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加藤克己さんが亡くなった。
先週から加藤さんの『現代短歌史』を取り出して読んでいたところ。
今も目のまえにその著書がある。
まさに加藤さんの文章の息吹を感じていたところなので、
おもわず朝刊を手に硬直してしまった。
もしかしたら、よくあることなのかもしれないけれど、
このシンクロは加藤さんが亡くなられたことの寂しさを
よりふかくする。
短歌を始めたころ、河野裕子さんに
大西民子がいいわよ、と教えてもらって
さっそく読んでいたそのさなか、大西さんは亡くなった。
あのとき以来、大西民子という歌人は
なにか自分とつながっているひとのような
私を呼んでくれているひとような
勝手な思い込みがある。
加藤克己さん、ご冥福をお祈りします。

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