三日
早速に多くの方にコメントいただき、恐縮です。なんだかおねだりしたみたいで…(いや、れっきとしたおねだりですから!)
今後ともみなさんで活気づけていただければ幸いです。(「私なんかが書き込んでいいんでしょうか…」なんて思われている方、この機会に「是非!!!」)
で、桃の節句ながら、梅の花ですね、こりゃ。
憂(うれひ)なくわが日々はあれ紅梅の花すぎてよりふたたび冬木 佐藤佐太郎『冬木』
三日目にしてやっと短歌結社ブログらしく、引用などを。写真はけど、白梅なんですがね。結構散り始めていて、「ふたたび冬木」になる直前かな。
この一首、よく考えるとあまりいい歌じゃないな、佐太郎ファンの僕が見ても。結句の発見が観念的過ぎる気がする。なんだか「見つけてやったぞ!」みたいな感じ。
と、なんでこんなことを思ったのかとつらつら考えてみるに、角川「短歌」3月号の阿波野君の時評を読んだからなのかもしれない。ご存知の方も多いと思いますが、角川「短歌」の時評を今年の1月号から阿波野君が書いています。異例とも言える分量の多い時評で、半年間続くのかな、頑張って欲しいものです。
さてその阿波野君の時評ですが、超大雑把にまとめると、若手歌人のトリビアルな歌い方が自己目的化してて、それじゃいかんだろ、短歌は叙情詩なんだから!というもの。文中で何人もの若手歌人の歌を引用しているけど、たぶんみんな阿波野君より年上。そんな彼ら相手にちょっとけんか腰のところもあって、いいぞ!いいぞ!と喜んでしまった。
一昨昨日のブログで、阿波野君のことをからかった罪滅ぼし的に書いてるわけじゃありませんよ、念のため。
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