第1回北海道集会
6月24日(土)・25日(日)と札幌で第1回北海道集会が開催されました。
「塔」には東北から九州までたくさんの歌会がありますが、北海道にはこれまで歌会がありませんでした。その理由の1つには、北海道がとても広く、北海道各地に離れて住む会員が例えば札幌など一箇所に集まるのが簡単ではない、ということもありました。以前からぜひ北海道でも歌会を!という声はあったのですが、去年から今年にかけて一気に気運が高まり、北海道の皆さんと京都の松村正直さん、永田淳さんたちとの間で綿密な企画&準備のやりとりがあって、このたび実現しました。
24日は13時より札幌北18条の「ノースエイム」にて歌会。参加者は北海道の会員が16名、道外(関西や東京など)から9名で合計25名。特に北海道のかたはお互いにほとんどはじめて顔を合わせたということだったのですが、この歌会は次から次に活発に意見が出てとても盛り上がりました。短歌をやっている者同士の親近感、信頼感というものをこういうときに強く感じます。楽しすぎて、歌会風景の写真は撮り忘れました……
17時からは近くの居酒屋に場所を移して懇親会。店主さんにお願いして特別に作っていただいたという北海道堪能コース(?)を味わい尽くしました。
翌日は朝9時半に千歳駅に集合して、有志による観光。天気はあいにくの雨模様。参加者は7名。北海道を訪れるのが生まれてはじめてだった私は、この観光をずっと楽しみにしていました。
午前中は霧の支笏湖へ。湖畔を散策した後、全員で遊覧船に乗りました。この遊覧船は水中窓がついていて、船内に降りるとその窓から支笏湖の水中や湖底の様子が見られます。ヒメマスなどの魚、また「柱状節理」と呼ばれる岩が柱状になったものがたくさん見えて面白い。ランチの後、車を出してくださった水越和恵さんのご主人のご案内で「社台ファーム」見学。私はまったく詳しくなくて「社台ファーム」と聞いてもぴんとこないのですが、有名な競走馬の牧場だそうです。ダイワスカーレットなど有名な(たぶん)馬を直接見たり触れたりできて、これもまた迫力たっぷり。こんな巨大な馬がいるのかと思うような、ものすごい筋肉と毛並みの存在感です。
北海道を楽しみ、歌会や歌の話を楽しんで充実の2日間でした。運営に関わってくださった北海道の皆さん、本当にありがとうございました。塔ではこれを機に北海道における定期的な集会(歌会)を目指しています。今回不参加だったかたもよろしければぜひ今後の北海道集会にご参加ください。
第1回北海道集会の詳細なレポートは「方舟」や歌会記に掲載予定。そちらもお読みいただければと思います。