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今日は下鴨神社の流鏑馬神事を見に行った。
葵祭の前儀として行われているものらしい。
とにかく馬の速さにびっくり。
何かが目の前をよぎった、と思ったらもう的には矢がささっている。
当時は足の遅い日本の馬で競技していたが、現代はサラブレッド。
つまり、昔より難易度が上がっているのだと解説の方がおっしゃっていた。
夕方から東西線で二条へ移動して映画『わたしを離さないで』を観る。
カズオ・イシグロの長い原作を読んでから観たので、どうしても早送り感はしてしまうが、
曇ったような、懐かしいような映像が美しかった。
いろいろと考えさせられる。
5月、6月、7月。
好きな季節がやって来ました。

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  • いわさき より:

    昔は、上賀茂神社で行われたのを見に行ったことがあります。今は下鴨神社なのですね。鐙に足をかけて落ちないように固定するのではなく、膝から上だけで体を馬にやわらかく置くのが、結構難しいのです。

  • 村田馨 より:

    はじめまして。短歌人の村田と申します。
    下鴨神社の流鏑馬にお運び下さいましてありがとうございました。私は例年下鴨神社の流鏑馬に奉仕に参っております。一昨年は馬上にて奉仕いたしましたが、昨年、今年と地上による奉仕を勤めました(騎乗するには一定の技量が必要で、なかなか乗せて頂けないのが現実です)。
    京都の流鏑馬は鎌倉(鶴岡八幡宮)や日光東照宮などの他の流鏑馬に比べて馬のスピードが速いですが、その分、馬場も長いです(京都は500m位ありますが、他は300m未満です)。また、衣冠束帯という公家装束で流鏑馬を行うのは下鴨神社が唯一です。
    雨という予報もあったなか、天気がもってよかったです。その分、暑くもなく寒くもないおだやかな気候でした。
    ちなみに、私が稽古を始める前、上賀茂神社で流鏑馬が奉納されたということは聞いたことがあります。現在では下鴨とは別の流派の方々が秋に上賀茂神社で騎射を行っています。この時期の上賀茂は競馬(くらべうま)が有名ですね。
    余談ですが、当日は俳優の松山ケンイチ、小雪夫妻が見学に来ていました。来年の大河ドラマで演じる平清盛の役作りの参考にするそうです。

  • 松村正直 より:

    村田さんの歌集『疾風の囁き』には流鏑馬の歌が載ってますね。
     朝ぼらけ馬の吐息はしろじろと鬣(たてがみ)までもかしこきほどに
     馬を引き参道を行く下賀茂にまた流鏑馬の季節巡りぬ
     手綱から馬銜(はみ)へと伝う我が意志を汲んで走れよ青鹿毛の馬
    印象的な一連でした。

  • 大森 より:

    村田馨さま、コメントありがとうございます。あの場で御奉仕なさっていたとは…びっくりしました。
    そして松山ケンイチも!!!

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