寒いけれど、春
3月号の特集「平井弘インタビュー 恥ずかしさの文体」は、昨年10月に岐阜市へ行き、平井弘さんにお話をうかがってきました。約4時間にわたり、たっぷりとお話しくださいました。
平井さんが少年時代を過ごされた地域と私の実家はわりと近く、以前、お話ししたときに、場所の記憶に共通のものがあることに驚きました。40年ほど時間は隔たっているものの、「平井さんもあの岩(前一色山という小さな山の上にある巨大な岩で、地元の子どもたちの遊び場になっていた))で遊んだの!?」というようなことが出てきます。平井さんの子ども時代を追体験しながら自分の子ども時代がよみがえってくるような、不思議な感覚になります。
4月号掲載の後編では、文体の変化に迫っていきます。お楽しみに!
写真は先週、京都御苑にて。
桜だと思うのですが、どんな種類なのか。つぼみはふっくらと丸く、花は純白、八重咲きです。インターネットで調べると「白妙」というのが近い気がします。
澤村斉美 にコメントする コメントをキャンセル