古切手
部屋を片付けていたら、古い切手が大量に出てきました。
永田淳さんが中学生の時ですから、もう何年前でしょう、学校で
古切手を寄付する活動をしているとお聞きし、集めてお送り
したことがありました。よそんちのお子さんはすぐに大きくなり(笑)。
その後も惰性で集めていた切手はそのまま、手元に残ることに。ネットで
調べると、寄付を募っている団体が今もありそちらへ送ることにしました。
こうして眺めていると、9円とか12円とか、半端な値段で、今は
とんと見かけなくなった切手も多く。消費税率に翻弄されてきた
歴史が見えてきますね。今よりもずっと郵便物が多かったので、
使用済み切手もそこそこ溜まり。そして、切手、さらには郵便物への
思い入れも、今よりずっと大きかったように思えます。
ポストには歩いてゆけぬ封筒を水に浮かべて切手を剥がす
岡本幸緒『十月桜』