八角堂便りと短歌時評(松村)
3月号を読んでいて、ちょっと面白いことに気が付いた。
12ページに吉川さんの「八角堂便り」が載っていて、
『赤光』と同年に出た北原白秋の『桐の花』が興味深い。
前半には「ゐる」はほとんど存在しないのだが、後半になり
茂吉の影響を受けはじめたころに、(…)
と書いてある。
隣りの13ページには川本さんの「短歌時評」が載っていて、
そこには渡英子さんの本からの引用で
(…)大正初期の茂吉と白秋のふかい交流もこうした時代の
空気のなかから生まれ、互いの作品の上でも影響を与え合った
のであった(…)
とある。
もちろん、偶然の一致なのだが、見開きでつながっているような
感じがして、ちょっと面白かった。
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