蛙、いきかえる。
近所の水田。住宅地の間に、いちまい、にまい という単位で残っている。
出穂までは、まだもうちょっとかかるだろうか。
日本の米栽培は、手間をかけて大切に育る。水の管理がそのひとつ。
稲が育ってきたら、水を抜いたり、また水を入れたりする。
いっとき水を抜いて、泥にひび割れなどもできていたが、先週はまた水が入った。
水が入って喜んでいるのは、このかたたち。
明け方から合唱している。
限りなき蛙の聲は暁にひとつ響きに迫るごとしも/高安国世『Vorfruhling』
この界隈にいるのは、ヌマガエルという種類であるらしい。小型のカエル。
田んぼが干上がっていた時期にどうしていたかというと、たとえばこんな感じ。
泥のひび割れの奥でじっとしている。
少しでも湿ったところに入って、水が戻るのを待っていたのだろう。
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