銀のエンゼル
一週間ほど前、7歳の娘が森永製菓の「チョコボール」のくちばしを開けたところ、「やったー、銀のエンゼル!!」と飛び跳ねました。
「金」のエンゼルマーク1枚、「銀」のエンゼルマーク5枚で、おもちゃの缶詰がもらえるという、あれです。
わたくし、四十何年間生きてきて(先月末、ちょうど誕生日でした)、今まで一度も「銀」にも「金」にも出会ったことがありません。
うそー!?とのぞきこむと、確かにうすい色のインクで印刷された天使「銀」が飛んでいます。
はじめて見ました。銀のエンゼル。
ほんとにいるんですね。
子どもの頃から、何十箱もチョコボールを食べてきたはずですが、ずっとあこがれのままでした。
うるさいな銀のエンゼル貯まったし遠距離なんて言わないでくれ
日向彼方「短歌」角川歌壇 2019年10月号
この歌、状況はよく分からないのですが、なぜか印象に残っています。
エンゼルの歌をもう一首。
こちらはチョコボールではなくて、ミルクキャラメル。
黄の箱の森永ミルクキャラメルの白いエンゼル水運ぶ途中
河野裕子『家』
調べてみると、森永のエンゼルマークは明治時代からあって、時代とともに変遷してきたそうです。
さて、先日の私の誕生日に、姪っ子がチョコレートケーキを作って兄と一緒にもってきてくれました。
そういえば兄が以前から銀を何枚か集めていることを思い出し、様子を聞くと、すでに4枚持っていて、あと1枚とのこと。
うーむ、合わせれば5枚…。
なんていう話をブログに書こうと思っていたところ、なんと昨日兄が5枚目をゲットしたとのこと!
何年がかりだったのでしょう。
ついにおもちゃの缶詰がもらえるのかあ。
うらやましい。
…という話をブログに書こうと思いながらも、昨夜アップできずに眠ってしまったところ、今日の夕方のおやつの時間、娘が「あ!出たー」と既視感のある飛び跳ね方を。
なんと、1週間で「銀」が2枚も当たってしまいました。
銀のエンゼル週間。
キョロちゃん缶、はやくうちにもおいでね。
さて、その兄と、先週末に朝日カルチャーセンター京都教室で、対談をしました。
「短歌のある暮らし」というテーマで、1時間半ほど。
参加者の半分はZoomでのオンライン受講でした。
兄妹ふたりで話すのは、はじめてです。
お互いにどんな感じになるのか全くわからなかったのですが、けっこうのびのび自由に話せて、時間が足りないほどでした。
お越しくださった方の中には「塔」の懐かしいお顔もあり、久しぶりにお話できてうれしかったです。
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