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息子は毎日夕食後に音読の宿題をやっている。昨日までは「ごんぎつね」を読んでいたが、今日から俳句と短歌になった。小学4年の教科書に載っているのは、こんな作品。
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺       正岡子規
桐一葉日当たりながら落ちにけり    高浜虚子
咳の子のなぞなぞあそびきりもなや  中村汀女
ふるさとの山に向かひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな                 石川啄木
金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に 与謝野晶子
ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲  佐佐木信綱
教科書でどんな俳句や短歌と出会うかは、けっこう大切なことかもしれない。

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  • りょうだゆうこ より:

    今年から新しい学習指導要領になり、教科書も一新。季節ごとのページがあり、詩や俳句、短歌がのっていて、主に声に出して読むこと、日本の文化に触れることがめあてになっています。なかなかゆっくりとは時間がとれず、とばす人も。
    今、勤務している学校では、多くのクラスが五色百人一首やおーいお茶の新俳句に取り組んでいます。
    6年生の担任中は、教室で句会や歌会もして楽しかったです。

  • 松村正直 より:

    学校や担任の先生によって、取り組み方にはだいぶ差があるのでしょうね。
    短歌の場合、親や先生が短歌をしていたので自分も作り始めたという例がけっこう多いと思います。

  • Emi より:

    やはり、初めて触れる短歌というものは鮮明に記憶されるのでしょうね。
    世に聖子ちゃんが流行っていたころですが、わたしのファースト短歌は石川啄木の「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」でした。
    ちなみにそのとき俳句のほうは「目には青葉山ほととぎす初鰹」でしたが、参観ではりきった男子が「目には青葉山」と音読して爆笑に。(当時のおすもうさんに青葉山というのがいた)
    ちなみにちなみに去年の息子の中2国語では、北原白秋の「草わかば色鉛筆の赤き粉のちるがいとしく寝て削るなり」でした。
    参観では やはり関西の子→「寝て鉛筆を削ったら目に粉が入るやないか〜い」というツッコミも。仰向けに寝て削ってると思ってたようで^^;

  • りょうだ ゆうこ より:

    Emiさんは初めての短歌との出会いをしっかり覚えているんですね。すごーい!
    私は残念ながら、忘れてしまっています。
    ただ小学校の国語の時間の音読は大好きで、いまだにどんな物語を学習したかは覚えています。
    「くじらぐも」「きつねの子が拾った定期券」「アフリカのたいこ」「みかんの木のなる寺」「野ばら」など。
    教師になって、まだ「くじらぐも」が1年生の教科書に採用されて載っていたときはびっくりしました。
    ところで松村さんやEmiさんの息子さん、娘さんがたは短歌を作られていますか?

  • Emi より:

    りょうださん♪メッセージありがとうございます(^^)/
    うちの子はですねーどちらも息子。(片方は娘っぽいけど^^;)
    上の子は週休2日になったバリバリのゆとり教育世代。短歌俳句はたぶん先生が飛ばしたのでしょう。ほとんどやってません(>_<)
    下の子は「移行」の子。4学年違いですが、習ってくること&量の多さが上とは全く違います。なので、下の子は小中学校でそれぞれ作歌経験アリです♪
    どちらかというと下のほうが歌ネタ提供やら(それを採用するかしないかは別として)短歌に近いかなあという感じですが、意外や意外!「いっしょに歌会とやらに一度行ってみたい!」と最初に実行に移したのは兄のほうでした。
    「お母さんがそんなにいつも嬉しそう&楽しそうに行ったり帰ったりする歌会なるものはいったいどんな所なのか?」と思ったみたいです。
    で、夏休み中に秋の天王寺歌会を見学させて頂いたのですが、「好きなことをやっている人は輝いている!好きなことをやるために遠くからでも集まるなんて塔という集団はすごい」っと言ってました。
    お母さんが短歌が好きで楽しそうなのはたぶん分かってくれてると思うのですが、数学のセンスと一緒

  • Emi つづき より:

    数学のセンスと一緒で、国語の創作に関しては、どうやらあまり遺伝しないものと思われます^^;
    やっぱり最初の出会いって大事♪

  • りょうだ ゆうこ より:

    Emiさん、息子さんでしたか・・・。失礼しました。親としては、自分が打ち込んでいるものや打ち込んでいたものに子どもが興味を持ってくれるといいなと思いますが、なかなか難しいですね。
    我が家は、家族は歌のネタとして登場するので、こっそり見ては出演料ちょうだい!などと言うことも。
    長男、次男とも主人がやっていたボーイスカウト、サッカーにそれぞれが夢中のようです。
    夏休みの宿題のときのみ、大津市の短歌俳句大会に作品を出しています。(添削はさせてくれませんが・・・。)

  • 関口健一郎 より:

    30年以上前の中学向けの国語の教科書に,
    夜の蝶の翅ひろげたるけはひあり熱兆しつつさむきわが額(ぬか)  
     塚本邦雄「装飾楽句」
    が掲載されていたのはよく覚えています。
    今の教科書に掲載するなら,
    パレットで火薬を溶いていることに少年はいつ気づくのだらう
     目黒哲朗「CANNABIS」
    なんていいと思うのですが。

  • 松村正直 より:

    うちの息子は、家で短歌の話をしている時などに、自分も仲間に入れてほしいと思うのか、時々短歌を作って持ってきます。
    短歌を作る子になるよりは、スポーツでもして元気に遊ぶ子になってほしいと思いますが・・・。

  • Emi より:

    つづけざまの登場、どうかお許しを。
    りょうださん。出演料交渉かわいいですね♪いつか会えたらお話いしたいなあ。(この夏の全国大会に期待♪)
    編集長。「少年少女が初めて出会うときのおすすめ短歌」という特集はいかがですか?(^^ゞ

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