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日曜日に再校・割付作業で永田家に行ったところ、ベランダに猫のローリーがいた。普段は人の姿を見かけるとさっと逃げてしまうのだが、その日はなぜか逃げずに、甘えるような声でしきりに鳴いていた。 
  たつた一匹きみの知らない猫がゐる阿呆なれどおしやべりな
  黒白猫が        永田和宏(「歌壇」3月号)

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  • さとうなみこ より:

     ずっきん、どきりと裕子さんの亡くなったあとの時間を思い知らされる歌ですね。
    この頃裕子さんを2010年に置きざりにして私は生きている、と思うことがあり、私たちは置いていかれたのにどうしてこんなふうに考えるのだろうとぐるぐる考えます。
     
     うちの庭にローリーとよく似た(更に鼻のところに黒い点があり息子に鼻くそつけた猫と呼ばれている)猫がきます。でもさわらせてくれません。

  • 松村正直 より:

    そう言えば、永田家周辺にもハナブッチーと呼ばれていた猫がいたような。確か、紅さんの歌に出てきてました。

  • 関口 より:

    全くの個人的な感想ですみません。
    偶然ですが,新潟に住んでいた頃,このローリーくんとそっくりな野良猫が,我が家にえさをねだりに来ていたのを思い出しました。
    その野良猫氏とローリーくんの御利益で,短歌がうまくなればいいな(苦笑)

  • 松村正直 より:

    猫はけっこうそっくりなのがいますよね。僕も旅行先で、以前飼っていた猫とそっくりな猫を見かけて、思わず声をかけたことがあります。生まれ変わりかと思いました。

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