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アーカイブ "2022年06月"

5月の終わりから、心臓ペースメーカーの交換のために東京で2週間ほど入院していました。

今回は本体の交換だけでなく、リードも傷んでいるとのことで、静脈の中を通って心臓内部の壁にくっついているリード線も抜去して交換することになりました。

 

考えてみると、2週間も娘と離れて生活するのははじめてのことです。

入院の日が近づくにつれ、8歳の娘が甘えたり怒ったり、いつ帰ってくるのと繰り返し聞いたり、やはり少し不安定になりました。

カレンダーにも、入院日までは〇印、その後は-印をいつの間にかかきこんでいます。手術の日は×印。

退院この辺りかな、という日には、何やらうれしそうな動物たちが。

そして、入院するまでに、

① 抱っこして一緒に寝られるぬいぐるみ

② 学校にも持っていけるおまもり

のふたつを作ってほしいと頼まれました。

そうだよな、やっぱり不安だよなと、Amazonでぬいぐるみキットを購入し、入院前のバタバタの中で、夜なべして完成したうさぎ。

私がいないあいだ頼むね、とリボンを結びました。

おまもりのほうは、フェルトで作った猫型のものを、出発当日の朝に何とか間に合わせました。

リュックにおまもりを入れて登校する子と別れるとき、子どもってこんな不安そうな表情をするものかと、なかなか辛かったです。

 

はじめてペースメーカーを入れたのは29歳の時で、それから17年以上が経っているので、リードは心臓や血管とかなり癒着していて剥がすのが大変だったそうです。

7時間ほどかけて、無事に抜去、交換してくださいました。

ありがとうございました。

 

手術の翌々日、熱も下がって12階の循環器内科の窓から外を眺めると、不忍池の水面が輝き、柳の枝が水辺に垂れ、遠くには葦が繁り、涙が出てきました。

入院をすると、非日常の中でやはりいろいろ考えてしまいます。

日常の中でできる歌もあれば、非日常にあって湧いてくる歌もあります。

 

退院の日、タチアオイが咲いていました。

夏ですね。

日常にもどると、生あることが当たり前の、また慌しい日々。

メダカに餌をやり、「脱いだ靴下は洗濯機に入れて!」と叫び、ビーツの葉っぱの調理法に頭を悩ませるこの頃です。

【塔短歌会会員のみなさんへ】

「河野裕子記念シンポジウム&全員歌会in京都2022の参加申込」について5月号に掲載されているQRコード(会員専用)に不具合がありました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。(会員以外の方の申込みは後日お知らせします)

新しいQRコードを作りましたので、webでのお申込みにはこちらをご利用ください。また、以下のURLのリンクからも申し込みが可能です。

https://bit.ly/3x6UhiM

先日、久しぶりにラグビーを生観戦してきました。
遠くて観に行くことができなかったり、試合があっても無観客だったり、このところずーっとラグビーに直に触れる機会がなかったのですが、
本当に!久しぶりに!生観戦!!
声を出しての応援は禁止ですが、気分は上々だー!
やったー!たのしー!

奪い合うことの喜び一身に集めてはずむラグビーボール   俵万智『サラダ記念日』

それにしてもこの写真、ものすごい曇り空。
ちなみに今日も、こちらは梅雨入りしませんでした。

雨の季節ですね。
梅雨入りしたところもありますが、わたしの住んでいるあたりは梅雨のようなお天気が続いているものの、いまだ梅雨入りならず。
肌寒いので、とりあえず衣更えは延期しています。(別に衣装持じゃないから困らない。半纏が椅子に掛けてあるのを見ると、ちょっと暑苦しいと思わないでもないけれど。半纏はしまうべき?)
いずれにしても梅雨入り間近と言われていて、こちらは今夜も雨のようです。
明日にも梅雨入りするかもしれないな。じょうぶな傘を買ったので雨の季節はすこし楽しみです。じょうぶな傘の話はまた今度。今日はおとなしく寝ます。

音のなき部屋の淋しさ梅雨じめる風はこの朝をやさしく過ぎる   坂楓『ぽぷら』

 

画像は本文と全く関係なく、本日のBGM。
それでは。

新型コロナウイルスがちょっと落ち着いてきて、

人と会う機会も以前のペースに戻りつつある今日この頃。

やけに忙しいです。

すごく楽しいけどね。

忙しくて楽しいって、なんだかとても贅沢でありがたいな。

おかげさまで今日もビールがおいしいです。

そらまめはみんなをかしな顔をしてなんでやねんと莢を出でくる

小島ゆかり『泥と青葉』

また一週間、がんばろー。

塔の十代・二十代のみなさま、今年は「十代・二十代歌人特集」の年ですよ~!

「塔」十月号では、隔年恒例の「十代・二十代歌人特集」を行います。
現在、原稿を募集中です。
十代・二十代の会員の方は、ふるってご参加ください!

次の3点を揃えて、メールまたは郵便でお送りください。

①作品7首(未発表、タイトル付き)
②顔写真(似顔絵等も可)
③エッセイ(12字x17行以内、タイトル不要、内容自由)

締切は8月10日(水)必着
受付担当の永田紅さんまでお送りください。

詳細、送り先は「塔」5月号の19頁をご覧ください。

十代・二十代だけが参加できるこの企画…
入会されたばかりの方でも大大大歓迎です。
多くの人に作品を読んでもらえる機会なので、参加しなきゃもったいない!

 

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写真は、最近はまっている氷コーヒー。
ホットコーヒーを淹れたときの残りを製氷皿で凍らせておいて、
暑い日に牛乳を注いで飲みます。
だんだんとコーヒーの味が濃くなっていくのが美味しいのです。

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