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岡部史です、こんにちは。

国際タンカ協会(ITS)が年に二度発行している機関紙の最新の17号に
素敵な短歌とその英訳を、見つけました。
作者の川上幸子さん(短歌人)の許可を得て、転載させて頂きます。
実は仏語訳も併記されているのですが、少し長くなってしまうので、
残念ながらここでは割愛させて頂きました。

本多稜さんの最新歌集『時剋』は、「塔」五月号の短歌時評で、小林真代
さんも取り上げておられるので、併せてお読みください。

花と星と鳥と
Flower, Star, and Bird
             川上幸子訳
             tr. by Yukiko Kawakami

嘘いくついいわけいくつ吐きて来しくちびるに花花は紫陽花 
藤原龍一郎『夢みる頃を過ぎても』
how many lies
how many excuses
have these lips made up?
a flower to the lips
the flower is a hydrangea

星いくつ転移はいくつ病院の診察券がまた一つ増ゆ 本多 稜『時剋』  
how many stars,
how many metastases
have I got?
again I have got
another patient ID card

牧水の白鳥(しらとり)いくつ恋いくつ一つと疑はざりし若き日  川上幸子
how many white birds or
how many loves were there
for Bokusui?
it must have been only one ―
I never doubted it in my youth

英訳の方を読んでいると、私はボブ・ディランの「風に吹かれて」
を思い出してしまいます。高校生の頃に聞いた、ジョーン・バエズの声の
方で、ですが・・・。

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