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佐太郎夫人の佐藤志満さんの第一歌集『草の上』のあとがきに
佐太郎のことを
「実生活の面でも、気性が激しいといふのか怒り易いのが辛かった」と書いてある。
貧乏だったことよりも怒られる事のほうがいやだったと文章は続く。
なんでこんなことをあとがきに書くのだろうと思うけれど、
本当に嫌だったとしか思えない。
あとがきを通して、夫に訴えてる気がする。
そんなことを考えていると、後ろで変な声がする。
夫が腹話術の練習をしている。
手に持っているのは、娘の歯の矯正で取った石膏の歯型。
歯型をカチカチさせて腹話術の練習をしている。

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