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1月19日(日)11:00~
京都市の「みやこめっせ」で開催される
「文学フリマ京都」に「塔」はブースを出します。
https://bunfree.net/event/kyoto09/

ぜひ遊びに来て下さい。
ブース番号は「すー63・64」です。
「のぼり」を立てますのですぐ分かりますよ!
カタログは以下です。
https://c.bunfree.net/c/kyoto09/!/%E3%81%99/63

「塔」の選者や歌人の歌集歌書同人誌を
「文フリ価格」で販売します。
「塔」のバックナンバーは無料で配布します。
またアクセサリーや小物なども販売。
え?こんなものも?と思うレアな冊子も販売します。
(カタログには載せませんので現地で確認してくださいね~。)
どきどきのブース、大きなバッグを持って来てね!

また、この日は同じ「みやこめっせ」の「第1会議室」で
「塔」の再校、割付作業も行っております。
こちらもぜひ覗いて下さいね。

「イベントカレンダー」にも掲載しましたが、毎年恒例となってきましたオンライン新年会、2025年も開催します。
(「塔」12月号p.25にも案内を掲載しています。)
昨年(2024年)の全国大会は、台風10号の影響もあり、多くの会員が参加を断念せざるを得ませんでした。
歌会を楽しみにされていた会員も多かったのではないでしょうか。
そこで、今回の【昼の部】パネルディスカッションは、全国大会の詠草集を元に、パネリストのみなさんに存分に語っていただくことにしました。
全国大会に参加出来なかった方、元々不参加の予定だったけど全国大会に集まったみんなの詠草が気になる方、そしてもちろん参加したけどもう一度読み直してみたい方も、みなさま奮ってご参加ください。

2025年の幕開けを塔会員と共に祝いましょう!

【日 時】 2025年1月25日(土)15:00開始
【昼の部】 15:00~17:00 パネルディスカッション
「2024年全国大会詠草集&選者賞・互選賞作品を読む」
パネリスト:決定しました!
榎本ユミ・椛沢知世・竹内 亮・山内頌子
司会:千葉優作

【夜の部】 18:00~21:00 新年会
プログラム:巳年生まれの会員に今年の抱負を聞く
小グループに分かれてご歓談 など

【申込方法】下記申込フォームからお申し込みください。
https://forms.gle/e2pmGdg3vsStckuV6
※詠草集をお持ちでない方は、お申し込みの際に備考欄にその旨をご記入ください。

※参加は塔会員限定です。
※Zoomを用いての企画になりますので、
PC(マイク、カメラを備え付けたもの)・スマホ・
タブレット等が必要になります。

【申込期限】2024年1月23日(木) 定員80名

一部のみの参加、途中参加、途中退席もOKです。
参加者には、開催前日の夜までに
Zoomの接続先URLをご案内いたします。

【問い合わせ先】info[at]toutankakai.com またはHP「お問合せフォーム」から

普段誌面ではよくお見かけしているけどなかなかお会いできない、そんな全国の会員と知り合い話ができるチャンスです!
一人でも多くの会員のご参加を、心よりお待ちしております。

少し前に「不穏な惑星」と題して、スズメバチの巣のことを書いたが
ようやく冬になって、ハチの活動も休眠期に入ったので撤去することができた。
ラグビーボールより少し小さいサイズ。

このまま飾るか……と思ったが、そういう場所は無い。
家人にも拒絶されたので捨てるほかはないのだが、ただ潰して捨てるのももったいないので
断面を見てみることにした。

三階建て。
面白いのは外殻のが一枚の厚板ではなく、薄い板が空洞をはさんで重ねられていること。
「保温」の効果について言及している記述はいくつか見つけたが、この構造はおそらく強度にも関係するだろう。
軽くて強い構造をつくろうと思ったら、段ボール箱のような構造になるわけだ。
 

蜂の巣といえば、いわゆる蜂の巣構造。六角形の構造そのものが軽さと強度を備えた構造だった。

ふと見ると、軒下にもうひとつある。ひとまわり小さい。

こちらはきれいに取り外す事ができなかった。
外殻を引きはがしたところが、内部はやはり三階建て。


 

窓の上に巣くいし蜂のひそひそとこもりて音す曇り月夜を/高安国世『砂の上の卓』

 
この家に住む人は、ぜんぜん気づかなかったそうだ。
 

気がつけば、今年もあと残り僅か。
先週は、京都合同忘年歌会&忘年会があり、私も参加してきました。
歌会参加は約50名!
忘年歌会にこの人数が集まったのは、久しぶりの気がします。
選者も6名参加されて、なかなか豪華な歌会でした。
なにより、初めましての方、お久しぶりですの方にお会いできて、いろいろお話できたのがうれしかったです。

さて、「年の瀬」や「忘年歌会」とは何の関係もないのですが(苦笑)
最近私が「つい買ってしまうもの」の一つが、インド刺繍リボンです。

この「インド刺繍リボン」は、最近の手芸界での流行の一つで、少し大きめの手芸店に行くと、色・柄・大きさもさまざまなリボンがかなりの数並んでいます。
とてもきれいなものばかりなので、私なんかはそれを眺めているだけでワクワクして、どれもほしくなってしまいます。
「今日は3本だけ買う!」と決めていても、さてどれを買うのか、ものすごく迷うんですよ、これが。
上記は、そうして散々迷った挙げ句選んで買った、我が家にお越しになったリボンたちです。

買うときは、使途を特に決めずに買うことがほとんどなので、家で眺めながら何を作るか考えます。
で、最近作ったのが、これらです。

上のポーチはすぐお分かりになるかと思いますが、下の3つ並んでいるのは、携帯用ゴミ袋のケースです。
このゴミ袋自体は百均で3個100円などで売っているもので(右下に写っているロール状のものがそれ)、これを入れて、下に開けてある穴から引き出して使います。
ゴミ袋って、鞄の隅に入れておいたら便利だと分かっていても、何かいつの間にかくしゃくしゃになってしまい、いざ使おうとしたら目も当てられない状態になっていた、なんてこともしばしばです(少なくとも私は)。
それで、あちこちを参照しながら、こんなものを作ってみたというわけです。
ただの無地の生地に縫い付けただけですが、結構いい感じになった! と一人喜んでおります。

年末年始、また何か作ってみようかな…

第8回社員総会&シンポジウムのお知らせ

□ 日 時 2025年1月12日(日)  13:00~16:30
□ 場 所 オフィス東京
東京都中央区京橋1丁目6-8  T3会議室
( 東京駅八重洲口より徒歩約7分 )
□ 資料代   500円

□ 13時から14時    「一般社団法人塔短歌会」社員総会 (社員のみ)

□ 14時から16時30分  シンポジウム (どなたでも参加できます)

□ 講 演  「青春のアララギ―昭和短歌の確立 戦後最盛期の選者たち 」
        雁部貞夫先生(「新アララギ」代表・選者)

□ 鼎 談  「2024年の歌集を読む」

■梶原さい子 取り上げる歌集
西村美智子 『瞬の間に』       青磁社
門脇篤史  『自傾』         現代短歌社
古志香   『Banksia バンクシア』 本阿弥書店

■宮地しもん 取り上げる歌集
金田光世 『遠浅の空』        青磁社
小田桐夕 『ドッグイヤー』      六花書林
渡辺松男 『時間の神の蝸牛』     書肆侃侃房

■松本志李 取り上げる歌集
椛沢知世 『あおむけの踊り場であおむけ』 書肆侃侃房
小俵鱚太 『レテ/移動祝祭日』    書肆侃侃房
久永草太 『命の部首』        本阿弥書店

第8回社員総会 広告

「塔」を発行するには、割付という作業が必要になります。
大雑把に言って、どの記事を何ページから何ページに載せるのか、を決めていく作業です。
「塔」でもっとも大事なページの一つは、言う間でもなく選歌欄ですが(みなさんの詠草が載る欄ですね)、ここの割付のためには、その前提作業として、各選歌欄ごとに行数をひたすら数えて、その行数からページ数を割り出す作業が必要になります。

というわけで、割付作業の前半では、この「行数を数える→ページ数を割り出す」を数人の編集委員が黙々と行っております。
みなさまの詠草が選歌欄ごとに束になっているのを手に取り、1枚1枚めくりながら、延々と足し算を繰り返します。
(余談ですが、この作業時、私には指サックが必需品です!)

ところが、このときに、詠草用紙の大きさが揃っていないとひどく数えづらく、また数え終わった後に揃えづらいのです。

 詠草用紙は毎月の『塔』に綴じ込まれたものを使ってください
 HPからダウンロードしたものをA4用紙にプリントアウトして用いてもよいですが、必ず下のキリトリ線で切ってください

と口うるさく注意喚起しているのは、このためです。
選者の方からも「詠草用紙の大きさが揃っていないと、やりづらい」と聞いたことがあります。

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
先月割付作業を行っていたところ、明らかに規定の詠草用紙より小さい(短い)ものがありました。
それも、同じ選歌欄の中に2枚も。
よく見ると、HPのトップの「詠草用紙」のところからダウンロードしたものをプリントアウトしたとおぼしきものです。
でも、A4用紙に印刷して「キリトリ線」で切ったら、規定の詠草用紙と同じ大きさになるはずなのに、なぜ?
(ちなみに、2枚ともきちんとカットはなされていました。)

しばし考えて、ハッと気づきました。
おそらく100%の大きさでプリントアウトされず、少し縮小されてしまっていたのです!
そこで、私が自宅で検証してみたところ、プリントアウトの際に「実際のサイズ」や「(倍率を)規定」などにしないと、本来の大きさより小さく印刷されてしまうことが分かりました。
おそらくデフォルトが「(サイズを)合わせる」などになっている場合、そのまま印刷してしまうと、上記現象が起こるようです。

左がPDFファイルを「合わせる」で印刷したもの、右が規定の詠草用紙です。
よく見ると、左の方の「キリトリ線」の位置が、規定の用紙の下端よりも5㎜ほど短くなっているのがお分かりでしょうか。
このまま「キリトリ線」で切ってしまうと、上述のように規定より小さくなってしまうわけです。
ささいな違いと思われるかもしれませんが、選歌、割付、印刷会社、校正などの様々な場で、この「大きさが揃っていないこと」が作業効率を悪くしてしまうので、実はとても大切なことなのです。

会員の方の中には、書き損じその他の理由で、お手元に規定の詠草用紙がない場合に、このダウンロードしたPDFファイルを印刷して使っておられる方も多いと思いますが、投函(塔函?)する前に、今一度用紙の大きさに気をつけていただくと、大変ありがたいです。

そして、詠草の締切は毎月20日必着! 絶対に守ってください。
必ず普通郵便で。
そして、普通郵便は思いの外時間がかかることも多いですから、5日は余裕を持って、できれば1週間ほど前には投函(塔函!)するようにお願いします。
ん? 1週間前だと13日? って明日ですよね!
…というわけで、私も明日塔函予定です。
みなさまもお早めに。

こんにちは、小川和恵です。

先週、このブログで岡部史さんが 街歩き・札幌 という記事を書いておられましたが、その1枚目の自動販売機の写真に大変驚いてしまいました。

というのは

これは私の地元近く〈住道〉のもの

これは毎週のように行っている〈難波〉のもの

記憶が定かではありませんが、どちらもかなり前から設置されているもので、私にはとても見慣れたものでした。
少なくとも〈住道〉のものは、10年か15年くらい前からはあるのではないでしょうか。
(そしておそらく、〈難波〉のものも同じくらい前からあるような気がする)
なので、岡部さんが札幌で遭遇されたということに、本当にびっくりしたのです。
勝手に近畿圏だけのものではないかと思っていたので。

むかーし聞いた話では、この自販機は大阪府下でも3箇所だか4箇所くらいしかないということでした。
そのうちの1つがよく見る〈住道〉のもので、もう1つがやはりよく見る〈難波〉のものだということが、なんだか不思議な感じがしていました。
これを書くために調べてみたところ、今では大阪府下だけでも相当数あること、そして確かに全国展開であることが分かりましたが。

この自販機の下の方に

 Do not drink. This is a soup stock.

と書いてあるのも、なんだか笑ってしまいます。

で、その10年だか15年だか前からずーっと気にはなりつつ、実は一度も購入したことがないんですよね…
一度試してみたいとは思っているのですが。

ちなみに「私の地元近く」と書いた〈住道〉って、なんと読むと思いますか?
知らない人は、まず一発では読めないと思います。

正解は
 ↓
 ↓
 ↓

 すみのどう

でした。
この「住道駅」がある学研都市線(片町線)は、何気に難読駅名が多いんですよ!
興味がある方は、調べてみてください。


京都合同忘年歌会
京都歌会・京都旧月歌会・京都平日歌会の合同の忘年歌会を下記の通り開催します。
懇親会も行います。皆さんふるってご参加下さい。
*上記三歌会以外の方もご参加下さい!!
(詠草〆切が12月6日となっております。ご注意下さい。)

【日時】12月21日(土)13時~17時(終了後、懇親会あり)
【歌会会場】京都教育文化センター
      *京阪電車「神宮丸太町」駅5番出口から徒歩3分
【懇親会会場】池田屋 はなの舞 三条駅店
      *京阪電車「三条京阪」駅7番出口から徒歩5分
【会費】歌会は無料。懇親会は4000円~5000円(予定)
【申込】詠草1首をメールかはがきで12月6日(金)24時までにお送り下さい。
    懇親会の参加/不参加も明記して下さい。
【宛先・問い合わせ先】〒611-0028 宇治市南陵町1-1-142 川本千栄
メール EZS01212@nifty.ne.jp

今朝の朝日新聞一面の「天声人語」は、織物の魅力に
取りつかれるきっかけになったのが、四半世紀前にフィリピンの
ピーニャという布の織手を訪ねたことだった、とのエピソードで
始まっている。ピーニャ! 私にも懐かしい言葉である。

もう六十年も前のことになるが、中学に入学したばかりの頃、
父が一か月近く、仕事でフィリピンに出かけた。お土産に
数十枚もの、スカーフやハンカチを購入してきた。透き通るほど薄く、
光沢がある。いずれも南国を思わせる風物の刺繍が、手作業で
施されていた。父は広げて見せてくれて、
「パイナップルの葉の繊維から作られているんだ」と教えてくれた。

私も一枚欲しい、と思った。でも父は周囲の知人や親族にお土産として
渡しながら、私と妹には一枚もくれなかった。普段どこに行っても
お土産があったので、私には不思議なことだった。

五年前に父が亡くなり、やがて母も施設に入り、実家を整理していたら、
あの懐かしいピーニャのスカーフが一枚だけ出てきた。

今手にとって見ると、本当に薄く、実用品としてはどうなのか、
と思ってしまう。父も子供には不要なもの、として最初から
私たちに渡すつもりはなかったのだろう。父が亡くなって、
ようやく自分のものになったこのスカーフを、私は大切にしている。
必要なものはもう、自分で何でも買えるようにはなったけれど。 

膝の上にひろげむとして泳ぎ出す金魚の刺繍のストールを買ふ
               栗木京子『けむり水晶』

ピーニャは今ではとても入手しにくくなっているらしいし。

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