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私の住む大阪では、昨日から急激に寒くなりました。
これだけ急に変わると、身体がついていくのも大変ですが、みなさまはお元気でお過ごしでしょうか?

さて、そうはいってもこれからはどんどん寒くなるわけで、年末もすぐそこに迫ってきています。
というわけで、毎年恒例の京都合同忘年歌会(&忘年会)のお知らせです。

【日 時 】12月16日(土)13時~17時 (終了後、忘年会あり)
【歌会会場】京都教育文化センター
 *京阪電車「神宮丸太町」駅5番出口から徒歩3分
【会 費 】歌会はなんと無料です! (忘年会は4000円)

【申 込 】詠草1首をメールか葉書で12月1日(金)24時まで
      お送りください。
      忘年会の 参加/不参加 も明記してください。
      ※申込先はいわこしさん。
       住所・メールアドレス等は「塔」11月号p.166掲載の案内を
       ご参照ください。

ちなみに「合同」とは、京都歌会・京都旧月歌会・京都平日歌会の「合同」という意味です。
もちろん、普段は上記3つの歌会に参加されていない方でも大歓迎です。
みなさまのご参加を、心よりお待ちしております。

写真はいつぞやの忘年会or新年会の様子(いつのかは忘れた…)

京都の上賀茂神社(正式には、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ))では、毎年春に「曲水の宴」が催されています。

小川の上流から流される盃が目の前を通り過ぎるまでに、短冊に歌をしたためる、というあの平安時代の雅な行事を復興したものですが、今年は三十周年ということで、記念講演会が開かれます。

「現代短歌と和歌(やまとうた)―違いとその魅力」

日時 令和5年11月25日(土)12時30分開場

第1部 13時30分~

第2部 14時45分~

場所 京都市北文化会館ホール(地下鉄 北大路駅 北大路タウン内)

 

第1部では、「現代短歌の魅力―言葉の力を感じてみよう」として、永田和宏氏の講演、

第2部では、「和歌―やまとうたの魅力 ―現代に生きる千年の歴史」として、冷泉時雨亭文庫の冷泉貴実子氏の講演と、冷泉時雨亭文庫の方たちによる披講があります。

 

入場料(前売のみ、先着400名) 一般 2000円 学生 1000円

下記申し込みフォームから、あるいは上賀茂神社社務所へFaxや郵送にて申し込み受付中です。

https://www.kamigamojinja.jp/202309101610/

そのころは、紅葉も見頃のピークでしょうか。

秋の京都へぜひ。

 本日、仙台歌会でした。新しくご参加の方や、かなりの遠方からバイク7時間! かけていらした方も。いい歌会でした。 歌会 → 二次会 と語り合い、10時過ぎに帰宅。 もろもろ済ませ、お茶を飲んでおります。

 お茶はなんでも好きですが、ほうじ茶が特に好きです。ぐっと寒くなってきたので、なおさら、お日様の匂いがする感じがして。

 今は、三重県度会町の有機ほうじ茶を飲んでいます。味が優しくて深くて大好きです。

 お茶の力の大きさを、日々感じています。

まこと些細なことなりしかど茶を飲ませ別れ来しことわれを救える            永田和宏『風位』

宣伝みたいになってしまいますが、11月9日の19:30〜zoomで選評会が行われます。

参加費は無料のようです。

お申し込みは
https://college.coeteco.jp/live/m1rjc46o
こちらまで。

大会の入賞作品などについて大森悦子さん、寺井龍哉さん、松尾祥子さんと話します。

お時間と興味があればお越しください。

みなさま、こんにちは。
塔zoom歌会はこれまでも選者が毎回ひとりずつゲスト的に参加していましたが、この9月からは編集委員もそのローテーションに加わることになりました。

・zoom歌会のメーリングリスト
・ホームページの「イベントカレンダー」「お知らせ」

で毎月の開催日時などを告知していますので、ご興味のあるかたはまずぜひメーリングリストにご登録ください。ご登録の希望は、「塔」誌面の「各地歌会案内」のzoom歌会のところに載っている近藤由宇さんのメールアドレスまで。

いま住んでいる家はペット禁止なのですが、玄関先によくこの2匹の猫がやって来て仲良く日向ぼっこをしています。いわゆる地域猫。左が「茂吉」、右は「赤彦」、勝手に名前をつけました。

赤彦(あかひこ)はいまごろ痛(いた)みふかからむ赤彦をしましねむらせたまへ
/斎藤茂吉『ともしび』

みなさんこんばんは。鈴木晴香です。

京都市内から叡山電車で30分ほど北の方角へ向かうと、
鞍馬という駅に到着します。

急な坂を登って鞍馬寺を通り抜け、その先もずっとずっと、山を登るいっぽんの道を進むと、与謝野晶子・寛歌碑が現れます。


何となく君にまたるるここちしていでし花野の夕月夜かな  晶子

遮那王が背くらべ石を山に見てわが心なほ明日を待つかな  寛

ふたりの間に立つと、ありがたくて、恐れ多くて、ちょっと嫉妬されそうな気持ちです。

さらに進むと、鞍馬天狗が修行したという木の根道が広がっています。この辺りで野生の鹿に遭遇しました。

 

山を越えたその先、和泉式部で有名な貴船神社がゴールです。

もの思へば沢の蛍も我が身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る 和泉式部

思っているより本格的な山。
私は変な虫(?)に刺されて1ヶ月くらい負傷してしまいました。

 

ダイソーで購入した100円のコーヒーの木を窓辺において、6年目の秋になりました。。このコーヒーの木は去年はじめて花を咲かせました。そして、その花が実になりました。でも、実は4粒ほどしかつかなくて、焙煎もしませんでした。

暑かった今年の夏の、夏のはじめころに、今年は去年の10倍くらいの数の花が咲きました。まったく同じ窓辺なのに不思議なくらいたくさんの白い花が咲いたのでした。そして、その花は確実に果実になりつつあります。一杯のコーヒーになりますでしょうか。

思ひきや別れし秋にめぐり逢ひてまたもこの世の月を見むとは/藤原俊成『古今和歌集』雑上1531

こんにちは。
荻原伸です。

福岡での全国大会からもうひとつきが経ちました。
大会のころはまだまだ夏でした。

鳥取のこの頃はすっかり朝夕寒いくらいです。
職場のそばの桜土手のさくらの葉も、イチョウ並木の銀杏の葉もすっかり秋です。そんな秋の日曜日に車に乗り込もうとしたところ、隣に停まっている車のタイヤにカマキリがいました。ずいぶん久しぶりのカマキリ♪

机べに青蟷螂がひそと来て威儀正しをれど誰も気付かず /前川佐美雄『鳥取抄』

前川佐美雄の『鳥取抄』(第11歌集)は佐美雄が家族を鳥取に疎開させるところからはじまり、敗戦を鳥取で迎えるあたりが詠まれている前半(第10歌集『積日』前半の「朝木集」と重なる歌がとても多い)、その後に招かれて鳥取を訪れたときの大山などの歌が合計630首収められています。

連作で詠む短歌の世界

「連作で詠む短歌の世界 NHK全国短歌大会・近藤芳美賞から」と題されたオンライン講座が開かれます。

栗木京子さん、佐佐木定綱さん、カン・ハンナさんが連作の詠み方について話されます。連作をどう作ったらいいのか迷われている方は一度、覗いてみられてはいかがでしょうか。

詳細は
https://culture.n-gaku.jp/course/5008?_gl=1*17eu6vz*_ga*MjA0MDM3MDEyMC4xNjc4OTYxNTI2*_ga_2WVQPSECR5*MTY5NjMwNzk2OS4yOC4xLjE2OTYzMDgwODIuMC4wLjA.
までどうぞ。

全国大会in福岡、楽しかったなあと思い出します。大会中は誌面に載せるための写真を撮っていたのですが、振り返ると自分用に撮った写真が3枚だけありました。

1枚目。行きの京都から博多までの山陽新幹線で、岡山付近で車内のワゴン販売がやって来たのを見て、思わず「ください」と言ったのがこれ。

新幹線のワゴン販売が10月末で終了というニュースを聞いていたので、新幹線名物のカッチカチのアイスクリーム、今のうちに食べておこう!と勇んだのですが、あれは東海道新幹線の話。山陽新幹線のワゴン販売は続くのでした。
販売員さんが「すぐに溶けてしまうので早めにお召し上がりください」とおっしゃったところで、カッチカチじゃないの??あれ??と気づいたのでした。同じことをする人はいるもので、前の席に座っていた若い男性2人からも「おい、車内販売終わるらしいぞ」「食べとこうや」という声が。
淡路島特産、なめらか~なヨーグルトアイスでした。おいしかったです。

2枚目がこちら。

会場の福岡国際会議場5階からの景色、博多港です。フェリーが出ていくところが見えます。韓国の釜山に行く船も出ているらしいです。ああ乗りたい。

前方に横たわっている横長の陸が、福岡市東区の「海の中道海浜公園」のあたりです。その左の、ポコンとした島が、志賀島です。あの金印の志賀島! 私は、あれはきっと志賀島、と検討がついた瞬間なぜかテンションが上がってしまって、
「志賀島ですよ!金印の!」と周りの人にもわあわあ言ったのですが、皆さんさほど感激するものでもないようで、「あ?ああ…」みたいな反応でした。勝手に興奮して申し訳ない……。名前だけ知っていた島と目の前の島とが合致したのが、たぶんうれしかったのです。時間があれば船で島に渡るんだけどなあ…

写真は撮っていないのですが、今回、会場から徒歩5分ほどのホテル博多プレイスというところに泊まりました。ここの朝ご飯が良かったです。普通の簡単なビュッフェなのですが、メニューにちょっとずつ工夫があり。すごいのが、スリランカカレーがあったこと。スリランカカレー、初めて食べました。後から調べると、スリランカカレーはココナツがベースになっているそうで、なるほど、確かに朝からでもさらさらと食べられるマイルドさ、クリーミーさでした。具はチキン。

3枚目の写真は自分の宝としておきますが、二十数年ぶりに再会した歌人と2人で撮らせてもらったもの。最後に会った時と今の間に二十数年が流れたとはとても思えず。先週飲んでさよならしたところじゃなかったっけ??とでも思えてしまうような感覚でした。不思議です。ずっとこんな感じなのかもしれません。歌のつながりはそういうところがありますね。

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