ブログ

こんにちは。岡部史です。
漫画家・水木しげる氏の出身地・鳥取県境港市には、水木氏が描いた
妖怪たちのブロンズ像の立ち並ぶ、妖怪ロードがあるとのこと。
「塔」の会員で境港市在住の佐々木千代さんは

 ブロンズ像抜け出だしたる<ぬらりひよん>わたしの歩幅に合はせ付きくる
                 佐々木千代「塔2022年9月号・題詠四季」

という愉快な(ちょっと不気味な)歌も詠まれています。

水木しげる氏は上京後、調布市に住居を得て、五十年ほども生活されていました。
それで調布市でも、水木氏にちなんだ建物やオブジェを見ることができます。
次の写真は、深大寺近くの鬼太郎茶屋の前あたりで撮影したもの。

ゲゲゲの鬼太郎とねずみ小僧ですが、角度がわるかったようで、
ふたりとものっぺらぼうに映ってしまいました。これはこれで、怖いかも。

年の暮に仕事なくなりて来て遊ぶ水族館にとおる児の声/田中栄『水明』

「仕事なくなりて」もいろいろだが、〈失業〉という意味だとどうだろう。
最近は各種の施設の入場料もそれなりのお値段になって、ただの暇つぶしに入るには、ちょっとつらい感じでもあるか。
 
ところで、それはつまり水族館の運営にもお金がかかるということで、水槽の水質維持のために酸素を入れたり、フィルターを通して汚れをとったり、そのためにポンプを動かさなければならない。ヒーターや冷却器で温度を調節したりもする。光熱費がどうなるか、この冬の家庭のそれを見ると、水族館も心配になる。
大災害が起これば、水槽の破損がなくても停電のために多くの魚を死なせてしまったりもする。

そういうことがいろいろあるわけだが、水質維持の話に戻すと、これはなかなか人工的な海水だけでは魚の健康を保つことができず、定期的に海水を運んでくる必要があるらしい。

これは大阪・天保山にある「海遊館」の前。湾内クルーズの船つき場があるが、その横に、小型の貨物船ふうの船が停泊していることがある。煙突には海遊館のマークがついている。
この船が沖のほうで新鮮な海水を汲んでくる。

もっと自然の豊かなところなら、すぐそこの海水を汲んだらよいのだろうけれど、なにぶんここは大阪湾。少し遠くまで行って海水を汲んでくることになる。

こちらは東京・池袋。サンシャインシティの裏手に、しばしばこの大型のトラックが停車している。鮮魚輸送車に似ているが、かなり大きい。
どうやらこれも伊豆方面から水族館のために海水を運んでくるものらしい。

水族館も、その舞台裏には、いろいろな仕事がある。
そういうことを想像してみるのも面白い。

別の日。海遊館の「第八先山」が戻ってくるところ。

きょうの土佐堀川。1月の中旬にはいなかったユリカモメが来ていた。数はそれほど多くないがそれなりの群れ。

夕方には高くたかく、ぐるぐるまわりながら登っていった。
塒に帰るとき、こんなふうに「鳥柱」をつくって高度をあげてゆくらしいが、どのへんを塒にしているのだろう?

なあ、どこなん?

鳥柱この世につづくまたの世のあるごとく空を捩じりていたり/永田紅『春の顕微鏡』

大寒を過ぎて、寒らしい寒さ。バケツの水が凍っている。

実家の庭。木々の剪定のための鋸でガシガシと叩いてみたが割れなかった。

こちらは大阪の家のベランダ。

指で強く押せば割れそうだが、この子たちが乗るぐらいならばだいじょうぶ。

池水の氷を割りしをみなごを半世紀前〈われ〉と呼びたり/水原紫苑『光儀』

 
半世紀前も、半世紀後も、氷が張ればどんな厚さか確かめてみるのは、私の場合は変わらない。

 本日、今年初の仙台歌会でした。今日は、震災の短歌のことで、NHK仙台さんの取材がありました。

 逆に、カメラを撮させていただいたりして。

 歌会の時間(4時間!)ずっといらっしゃいました。取材というのはたいへんですね……。
 短歌、いいですね、と言ってくださったので、やりませんか? とお誘いしたりして。

 2月17日金曜の19時半~の「東北ココから」(宮城県・東北地方向け)という番組で映る予定です。

 


今日は文学フリマ京都でした。
事務局の発表では来場者合計は
出店者・来場者計2424名で
コロナ前の2110名を抜いて
最高記録更新!とのことです。

「塔」のブースにもたくさんの方がご来場いただき、
たくさん歌集・歌書をお買い上げいただきました。
買っていただく値打ちのある本ばかりと自負しています。

ご協力いただいた方全てに感謝いたします。
売り上げは「塔」の運営費に当てさせていただきます。
(一部震災関連団体に寄付)
来年も文フリ京都をよろしくお願いいたします!

いよいよ明日が本番、文学フリマ京都!
↓  ↓  ↓
https://bunfree.net/event/kyoto07/

異次元の安さを追求していきたい・・・
定価の半額は当たり前!
もしかしたらもっとお宝が・・・?
来た見た買った、の一日に!!


佐藤涼子『Midnight Sun』


鈴木晴香『夜にあやまってくれ』


鈴木晴香『心がめあて』


澤村斉美『夏鴉』


澤村斉美『galley』


川本千栄『樹雨降る』


川本千栄『森へ行った日』


川本千栄第一評論集『深層との対話』


川本千栄第二評論集『キマイラ文語』


toron*『イマジナシオン』


千葉優作『あるはなく』


田村穂隆『湖(うみ)とファルセット』


平出奔『了解』


廣野翔一『weather cocks』

いかがでしたか?
選者の円熟の歌集から新鋭のフレッシュな歌集まで。
その他『塔』最新号、バッグやアクセサリーも販売します。
『塔』バックナンバー、会員の同人誌やフリーペーパーなど
無料のアイテムもいっぱい。
遊びに来るだけでもOK!
ぜひ立ち寄っておしゃべりして行ってくださいね!

文学フリマ京都がいよいよ明後日です。
週末はそうだ京都行こう!
文学フリマ京都の会場から徒歩距離に平安神宮があります。
少し遅めの初詣も如何ですか?
↓ ↓ ↓
https://bunfree.net/event/kyoto07/

ではカタログを続けますね。
定価の半額です。ほとんどの歌集がサイン入り!
自筆一首入りも多数ありますよ。


小林幸子『六本辻』
せきれいはこのやうに尾をたたきゐむ見知らぬうつくしい道にも


『前田康子歌集』
野の中に朝顔咲けり秋の日を誰か上手にめくりて過ぎぬ


前田康子『キンノエノコロ』
ひとは誰かの遺族でありぬちらちらと満作咲ける黄の向こう側


前田康子『おかえり、いってらっしゃい』
かなわなかったことを灯らせ咲いている蛍袋となりて女(おみな)たち


三井修『海図』
玄関に能を舞うごと足踏(あぶみ)して靴底の雪を払い落せり


三井修『汽水域』
継(つぎ)の母老いて意識の衰(おとろ)うと聞きてもわれに知恵のあらざり


三井修『海泡石』
樹でありし時間とその後の観音としての時間といずれが長き


三井修『うたの揚力』
現代短歌鑑賞155首


梶原さい子『リアス/椿』
体中にみどりの波を皺よらせ浅き眠りに祖母はたゆたふ


塔短歌会東北編『3655日』
東日本大震災10年。24人1273首。
*これのみ定価販売。
収益は全て東日本大震災被災関係団体に寄付されます。


なみの亜子『ばんどり』
グミの実の落ちる音する国道を夜あけ間際にあゆめるだれか


山下泉『海の額と夜の頬』
サンダルを履いて出ずれば夜は優し夜の大きな頬に入りゆく


山下洋『たこやき』
源頭に溢るる水無く涸れ夏の谷に湧きたる雲のまぼろし


山下洋『オリオンの横顔』
のぼり来し坂の終わりに咲き満ちて梅のくれない深く翳れる


山下洋『屋根にのぼる』
定型の格子のように揺れている樟の木下(こした)の光のはだら


岡部史『お菓子のうた』
お菓子を詠った現代短歌を紹介。とてもスイートな一冊です。


岡部史『韃靼の羊』
眼窩にしろく砂溜めてをりいついかにたれを愛せし生きものの果て

いかがですか??来たくなったでしょう?良い歌集ばかりですよ。
明日もまたご紹介しますね。

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 お正月ですが、実家が神社ですので、もう、手伝いで忙しかったです。ほんとうにありがたいことですが。

 それで、七日にようやくおみくじを引きました。

 ぱんぱかぱーん。〈大吉〉でした!
 それで、おみくじには、和歌が書かれていまして。

  春風の吹けばおのずと山かげの梅も桜も花はさくなり
         ~春風が吹いたから自然に山の陰の梅も桜も咲くよ~ 

といううれしいメッセージをいただきました。 「歌」として受け取るメッセージもありますね~

 佳い年でありますよう。 どうぞ、みなさま、幸せな一年に。

ページトップへ