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先月下旬の山形新聞(昨年末から電子版を購読しています)に、
山形市近辺を流れる馬見ヶ崎川水源の5つの用水路(山形五堰)が
世界かんがい遺産に登録されたことが掲載されていました。
市街地を網目状に走る堰、という珍しさから注目され、登録に至ったとか。

私はこの四月、なんと半世紀ぶりに母の実家近くの山形市に足を運び、
子どもの頃、何度も来ていた市の中心部、七日町にも出かけてきました。
この写真も街のど真ん中で撮影したもの。

江戸時代に入って間もない頃、山形城主を務めていた鳥居忠政が築いた堰で、
その名も御殿堰。最近になって復元・整備されたらしくて、子供の頃は見た
記憶がありません(いや、目に入っていなかっただけかもしれません)。

水源は蔵王山らしい。水が澄んでいて勢いがあって、しばらく見とれていました。
ちなみに、世界かんがい遺産に登録されている日本の施設は昨年までで、
47か所。その中には、満濃池(香川)、通潤用水(熊本)なども含まれています。

  風説よりはかなき影を見せて行く通潤橋の彼方へ雲が
                上田千鶴子『星のしづく』

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