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三枝昂之さんの作品「春隣り」20首のなかに、『塔事典』を詠んだ歌がありました。
よみがえる坂田博義『塔事典』にひとひら淡き白梅が咲く
あたらしき一歩が含む遠き水「塔」という字のなかのアララギ

1首目は1961年に亡くなった歌人坂田博義のこと。『塔事典』には「坂田博義」のほか「坂田博義・清原日出夫論争」「『坂田博義歌集』」「坂田博義ノート」といった項目があります。
2首目は斎宮の忌み詞として「塔」を「あららぎ」と言うことを踏まえて、「アララギ」の水脈につながる「塔」の歴史を詠んだものです。
ありがとうございました。

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