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 実家から柿を送ってきた。庭に一本、結構たくさん実をつける。
毎年家族で採りにいくのが恒例となっていたのだけど、今年はぐずぐずしているうちに父がひとりで100個近くを採ったらしい。
 そのうちの72個がダンボールに入っていた。隙間に韓国海苔やクッキーやお煎餅が詰められていた。ちょうど読んでいた歌集の中に同じような状況の歌があった。
 ・届き来しいかなごの釘煮の段ボール隙間はクッキーなどに埋められ
         (尾形貢『水の呼吸』)
 キッチンの隅に新聞を敷いて柿を並べた。熟した順番に食べていく。リビングとキッチンが繋がっているので、なにをしていても視界の端にぴかぴかしたオレンジ色が目に入る。そこだけずっと夕日にあたっているようで、なんとなく温かい気持ちになる。柿を食べ終えると、本格的な冬。
 

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  • Emi より:

    オレンジは眺めているだけで元気が出ますね♪実家からの宅急便、うれしいですね。
    関西に来て、この形の柿初めて見ました。実家の方のはもっととんがったやつです。父が柿好きということもあってか、私も柿が好き。よく買うので、子どもも食べます。現代っ子は柿をあまり食べなくなったとニュースで見たけど。柿を食べるとビタミンAが、んがーっ!とチャージされる感じ。
    お父さま、これを取るのも鳥から守るのも大変だったでしょうね。

  • Emi より:

    今年、近所にあった大きな柿の木が切られてしまいました(T_T) 
    梅雨のころ、スズランみたいな小さい緑のものがこつんこつんと路に落ちてきて、「ああ、これが柿の花かぁ」と木に教えてもらった翌日に。
    突然の生々しい匂いと大きなチェーンソーの音に立ちすくむしかありませんでした。
    それでなくても、柿の木はもう近所に少なくて、この秋は鳥たちも困っているでしょう。
    たくさんの実を生らせ、太い枝にたくさんの鳥たちをとまらせていた柿の木は、どこか誇らしげでした。
    「記憶の木」ばかりがこの町に増えていきます。
    藤田さんのご実家の柿の木は「お父さんの木」ですね。いつまでも大切にしてあげてください♪

  • 藤田千鶴 より:

    近頃は年中いろんな果物が手に入るので、柿はそんなに喜んで食べられなくなってきているようですが、うちもみんな柿が大好きです。
    私はずっとこの形で馴染んできたのですが、そういえばいろんな柿がありますよね。樹に限らず、「あったもの」がなくなると心がすうすうしますね。「記憶の木」のこと、いつまでも覚えていてくださいね。

  • kenken より:

    家族の愛情を感じる写真ですね〜
    上記コメントにもあるように、これを全部取るのは大変だったろうな〜と思いました。

  • 柳村知子 より:

    富有柿という甘柿でしょうか。たくさんで、とてもおいしそうですね。
    柿の実は木に重そうに生っているときも、キッチンにあるときも見事な色合いですね。
    新潟で今、出回っているのは八珍柿(ハッチン)です。佐渡で多く生産されていてJAの商標名「おけさ柿」です。渋柿で種が無く、焼酎にさわして渋抜きした柔らかいさわし柿です。
    柿を食べると風邪ひかないとか、丈夫になるとか言いますね。
    もうしばらくすると富有柿がこちらの店頭にも並ぶでしょう。富有柿の歯ごたえも好きです。初参加した今年の夏の大阪全国歌会で藤田さんとは懇親会で同席してお世話になりありがとうございました。

  • 藤田千鶴 より:

    そうですね。枝から切って、またその小枝をとって布で磨いて。結構大変なんですよね。
    大切に食べたいと思います。

  • 藤田千鶴 より:

    柳村さん、「おけさ柿」も「八珍柿」も明るくて楽しい名前ですね。
    全国には本当にいろんな種類の柿があるのですね。
    全国大会ではお話できて楽しかったです。11月号での報告を読みながら思い出していました。

  • 清水良郎 より:

    写真の柿は「富有」でしょう。「八珍柿」は「平無核」(ひらたねなし)の別名です。「越後七不思議」に、もうひとつ(八番目の)珍しい物(種のない柿)があるという言い伝えから、この名がついたと言われています。「富有」は甘柿ですが、「八珍」は渋柿。アルコールで渋抜きしたものを「さわし柿」といってこれは美味。農学部の実習がなつかしく思い出されます。

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