ブログ

鵯来れば目白逃げちり百舌の声に鵯翔けり去りぬ赤きは豆柿/北原白秋『風隱集』

夕方なので光量不足。ややピントが甘い。

モズやヒヨドリの姿はなし。
カラスとムクドリ、スズメが少し離れたところにいたが、とりあえずは落ちついて食事ができる様子。

柿の種類はわからないが、これは普通に庭木として植えられたもので甘い実がつくのだろう。

掲出歌の「豆柿」は、小さな実のつく種類だろうが、「豆柿」と言われるのは柿渋をとるために植えたもののはず。
昔はあちこちに植えられて、柿渋が生産され、それを使う場面も多かった。

ところで、メジロはヒヨドリに追い立てられているばかりかというと、そうでもないらしい。

ヒヨが来て柿の実裂けてメジロくる五、六羽どれもふっくらきみどり/隈元榮子『朝はめざめて』

メジロは小さい鳥で、嘴は強くない。
ヒヨドリが穴をあけて食べちらかした後で「お相伴にあずかる」ということだとか。

コメントを残す

ページトップへ