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「塔」6月号の特集は「初期永田和宏の世界」。

永田さんが主宰をしている間は一度も特集を組みませんでしたので、「塔」で永田さんを取り上げるのは本当に久しぶりのことです。早速、たくさんの感想や意見が寄せられています。

その中に、「永田さんの初期作品を読みたいのだけれど、本は売ってますか?」という問合せがありました。現在、入手しやすいものとしては、下記のものがあります。

☆『永田和宏歌集』(砂子屋書房「現代短歌文庫」)

『メビウスの地平』全篇と『黄金分割』『無限軌道』『やぐるま』の抄出、歌論「問と答の合わせ鏡」「普遍性という病」、エッセイなどが収められています。今回の「塔」の特集にピッタリの内容です。

☆『メビウスの地平』(現代短歌社「第1歌集文庫」)
第1歌集『メビウスの地平』は2013年に文庫サイズで復刊されました。
定価700円とお買い得です。

☆『シリーズ牧水賞の歌人たち 永田和宏』(青磁社)

インタビュー、代表歌300首、自歌自注、年譜など、永田さんを知るのに便利な一冊です。

☆『表現の吃水―定型短歌論』(而立書房)

☆『解析短歌論―喩と読者』(而立書房)

以上の2冊の評論集は、今でも新刊として(!)販売されています。
京都駅近くの「大垣書店イオンモールKYOTO店」の棚にもありました。

その他、「日本の古本屋」のサイトで検索すると、『メビウスの地平』(単行本)6480円、『黄金分割』10000円、『やぐるま』2000円などが見つかります。

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