、勝手知ったる道。昔によく行った周参見、見老津(みろづ)、口和深(くちわぶか)、串本などの懐かしい地名が次々に出て来る。
なんとかかんとか19時ちょっと過ぎに勝浦のレンタカー屋さんに到着。閉店をちょっと遅らせて待っていてくださった店員さんが、親切にホテルのお迎えの船が来る桟橋まで送ってくださった。
まぁ、この後、みんなで食事して、飲んで、、、とあるのですが、これ以上長くなるのも気が引けるので、この辺で。とにかく長い長い一日でした。
地名だけではまったく地理感覚が分からない、というかたはGoogleマップなんかで確認してください。


四条河原町からすぐのお寺「建仁寺」のなかの「両足院」は半夏生の寺として知られています。
今年はじめて、そこへ見に行きました。
枯山水の庭に半夏生がまぶしい白さでみごとな景色でした。
ところが、今日歩いていると、家からほんの少しの距離のお宅に半夏生がありました。。。
半夏生は水辺の、好みの土壌にしか育たないらしいのですが。。。
半夏生は半化粧ともかき、本当の花は白く穂のように垂れているところです。
虫を誘うために白く葉がなるそうです。

夏の全国大会では、「未来」の水沢遙子さんを招いて、「高安国世と近藤芳美」と題する講演をしていだだきます。高安国世と近藤芳美はともに大正2年生まれ。土屋文明門下の友人でありライバルでありました。
水沢さんには『高安国世ノート』(不識書院 2005年)という著書があります。高安の友人関係や作品世界を丁寧に追った一冊です。大会に参加される方は、ぜひお読みください。
なお、全国大会の初日(8月24日)のプログラムは一般公開となっており、「塔」会員でない方も参加できます。詳しくはチラシをご覧ください。 http://www.toutankakai.com/2013summer-meeting.pdf

今年の全国大会の参加申し込みの締切が近づいてきました。
参加される方は6月28日(金)までに、6月号挟み込みのハガキを送って下さい。

著者 : 永田和宏
白水社
発売日 : 2013-05-31

新刊のご紹介です。
永田さんが20年近くにわたって「塔」の「新樹滴滴」に連載した文章が、1冊にまとまりました。
「まねてみる―歌と環境」「三月書房の歌」「厳選に触れて」「小中英之の死を悼む」「全歌集の〈時間〉」など全67編。
定価2200円。
皆さん、どうぞお読みください。


螢も見に行かずカジカも聞きにいかずの六月ですが、池にイトトンボが飛んでいるのを見かけました。
イトトンボが好きです。というより大好きです。色もきれいだし形もすっきりしています。
きらきらと翅が光って、静かな感じがいいです。
この画像はネットにあった、交尾をしているところのものです。
ハート形になっています。❤
ですが、トンボの交尾は複雑らしいです。
雄が雌の頭を押さえつけてするようです。。。

今年の全国大会のチラシをトップページにあげております。
お知り合いの方で興味をお持ちの方がおられましたら、プリントアウトしてお渡しください。
大量にチラシを配ってもいいよ、という方は永田までご連絡ください。印刷したチラシをお送りします。
なるべく多くの方にお越しいただきたいと思っております。

10:00から事務所にて、60周年記念事業に関する作業。
参加者5名。
ひたすら原稿を読んで、修正を入れて、コピーを取って、番号順に並べるという地道な作業である。机の上には山のように紙が積み上げられている。難問・疑問も多く、なかなか進まない。ホワイトボードに確認すべき事項を列挙しておいた。
1時間ほどの昼食を挟んだだけで、みっちりと19:00近くまで。
身体はずっしり疲れたが、日が長くなったので気分的には楽である。
良いものが出来上がりますように!

大辻隆弘さんも、新聞で取り上げてくださったように塔5月号「高安国世生誕百年記念号」がとても好評とのことです!!
通常より部数を多く刷っておりますので、ご入用の方はお申し付けください。
私が高安国世の名前を初めて見たのは小学生新聞の詩の投稿欄の選者の名前だった気がします。
詩人、リルケの翻訳者として名前を知ったように思います。
そこへ投稿をした記憶が・・・ノートが紛失して記憶が曖昧なのですが・・。すいません。

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