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アーカイブ "2024年05月"

はい、塔の調査班班長(班員一人)の永田淳です。

タイトル読んで「??」となった方ばかりですよね、もちろん。

塔は京都発祥の結社ですから西日本の会員が多いんじゃない?とみなさん漠然と思っていませんか?
そこで、今回調べてみました。塔の人口重心。(もう、タイトルの意味は分かりましたよね)

調べ方は以下の通りです。
会員は住まいする各都道府県の県庁(道庁、都庁、府庁)の所在地に住んでいるものと仮定します。北海道の北見に住んでいる人も、函館に住んでいる人もみんな札幌市に住んでいることにします。
やや乱暴ですが、そうでもしないとキリがありません。

各県庁の緯度×その県に住む会員数
各県庁の経度×その県に住む会員数

をそれぞれの都道府県で出して、それを全て合算した数値を全会員数で割ります。要は緯度と経度の平均値ですね。(今回は何度何分、までで秒まではデータに入れていません。会員データは今年4月時点です)
そのデータがこれ

(つまらんことに時間と労力を使ってるなぁ、、、オレ)

で、出た結果が北緯37°07′、東経136°42′。
これをGoogleマップで検索したら、

なんとまぁ、塔の人口のヘソは木曽川の川の中でした(笑)そのまま河口まで行けばナガシマスパーランドがあります。
所在としては三重県桑名市長島町小島近辺となります。
塔会員で人口重心にもっとも近くお住まいなのは三重県桑名市新西方の松尾桂子さんでした!直線距離で6キロほどです。

では、どの県が一番会員がおおいかもやはり気になりますよね。

東京 134
京都 100
大阪 91
神奈川 75
兵庫 73
千葉 46
埼玉 41
愛知 39
鳥取 28
滋賀 26
茨城 23
熊本 23
岡山 22
山口 22
宮城 22
北海道 21
静岡 21
奈良 21
福岡 21
広島 18
島根 16
鹿児島 16
宮崎 12
長野 11
岐阜 11
愛媛 11
福井 11
石川 11
徳島 10
三重 9
和歌山 9
沖縄 9
栃木 8
香川 8
福島 7
青森 6
大分 6
群馬 5
高知 5
新潟 5
山形 4
岩手 2
山梨 2
佐賀 2
長崎 2
富山 2
秋田 1

という結果(あくまで2024年4月時点です)となり、全都道府県に会員がお住まいとなっています。
今回は海外を入れておりませんが、アメリカ、ブラジル、フランス、スロバキアなどに9名会員がおられます。

以上、塔調査班からの報告でした。

また何かネタがあれば調査したいと思います(こんなことを調べて欲しい、というのがあればお知らせください。面白そうなら頑張ってみます)

橄欖(オリーブ)の花がつぶつぶと蕾をつけているのはしばらく前から。
今朝見たら、花が開いていた。
大阪市内の飲食店の前の鉢植。
ビルの植え込みにも少し大きな木があって花をつけている。

むしろ吾に涙のごときか曇り日を橄欖のか靑き花は頻(し)き零る/諏訪雅子『春空』

咲けば散る。

2024年2月24日に行われた「トークイベント『キマイラ文語』を読む会」の第一部を塔短歌会youtubeチャンネルにアップしました。ぜひご覧ください。

司会:睦月都(かばん)

レボーター:嶋稟太郎(未来)

桑原憂太郎(短歌人・太郎と花子)

著者:川本千栄(塔)

下記からレジメもご覧いただけます。

キマイラ文語読書会レジメ_嶋稟太郎

キマイラ文語読書会レジメ_桑原憂太郎

*4週間の期間限定公開とさせていただきます。

歌集『延長戦』批評会のお知らせ!!

日時:2024年6月16日 14:00

場所:AP大阪梅田東

会費:2500円

パネルディスカッション: 永田淳、土岐友浩、瀬口真司、瀬戸夏子(司会兼)

お申し込みはこちらから(イベントカレンダーからも飛べます。)
↓  ↓  ↓
https://enchosen.base.shop/items/86237738

お申込みはBASEになりますが、BASEの使い方がわからない場合は、
メールをいただければ個別で対応します。
参加費の当日支払いも可能ですのでこちらからどうぞ。
↓ ↓ ↓
メールでのお問合せ先
rin.hasegawa.0511★gmail.com
(★を@に変えて下さい。)

皆様、ぜひご参加ください!!

ここは大阪・中之島。土佐堀川。

冬のあいだなりをひそめていた蟹が活動をはじめている。
クロベンケイガニという種類だそうだ。

穴から出てきてそのへんの草をちぎって食べている。

クロベンケイガニ

夕焼の片照る崖をよじる蟹しきりと砂をこぼす音する/田中栄『岬』

蟹もいろいろだが、この作品の1首おいてあとに

畦(あぜ)草に這い出でし蟹甲の上(え)に泥をつけたるままに死にいる

というのがあるあたりから、写真のクロベンケイガニあたり?と思いながら読む。
海の近くの田圃の畔は、この蟹がしばしば穴をあけて水漏れをつくってしまったりしたらしい。
 
見ているぶんには面白いのだが。

来週5月17日(金)の19時から第25回NHK全国短歌大会のオンライン選評座談会というのがあり、「塔」からは永田和宏さんと大森が出ます。もうおひとりは穂村弘さん。申し込みをすれば無料でどなたでも視聴できますので、ぜひご検討ください。

申し込み先↓
オンライン選評会の詳細

また、これは完全に自分のことで恐縮ですが…
おなじく来週5月15日(水)の夕方に東京・四ツ谷で開催される現代歌人協会の公開講座「協会賞歌集を読み返す2」シリーズの第2回で、わたしの第1歌集『てのひらを燃やす』をとりあげていただくことになりました。

講師は三枝昂之さん、後半は三枝さんとわたしの対談になります。
お近くのかたはぜひ会場にお越しいただければ嬉しいです。
参加費1,500円、当日受付(学生は無料)。オンライン・録画もあります。
どうぞよろしくお願いします。
現代歌人協会公開講座「協会賞歌集を読み返す2」

上記のように、7月17日(水)の真鍋美恵子『玻璃』の回では講師として前田康子さんが登壇されます。これはとても楽しみです。ぜひご参加ください。

孵卵器に電流ながれつつありて無花果の葉の影黒き昼
眠りゐし黒猫が起(た)ちてゆきたればその下に繊(ほそ)くありたる亀裂
飴色の非常扉の外にある暗夜は直(ただ)に海につづかん
/真鍋美恵子『玻璃』(1958年)

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