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アーカイブ "2021年12月"

今年も押し詰まってまいりました。
来年、2022年は明るい年になって欲しいですね。

さて、2022年1月16日(日)、京都岡崎のみやこめっせで
文学フリマが開催されます。
「塔」もブースを出します!ぜひ来て下さいね。
「塔」12月号のP155に広告が載っていますのでご覧ください。

これから毎日(のように)どんな歌集を扱うかご紹介しますね。
文フリのデジタルカタログもご参照下さい。
まず、河野裕子の生前の最終歌集『葦舟』です。
次に、遺歌集『蝉声』です。
「塔」の会員ならぜひ単行本で持っておきたいですね。

これら良歌集をオドロキのお値段で販売いたします。
遠方の皆様も来ていただいてご損は無いですよ~!

こゑだけはこの世に残り振り向けば此処よ近くよとそのこゑは言ふ『葦舟』
さみしくてあたたかかりきこの世にて会ひ得しことを幸せと思ふ『蝉声』

文フリ京都のサイトへ↓
https://bunfree.net/event/kyoto06/

会員部のお仕事 その4は、詠草受付です。
これは、私が直接行う仕事ではありませんが、詠草受付を担当してくださっている5名は「会員部スタッフ」という位置づけですので、私の分かる範囲で書いてみようと思います。

その前に

2022年度の「詠草締切カレンダー」です。
このブログや誌面(塔のひろば)でも告知しているとおり、今年の10月から普通郵便の土曜配達が廃止されました。
ですので、20日が土曜日や日曜日に当たる月は要注意です!
2022年ですと、2月、3月、8月、11月は、このカレンダー記載のとおり締切がいつもより早くなります。
そして、この締切は消印有効ではなく「必着!」です。

ついでに言うと「速達」「書留」「レターパック」などは、全てNGです。
普通郵便で送って20日までに着くように、日数には余裕をみて投函するようにお願いします。

さて、現在詠草受付は「月集」「作品1」「作品2(登録名あ行~さ行)」「作品2(登録名た行~わ行)」「若葉集」と5名が担当しています。
まずは、この宛先を間違えないように気をつけることは必須ですね。

詠草が届くと、担当者はまず「誰の分が何日に届いたか」の記録をつけます。
そして、開封して中の詠草をチェックします。
何か規定に反することなどがあった場合、速やかにその会員に確認する必要が出てくることもあるためです。
そして、厳重に保管します。
この時、会員の五十音順に並べて保管している方が多いと思います。
誌面の並びに合わせて、選者に送るときには五十音順に並べる必要がありますので。

締切の20日を過ぎた頃から、発送の準備に入ります。
この時、作品1と作品2については、複数の選者に割り振るという作業が入ってきます。
作品1だと3名、作品2だと7名ですね。
その際、誰をどの選者に割り当てたかも記録してくださっています。
この作業は結構大変だそうなので、間違っても「私はこの選者に全然当たらない」「同じ選者に当たってばかり」という苦情は言わないでくださいね。
できるだけ2ヶ月続けて同じ選者にはならないように配慮はしてくださっているとのことですが、それでも全会員に平等に・バランスよく割り当てるとなると、それは過大な負担となってしまいますので。

また、この時にはとにかく「何回も数える」そうです。
実際の詠草用紙の数、封筒の数、記録につけている数、これらがぴったり合うように。

それから選者に送るわけですが、この時にはレターパックを使って、追跡ができるようにしています。
万が一にも「歌稿が選者に届かない」ということがあっては困りますので。

非常に大雑把ですが、これが仕事の流れということになります。
しかし、これ以外にもいろいろと細かい仕事があります。

【会員への注意】
以下のような場合には、受付から会員に注意の葉書を出します。

「塔の規定の詠草用紙以外の用紙で送られてきた」
←特に、大きさが異なると、詠草の管理に差し支えます。
 また、選歌、割付、校正の段階でも、違った大きさの用紙が混じっていると、大変面倒くさく、余計な時間がかかってしまうのです。

「長3以外の封筒で送られてきた」
←受付に送られてきた詠草用紙そのものは、選者に送ってしまうので、受付の手元に残りません。
 ですので、残った封筒が「確かに詠草を受けとりましたよ」という証拠になるため、4ヶ月は受付の手元で保管します。
 封筒の大きさがまちまちですと、この保管にも手間取ります。
 また、特に小さい封筒に詠草用紙が何重にも折られた形で送られてくると、それを破かないように開くのにも手間がかかります。
 毎月の「塔」には三つ折りになった形で詠草用紙が付属していますが、長3封筒だと、その状態そのままで入れられますので、みなさん長3封筒をお使いください

「封筒に登録名が書かれていない」
←上述のとおり、封筒が「確かに受けとった」証拠となるので、ここに登録名が書かれていないと困るのです。

「締切に3回連続で遅れた」
←最も重要ですね。
 大切なことなので何度も言いますが「20日必着!」です。
 「1日、2日くらいいいよね?」と言う会員が数十名、数百名になれば、後のスケジュールに差し支えます。
 特に、結社の最も重要な役割の1つである「選歌」に十分な時間がとれない、などという事態にもなりかねません。
 1度くらいなら「偶々何かあったのかな?」とも思いますが、3回連続ともなると「締切厳守の意識が薄い!」と言われても仕方ありませんね。

 ついでに言うと、詠草の送付は早すぎるのもNGです。
 「その月の1日~20日の間に着くように送る」というのがルールです。
 前の月の内に送られてくると「あれ、この詠草は少し遅れて来たの? それとも、次の月のが早く来た?」と混乱してしまいます。

【会員への返送】
ずばり「締切に遅れた詠草」です。
1日程度であれば、無理矢理押し込んでしまうこともなくはありませんが、4日も5日も遅れて…となると、ほとんどの場合は既に選者に歌稿を送った後ですから、どうしようもありません。
この場合は、その会員に返送します。

それから「1ヶ月に2通以上送られてきた」場合にも、2通目以降は返送します。
中には「それなら翌月分に回してくれればいいのに…」という方もいらっしゃるかも知れませんが、歌稿紛失等のリスクを受付担当者が負うのもおかしな話ですので、原則返送します。

【それ以外にときどきあるケース】
受付担当者は、それぞれ自分が担当する欄の会員リストを持っていますが、ときどき、そのリストに名前がない人から送られてくることがあります。
「若葉集の人が作品2に」「作品2の人が作品1に」などの事例が意外にあるのです。

それからよくあるのが「5月入会の人が4月に送ってきた」「購読会員のはずの会員からいきなり送られてきた」です。
前者は新入会の会員が「自分はいつから詠草を送れるのか」を把握できていなかったケース(4/20までに会費入金だと5月入会なのですが、これを4月から送れると勘違いされる方が、たまにいらっしゃいます)、後者は購読→一般への変更に事前の届出が必要なことを把握していなかったケースです。

とにかく、リストにない会員から詠草がきた場合には、一旦私(小川)まで連絡してもらいます。
その上で、私の方で会員データなどを確認した上で(ケースによっては小林真代さんに新入会のデータを確認してもらって)、「若葉集の担当者に転送してください」「会員に返送してください」などの指示を出します。
また、この場合にも受付担当者から当該会員に注意の葉書を出してもらいます。

ここまで来て既にお分かりのとおり、締切を守らない、その他ルールが守られていないとなると、「編集のスケジュールに多大な影響を及ぼす」「受付担当者に過大な負担をかける」「経費も余分にかかる(注意や返送、転送等で)」など、とにかく大変なことになるのです。
ですので、再度申し上げますが

 20日必着の締切厳守!

 各ルールの遵守!
 (ルールの内容は「塔の便利帳」や入会時の案内などでご確認ください)

ということで、よろしくお願いいたします。

4回にわたってお送りしてきた「会員部のお仕事」シリーズも、これが最後です。
(といっても、今回書いたことがお仕事の全てではありません。
 これは会員部のお仕事に限ったことではありませんが、
 「いわく言い難い」内容の仕事というのは結構あるものです…)
お付き合いくださいましたみなさま、ありがとうございました。

会員部のお仕事 その3は、会費・会計事務、新入会員受付です。

【会費・会計事務】
一般社団塔短歌会の運営には、当然のことながら様々な経費がかかります。
毎月の「塔」の印刷代、発送代、事務所の家賃・水光熱費、校正を行う際の会場費や参加者の交通費、編集会議等に要する費用、雑誌への広告掲載 etc. etc.
それらを支えているのは、その大部分が会員のみなさまが支払う「会費」です!
したがって、会費の管理、また各支出の実行・管理というのは、大変重要かつ労力のかかる仕事になります。

しかし、現在塔の会員数は1,100人を超え、そのような仕事を一個人が行うのは難しい状況です。
したがって、数年前からこのような経理事務については、外部の会計事務所に委託しています。
現在は、公認会計士の村上博保さんという方の事務所にお世話になっています。

例えば、会費の管理は、塔の口座に会員から会費の振込があるごとに村上さんにチェックしていただき、「会員データ」に年月日及び入金額を記入していただきます。
一緒に寄附も振り込んでいただく会員の方もいらっしゃいますので(本当にありがたいです)、それも一括で分かるようにします。

そのデータは、1ヶ月に1回、会員部に送ってもらい、小林真代さんと私でチェックします。
また、新たな会費の入金があれば、いつまでの会費が納入済みになるのか、その納入期間も入力します。
本来支払っていただくべき会費金額と、実際に振り込まれた金額に齟齬がある場合には、当該会員に確認するのも会員部の仕事になります。
(ですので「一般会員から購読会員に変更したい」などの場合には、必ず事前に余裕を持ってご連絡ください。)

ところで、ここで大切なことを言っておきます。

会費の納入期限は、毎年

 6月20日と12月20日です!
 月末ではありません

時々勘違いされている方がいらっしゃいますので、敢えて申し上げました。

そして、期限までに未納の方をチェックして、督促リストを作るのも小林真代さんのお仕事。
(実際に督促状を出すのは会員部スタッフに依頼)
これは、決して前向きの仕事ではない上に、数が多いとますますしんどい仕事です。
かつ、単純に数が多ければ、それだけ督促状の葉書代も増加してしまいます。

ですので

 会費納入は、必ず期限を守ってください!

その他、塔短歌会の運営にかかわる経費を支出してくださった方からは、村上さんに「経費精算書」及び領収書を送付して、経費を精算することになっています。
この経費の支払や帳簿つけなども、すべて村上さんに依頼しています。

【新入会員受付】
ありがたいことに、塔には毎月のように新しい会員の入会があります。
この新入会に伴う事務諸々も、小林真代さんが担当しています。

郵送もしくはホームページ経由で入会申込みがあった場合、まず小林さんの方で必要事項の記入があるかをチェックします。
そして、申込者に入会時の会費の支払を案内します。
塔では、会費を半年ごとの固定した時期(5月・6月と11月・12月)に支払っていただくシステムにしていますので、入会時期によって初回の会費支払のみ金額の調整が必要になります。
例えば、10月入会の方ですと、初回は10月・11月・12月の3ヶ月分となりますので、通常の会費の半額となります。
このため、小林さんから金額、そして支払方法等について個別に案内する必要があるのです。

初回会費の入金が確認できれば、晴れて入会です!
小林さんの方から「会員登録完了のお知らせ」が新入会員に宛てて送付されます。
ここには、毎月の詠草提出に関するルール・注意事項や、いつから詠草が提出できるのか、次回以降の会費の支払方法についてなど、重要な内容が記載されています。
「登録名をご確認ください」「登録名は入会後1年間は変更できません」といったことも書かれています。
新入会員の方には、この「会員登録完了のお知らせ」を熟読していただきたいところです。

そして、1ヶ月に1回、「新入会員リスト」をまとめていただいています。
ちなみに、この「新入会員リスト」も毎月20日締めで作成しています。
その上で、このリストを私まで送ってもらいます。
私の方では、新入会員の分を「会員データ」に追加していきます。

ところで、新入会の方であればある意味当たり前でもあるのですが、入会後も様々な疑問が出てきたり、あるいは知らず知らずのうちにルールを守れていないこともあります。
このため、いろいろな質問が来ることも多いのですが、これらも事実上小林さんのところに行くことがあります。
それらについても、基本的には小林さんが対応してくださっています。
(内容によっては、他の方が対応することもあります)

* * * * * * * * *

ここまで書いてきて、もう既にお分かりかと思いますが、会員一人一人が「締切を守る」「ルールを守る」ことが、塔短歌会の円滑な運営には欠かせません。
「自分一人くらいが…」と思われることもあるかもしれませんが、それが積み重なれば、事務の過大な負担となってしまいます。
会員のみなさまには、今一度「締切を守る」「ルールを守る」意識の徹底をお願いいたします。

写真は、本文とは全く関係ありませんが、1月16日(日)開催の文学フリマ京都で塔が出すブースで販売予定のオリジナルアクセサリーです。
(実は私が作ったものです (*^.^*)エヘッ 「塔創刊65周年記念」と台紙に入っているのは、2019年の全国大会で販売したときの残りだからです)


木村輝子さんを中心に、毎月大阪の高槻市で歌会をしている結社内グループ「けやき」の連作集「けやきvol.5」が出来上がりました。目次は以下の通り。メンバー20名による連作20首とエッセイのほか、前号評は花山多佳子さん。

特筆すべきは、36ページにおよぶ木村輝子さんの「河野裕子の歌と言葉」。
「塔」2014年8月号〜2015年1月号・4~9月号で連載された文章の再録となります。

カルチャーや歌会の場面で、その時、その時の生の言葉で河野裕子さんが語られたことのメモを読み返しながら、歌を詠む、または読むとはどういうことかを考えていきたいと思う。京都朝日カルチャーの詠草、及び京都旧月歌会の詠草に書き込んだ言葉、そして大阪の毎日文化センターでの河野裕子教室を受講していた川田伸子さんの書き込みなどを参考にしながら、教えられた事、考えてきた事を書いていきたいと思う。歌を詠むことにも、読むことにもほんとうに真摯な人だったから。(「はじめに」より)

河野さん自身のさまざまな言葉を紹介しつつ、全15冊の歌集とその歌の世界に触れた文章です。この機会にまとめて再読したい方、連載当時はまだ会員ではなかった方などにも、ぜひお読みいただけたらと思います。

購入希望の方は、会員名簿をご覧になって木村輝子さん宛にハガキでご注文ください。一冊につき送料込みで680円(振込用紙を同封してお送りします、とのことです)。

会員部のお仕事 その2は、各種データの作成です。

その1で書いたように、会員のみなさまから変更等の届出があると「変更等リスト」に記入していきます。
これらの届出は毎月20日で締めて、大元の「会員データ」に反映させていきます。
この「会員データ」は会員の氏名、住所、連絡先、本名や、入会年月、所属欄、また会費の支払状況、いつの会費まで納入済みかなどが一括で管理されている、大変恐ろしい(!)データです。
(言う間でもなく個人情報てんこ盛りのデータですので、厳重にも厳重を期して管理しています。)

毎月20日締めで管理しているのは、発送データの作成の都合上です。
遅くとも25日前後には印刷会社に、翌月分の発送データを送る必要があるのです。
会員のみなさまに

 住所変更等は、発送先変更を希望する月の『前月20日までに』届け出てください

とお願いしているのは、このためです。

で、「会員データ」に話を戻しますが、これが大元となって、必要に応じて各種データを作成していきます。
私が作成している主なデータは、下記のとおりです。

・毎月作成するもの
  会員データ
  発送データ
  若葉集リスト
   若葉集の会員は1ヶ月ごとに卒業生と新入生がいますので
   毎月リストを作成して、若葉集と作品2の
   詠草受付担当者に送ります
  卒・若葉集リスト
   「若葉集を終えて 執筆のお願い」という葉書が
   若葉集を卒業するときに届きますが
   その送り先のリストです

・1年に1度作成するもの
  豊穣祭リスト(1月)
  社員リスト(10月)
   社員総会の案内用です
  各欄リスト(12月)
   月集、作品1への昇欄が毎年1月にあります。
   (決定は12月)
   それを反映させた新年度の各欄のリストを作成して
   各詠草受付担当者に送ります

・2年に1度作成するもの
  会員名簿の原稿(9月)

他にももう少しありますし、必要なときには臨時でデータを作成することもあります。

かようなわけで、大元の「会員データ」に間違いがあったり、反映されていない事項があると、それは大変なことになります。
ですので、毎月の「変更等リスト」の作成、およびそれを「会員データ」に反映させるときは、とてもドキドキして、何度か見直しもします。

今月は、年末年始の関係で少し前倒しで作業をする必要があったので、「会員データ」「発送データ」「若葉集リスト」「卒・若葉集リスト」は、先ほどようやく完成させて、関係各所に送りました。
ですので、少しほっとしたところなのでした。

※各種データに含まれる個人情報については、データをお渡しする方に
 「あくまで『塔の編集事務に用いる範囲内に限り』ということで
  お渡ししているので、みだりに他人(会員・会員外を含む)に漏らしたり、
  編集事務以外の用に供することのないよう、十分ご注意ください」
 と、お伝えしています。

こんにちは、小川和恵です。
一昨日(12/18)、京都合同忘年歌会が開催されました。
コロナ禍において、残念ながら歌会後の忘年会は今年もできませんでしたが、それでも30名近い参加者がありました。
思うように歌会ができなかった時期も長かった今年、本当に久しぶりにお会いできた方も多く、とてもほっとした時間になりました。
もう、あと10日あまりで今年も終わりなのですね…。

ところで、今年1月に塔短歌会の組織改編が行われました。
その改編に伴い、現在編集委員会は「企画部」「会員部」「全国大会事務局」「社員総会事務局」の4部局から構成されています。
今週は、私の所属する「会員部」について、どんなことをする部なのか、簡単にご紹介したいと思います。

会員部は、簡単に言うと、塔の会員の様々なデータを「会員データ」という形で一括して管理する部です。
会費の管理や、新入会員の入会事務なども担当しています。
毎月の「塔」の発送データをはじめ、各種事務に必要なデータを作成するのも、会員部のお仕事です。
部員は私と小林真代さん、他に8名のスタッフがそれぞれ仕事を担当してくださっています。
(毎月のみなさんの詠草を受け付けてくださっているのも、会員部スタッフのみなさんです。)

住所や連絡先が変更になったり、登録名を変更したくなったり、また「購読会員だったけど一般会員に変更したい」等々の時には、私まで届け出ていただいています。
(毎号の「塔のひろば」や「塔の便利帳」を参照してくださいね。)
それらの各種届出については、毎月「変更等リスト」というものを作って、届出があるたびにそのリストに記入していきます。
この時、届出を確認したら、できるだけすぐに記入することを心がけています。
(「またあとでまとめて…」と思っていると、うっかり忘れたときが恐ろしいので。)

また、リストに記入すると共に、「届出、確かに受けとりました」という返事もしなければなりません。
メールで連絡をいただいた方には、メールで返信しますが、葉書・封書で来た方には葉書・封書で、FAXで来た方にはFAXで返信するのを原則にしています。
(なお、原則として電話での届出は受け付けていません。必ずメールor郵便orFAXという文書の形での届出をお願いしています。)
すると、時々「あれ、この届出に対して、返信したっけ?」と迷うことがありました。

というわけで、こんなものを購入してみました。

返信を出したら、このスタンプを押すことにしました。
そうすることによって、返信済みのものがはっきり分かるようになったので、余計なエネルギーを使わずに済むようになりました。

それから、FAXでの返信を書いたはいいものの、出すのを忘れていたり、あとよくあるのが、通信エラーで送れなかったときに「あとでもう一度送ろう」と思って、そのまま忘れてしまうことです。
これも防止するために、一緒にこんなものも買いました。

両方とも、かわいいイラストが入っているので、押すたびにちょっとだけ華やいだ気分になれます。

マレーシアのサラワク州にクチン(Kuching)という街があります。
クチンはマレー語で猫を意味するため、これを利用した観光開発が
行われるようになったそうな。町中に多くの猫の像が据えられています。
写真はその中でも最大級のもの(奥の建物と比較してみて下さい)。

圧巻なのは、ネコの博物館です。かなり写真を撮影したはずなのですが
残念なことに、ちょっと見失っています。とにかく世界中の猫に関する
諸々が展示されていて、日本からは、招き猫、なめネコなどが招集されて
いました。エジプトからは猫のミイラが来てたような、なかったような?
猫にまつわる映画のポスターなども充実していました。

土産物店には多くの猫グッズに溢れていて、猫好きならきっと、
いくら見ていても飽きないはず。私も少しだけれど購入しました。

ネコの胡椒入れ、キーホルダー、そして左端の忍者風の猫は、ずっと
以前に、インドネシアから家族が購入して来てくれたペンダントトップ。
また、かなり大きな猫人形も(連れ帰るの大変だった)。

来年こそは、猫のように賢くしなやかに、コロナ危機を乗り越えられますように。

 なにものもにくんだりせず 眠るとき猫は世界の器となりぬ
             濱松哲朗「猫のうたアンソロジー」(塔のフリペ)より

「Cat People」という映画(1982年封切)を見たのは米国滞在時。
Catとあるので、私は家猫、野良猫の類を思い描いていたのでしたが。
映画に登場するのは、何と何と、黒豹! Catという英語には日本語の
ネコよりずっと強く「ネコ科」の意味が含まれている、と気づきました。
で、来年は寅年ですが、ネコ年でもあるわけですね(強引な導入! 
ちなみに、82年版の「Cat people」はリメイクで、旧作はさらに
おどろしくも素晴らしい快作、怪作でした。後から見たのですが)。

わが家で集めている鶏の置物をここで紹介したことがありますが、
そのテーマがネコだったら、もっと凄いコレクションができたかも、
と思うことが度々あります。ネコ年にちなみ、一つご紹介します。
写真は、中国の知人から頂いた置物。猫の刺繍が美しいでしょう? 
これを裏から見ると

反対向きの猫が現れる・・。具象的な刺繍には、どうしても糸の始末などが
必要になり、裏ができてしまうのは止むを得ないことと思われるのですが。
中国の手仕事の見事さ。特に猫好きさんにはたまらないのでは。

 おかえりと誰も言わないこの部屋でたしかに動いた三角の耳
           大森千里「猫のうたアンソロジー」(塔のフリペ)より

『不思議の国のアリス』や『大草原の小さな家』その他英米の児童書に
頻繁に登場するtreacle、またはmolassesは、精糖の過程で生まれる廃糖蜜。
ビート糖の普及する以前は、欧米では貴重な甘味料でした。
どんな味なのか興味が湧き、製菓材料店で探してようやく見つけました。
クセが強く、日本人には馴染にくいかも。見た目は、タールにそっくり。

西インド諸島で製糖が盛んだった時期、北米では精製糖と共に糖蜜も
盛んに輸入していました。甘味料として、それ以上にラム酒の材料として。
ボストンの港近くには巨大な糖蜜の貯蔵槽が備えられていたそうな。
ボストンといえば、名物料理のボストンベークドビーンズにも糖蜜が
使われるということですが・・・。

1919年1月15日正午過ぎ、真冬には珍しい温暖な気候が災いしたのでしょう、
大音響とともに貯蔵槽が崩壊し、870万リットルもの糖蜜が泥流となって
街路を襲ったのだそうです。今もBoston Molasses Disaster として
語り継がれる、悲惨な事故になりました。泥流の速さは時速56キロとされ、
死者21名、負傷者150名、そして多くの犬や馬も命を奪われました。
糖蜜の匂いはその後数十年も、街頭に留まり続けた・・・とか。

ボストンには行ったことがないので、私はただ想像するだけなのですが。

  発想に煮詰まる時はいつも来るチャールズ川にヨットが浮かぶ
              近藤真啓「塔2018年7月号」


岡部史です、こんにちは。
香月泰男はずっと気になっている画家の一人でしたが。
今年亡くなった立花隆著『シベリア鎮魂歌 香月泰男の世界』を
読んでから、作品をじかに見たい、という思いが高まっていました。
神奈川県立美術館葉山で、生誕110年記念展が開かれると知り、
ちょうど緊急事態宣言も解除された一カ月半前、出かけることに。
多摩の奥地の我が家から、葉山の海岸沿いにある美術館まで
電車とバスを乗り継ぎ、二時間あまりかかるのですが。

覚悟はしていたのですが、やはり、重苦しく、暗い絵。
どの絵も思い描いていたよりもはるかに大きく、見ていると、
絵の暗鬱な空気が覆いかぶさってくるような気持ちにさえなって。
息苦しいようでした。そして、やはり戦後、ラーゲリでの生活を
余儀なくされた、「塔」会員の塩谷いさむさんの作品を思い出しました。
九十歳過ぎて亡くなるまで、戦地での体験を詠み続けておられました。

  夜半すぎて月の雫に濡れながら戦友の墓標をめぐる動哨
  短夜の夜襲に遭ひしをののきがいくさの中の原点に在る
  トーチカの覗き窓より眺めたるアムール川をとほく思ひぬ
              塩谷いさむ『琅玕』

美術館を出ると、目の前に美しい海が広がり。
しばらく、平和の有難さをかみしめました。

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