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カテゴリー "永田紅"

実家では何年も猫のいない生活が続いていましたが、一昨年と昨年、灰色猫のトムとネムがやってきました。

左の縞々がトム、右のハチワレがネム。どちらも男の子です。

この度、この猫たちが地上波デビューすることになりました。

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ネコメンタリー
猫も、杓子(しゃくし)も。
永田和宏とトムとネム

NHK Eテレ 11月6日(木)午後10:30~午後11:00
NHK Eテレ 11月9日(日)午後6:00~午後6:30

https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-Z52R515WW1

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猫愛あふれる撮影スタッフさんたちでした。
寝ころんでいる猫の足の裏を美しく撮影するために、レフ板を使ってくださっていたのに感動。

お時間がありましたらどうぞご覧ください。

おまけ。子猫時代のトムとネムです。

直前のお知らせになってしまいましたが、NHK BS で放送されている「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」シリーズで、「湯川秀樹 日本初のノーベル賞 世紀の頭脳に全国が熱狂した」が本日再放送されます。

湯川博士の短歌について、永田和宏がすこしお話しています。
お時間がありましたらどうぞご覧ください。

2025年10月6日(月)
午前11:15~午後0:00
NHK BS
(初回放送は、10月1日(水)午後9時15分~でした)

先日、母の命日に法然院へ行きました。
お墓参りとともに、河野裕子・永田和宏の歌碑のところへ。
歌碑は山門へ向かう参道の左手にあります。

久しぶりに見たのですが、彫られた文字がずいぶん読みやすくなっていて驚きました。
左が設置当時の2022年9月の写真、右が2025年8月です。

時間が経つと文字は見やすくなりますよ、と石屋さんから聞いていたのですが、本当に。

うれしくなり、LINEで父と兄に、
「歌碑の字が読めるようになってる!」
と写真とともに報告したところ、

「そうそう。
さっき桃の字の中のゴミ掃除しておいた」
と兄からメッセージが。

「桃の字」とは、このことですね。

われを呼ぶうら若きこゑよ喉ぼどけ桃の核ほどひかりてゐたる 裕子

私より先に法然院へ行って、「桃」の中に溜まっていたゴミを掻き出してくれたようです。
たしかにきれいになってた。
父もその前に行っていたので、みんなそれぞれでのお参りになりました。

父のほうの歌は、

きみに逢う以前のぼくにあいたくて海へのバスに揺られていたり 和宏

です。

二首を並べて見ると、

「われを」⇔「きみに」
「呼ぶ」⇔「逢う」
「ひかりてゐたる」⇔「揺られていたり」

と構造もどこか響き合っているのでした。

さて、今日から、朗読劇「たとへば君 四十年の恋歌」が新国立劇場 小劇場で四日間にわたって上演されます。
浅野ゆう子さんが河野裕子役、中村梅雀さんが永田和宏役を演じてくださいます。


https://artistjapan.co.jp/performance/ajrt_tatoebakimi2025/

河野裕子を演じるにあたり、浅野ゆう子さんは、法然院の母のお墓までお参りにきてくださったそうです。
ありがとうございます。

直前のお知らせになってしまって恐縮ですが、今晩のNHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」は、京都から、番組初の公開生放送2時間スペシャルです。

5月24日(金)
1コマ目 午後8:05~午後8:55(50分)
2コマ目 午後9:05~午後9:55(50分)

以下、番組ホームページから。
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テーマは、平安時代の京都が舞台の大河ドラマ「光る君へ」にちなみ、恋の歌と『源氏物語』。

1コマ目は、京都在住の歌人・永田和宏さんをお迎えします。妻で歌人の河野裕子さんと生前に交わした歌を中心につづられた著書『たとへば君 四十年の恋歌』を題材に、いにしえより人々を魅了してやまない恋の歌の魅力に迫ります。
2コマ目は、100年前にA・ウェイリーによって英訳された源氏物語を現代の日本語に翻訳した毬矢まりえさん・森山恵さん姉妹をゲストにお迎えします。日本人と異なる視点を1度通すことで、なにが見えてきたのか。1コマ目のゲスト・永田和宏さんも交えて、源氏物語の魅力を語り合います。
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高橋源一郎の飛ぶ教室 – NHK

1週間は聴き逃し配信もあるようです。

京都の上賀茂神社(正式には、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ))では、毎年春に「曲水の宴」が催されています。

小川の上流から流される盃が目の前を通り過ぎるまでに、短冊に歌をしたためる、というあの平安時代の雅な行事を復興したものですが、今年は三十周年ということで、記念講演会が開かれます。

「現代短歌と和歌(やまとうた)―違いとその魅力」

日時 令和5年11月25日(土)12時30分開場

第1部 13時30分~

第2部 14時45分~

場所 京都市北文化会館ホール(地下鉄 北大路駅 北大路タウン内)

 

第1部では、「現代短歌の魅力―言葉の力を感じてみよう」として、永田和宏氏の講演、

第2部では、「和歌―やまとうたの魅力 ―現代に生きる千年の歴史」として、冷泉時雨亭文庫の冷泉貴実子氏の講演と、冷泉時雨亭文庫の方たちによる披講があります。

 

入場料(前売のみ、先着400名) 一般 2000円 学生 1000円

下記申し込みフォームから、あるいは上賀茂神社社務所へFaxや郵送にて申し込み受付中です。

https://www.kamigamojinja.jp/202309101610/

そのころは、紅葉も見頃のピークでしょうか。

秋の京都へぜひ。

 

生命誌研究館30周年記念行事_プログラム

永田和宏が館長をしておりますJT生命誌研究館は、本年30周年を迎えることになり、5月27日(土)の午後、下記の講演会を開催いたします。

もしご興味のある方が居られましたら、まだ席に余裕がありますので、どうぞお出かけください。

本来はネットの申し込みが必要なのですが、受付で「C-99」と言っていただければ通れるようにしてあります(参加無料)。

とのことです。

 

JT生命誌研究館 創立30周年の集い

「科学の未来と生命誌」

日時 2023年5月27日(土)14:00~17:25

会場 浜離宮朝日ホール(東京都中央区)

 

プログラム

13:15 受付開始

14:00 開演

14:15 お話 中村桂子(JT生命誌研究館名誉館長)

「生命誌版『ピーターと狼』と共に歩んだ30年」

(ピアノ演奏:プリムローズ・マジック)

15:25 休憩

15:40 研究活動紹介映像

「生きもの愛づる人々 III」

16:05 対談 山極壽一(総合地球環境学研究所所長)✕ 永田和宏(JT生命誌研究館館長)

「科学のおもしろさをみんなと共有したい ―答えより問いを求めて―」

17:25 閉幕

 

生命誌研究館30周年記念行事_会場地図

JT生命誌研究館創立30周年の集い「科学の未来と生命誌」 | JT生命誌研究館 (brh.co.jp)

先日の春分の日、「はがき歌全国コンテスト」の表彰式で愛媛県松山市の子規記念博物館へ行きました。

コロナ禍が続き、表彰式が開催されるのは4年振りのことでした。

いつも子規博の売店を覗くのが楽しみなのですが、今回は「子規博オリジナルへちまたわし(大)」を購入しました。

ちょっと見にくいですが、チラシの写真にあるように、子規博の糸瓜棚で育てられたヘチマなのだそうです。

種から育て、筆で受粉させ、収穫し、たわしに加工されて店頭に。

立派なへちまたわしです。

(背景のグリーンは、私がいない間に父が半分収穫して食べた豆苗の残り)

タグには、

「十年の汗を道後の温泉(ゆ)に洗へ (子規)」

の一句があります。

糸瓜忌は、9月19日。

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 子規」のマスキングテープも買いました。

こうしてマスキングテープが増えるばかり。

子規のこころに庭を眺めて臥してをり人ごゑがすれば人の懐かし  河野裕子

2月の終わりから9日間ほど、学会でオーストリアのインスブルックへ行っていました。

ロシア、ウクライナの影響もあり、飛行機は2回の乗り継ぎとなり、家を出てからホテルまで33時間かかりました。

インスブルックは冬季オリンピックが2度開催された町で、スワロフスキークリスタルでも有名のようです。

ホテルの窓からのアルプスの眺め。

街にはほとんど出かけませんでしたが、子どものお土産にぬいぐるみを買いました。

何の動物でしょう?

(背景のふさふさグリーンは、父が水耕栽培している豆苗です。スーパーで買ってきて一度食べた後、また芽が伸びてきて二度目の収穫を待っているところ)

お土産屋さんに尋ねると、売り物の絵葉書の写真を見せてくれながら、「マーモット」だと教えてくれました。

さて、この動物、実は今年の1月30日の真中さんのブログにも登場しています↓

結氷

氷の上に乗っているぬいぐるみ「この子たち」について、

「左はハリネズミ、右はテンジクネズミ…?」と真中さんにメールでお尋ねしたところ、

「右側はアルプスマーモットだそうです。(アルプスの少女ハイジ関連グッズ)」とのお返事をいただきました。

へえ、マーモットというのか、とその時知ったのでしたが、今回アルプスの麓で出会ってうちに来ることに。

こうしてぬいぐるみが増えるばかり。

いまわれはジェット機といふ籠のなか恐竜およぐ夢を見てゐき 坂井修一

永遠に話し続けているだろう旅の途中は旅の話を       奥田亡羊

帰る場所われらにありて平凡に旅の終はりをかみしむるかな  大口玲子

昨晩は、娘とふたりの夜ごはんでした。

というわけで、9歳の娘と一緒に作ってみました。

オムライス、ならぬ、王蟲ライス。

王蟲の殻は、卵3個に茹でた法蓮草を混ぜて薄焼きにしています。法蓮草はミキサーで上手く回らなかったので、すり鉢でごりごり。

口元から出ているうにょうにょは、ベビースターラーメン。

攻撃色の目はもちろんミニトマトですが、斜面を滑り落ちるので、娘がケチャップで貼りつけていました。目の数が分からず適当につけましたが、あとで調べると本来は14個だそうです。

周囲には、ちょっとあっさり目の腐海。

中身は豚肉チャーハンです。

直径28cmのお皿に乗っています。けっこうなボリューム。味は無事に美味しかったです。

一度作ってみたかったので、満足。こんなことを一緒になって面白がってくれる子どもで嬉しいです。

これも昆虫食の一種かな?「なんてひどいことを!」とナウシカに言われてしまいそう。

ネット上にはさまざまな王蟲ライスが溢れていますが、最初に、オムライス→王蟲ライスを考えた人はすごいと思う。

すでに人の絶えたる街に遺されし椅子ありて虫のたぐひが棲める  富小路禎子

この虫も永遠とかいふところまで行つちまひたさうに這ひ急ぎをる 前川佐美雄


10代、20代の塔会員のみなさん。
本日8月10日(水)は、「十代・二十代歌人特集」の締切り日です。

もし、「締切りになっても納得のいく7首がそろわなかったから、今回はスルーしようかな」なんて思っている方がいたら、まちがってもスルーしないでくださーい!

たとえ、「あと1首足りない、2首足りない、…、7首足りない(笑)!」という状況であっても、とりあえず参加の意思を伝えてもらえればうれしいです。
割付作業のために、特集のページ数は見積もらないといけないので。
スペースを確保してお待ちしています。
7月号81ページに募集要項が載っています。

私は12歳のとき「塔」に入会して、「十代・二十代特集」が始まった初回からこの特集に参加してきました。
最初は高校生だったかな。
29歳のときには、これで最後か、とそれなりの感慨がありました。
隔年の特集ですので、次は2年後。
今の歌は今しか作れません、ほんと。

2年前のブログで、兄がこんなことを書いています↓

実はまだ間に合う(こっそり)

うん、そんな感じ。
やっぱり出すのが大事。

写真は、わが家のアカハライモリの赤ちゃん、「ウーパー」と「ルーパー」です。
エラがかわいい。
ふだんはじっとしていて、動くときはけっこう速いです。

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