『高安国世アンソロジー』(松村)
塔創刊55周年記念として、永田和宏編『高安国世アンソロジー』(青磁社)が出版された。高安さんの十三冊の歌集+未完歌篇の中から、永田さんが千数百首を選んだものである。
ここしばらく、高安さんの作品を読もうと思っても、短歌新聞社文庫に入っている『真実』以外は手軽に入手することができない状況になっていた。もちろん、『高安国世全歌集』(沖積社・1987年)はあるのだが、最初から全歌集というのは少々ハードルが高い。また、アンソロジーとしては既に高安国世自選歌集『光沁む雲』(短歌新聞社・1976年)があるが、こちらは第9歌集までの収録であり、それ以降の歌が含まれていない。
そういうわけで、本当に待望のアンソロジーが出版されたという思いがする。今年は高安さんの没後25年でもある。定価1800円と大変お買い得になっているので、ぜひ皆さんにお読みいただきたいと思う。
コメントを残す