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アーカイブ "2021年01月"

昨日は「あけましておめで塔!Zoom新年会」でした。

参加された皆様、どうもありがとうございました。

 

私は夜の部だけ参加させてもらいました。

みんなで画面越しに乾杯をして、自己紹介をしました。

60~70名はいらっしゃったと記憶していて、自己紹介だけで1時間以上かかってしまったのですが、

雪かきを終えて参加してくださった方や、準備したお酒を紹介してくださる方など、

全国各地からいろいろなお声を聞くことができて、とても楽しい時間でした。

 

「選者に聞く」の時間では、

選歌のときに意識していることや、作歌の心構えなど、

みなさんから寄せられた様々な質問に花山多佳子さんと真中朋久さんが

とても丁寧に、そしてかなり具体的につっこんでお話してくださって、

とても有意義な時間となったと思います。

 

最後に吉川主宰から、

コロナ禍の中で不安な日々が続くが、とにかく毎月塔を刊行し続けること、

会員が歌を作り続けていくこと、それを根幹として進んでいきたい、

という力強いお言葉をいただきました。

 

なかなか対面での歌会が難しい状況が続きますが、

こうしたオンラインの場なども活用して、

会員が交流できる場を作っていくことが大切だと感じました。

 

 

さて、そこでいったんお開きとなったのですが、、、

引き続き二次会が行われて、夜深い時間まで、参加者は思い思いに歌についての考えなどを語り合いました。

印象に残ったのは「何に向けて歌を作っているのか」という話。

自分に向けて、どこかの誰かに向けて、はたまた、虚空に向けて・・・などなど。

 

新年会とはまた違った「濃い」時間を過ごすことができました。

参加されたみなさん、本当にありがとうございました。

 

 

写真は、今日の空。

冬の空は、どんな歌でも吸い込んでくれそうです。

 

 

 

 

こんにちは、魚谷真梨子です。

今日の大阪は冷たい風がびゅうびゅう吹き荒れていました。
それでも、日差しがほんの少しだけ春めいてきたなあと感じます。

さて、今日は豊穣祭のお知らせの葉書を投函してきました。
5月号の特集「豊穣祭」は入会から10年ごとの節目に当たる会員の方の特集です。
例えば今年は2011年入会の方が入会10年の対象となります。
お知らせの葉書が届いた方は、下記の要領でぜひご参加ください。

内容
①作品(未発表・タイトル付)
・5首(10年目の方)
・7首(20年目以上の方)
②エッセイ(内容は自由、タイトルなし)
・12字×11行以内(10年目の方)
・12字×17行以内(20年目以上の方)
③顔写真一枚(イラスト等も可)

締切 3月15日(月)必着

魚谷真梨子まで、郵送またはメールでお送りください。
詳しい送り先は1月号の20頁をご覧ください。

葉書を書いていて、あらためて、全国各地に会員の方がいらっしゃって、
それぞれ違った景色を見ながら、歌を作っておられるのだなあ、としみじみ思いました。
原稿が集まるのが今から楽しみです。

フィギュアスケートは、日本でも指折りの人気スポーツになりましたね。
日本では、注目されるのは主にシングル競技ですが、ヨーロッパや北米ではアイスダンスも負けず劣らず人気があります。
昨年から男子シングルのオリンピックメダリスト高橋大輔選手がアイスダンスに転向して、本格的に競技会デビューを果たしたこともあって、にわかに注目を浴び出しましたね。
「初めてアイスダンスをちゃんと見た!」という方も多かったのではないでしょうか。

私は、随分と前からアイスダンスを見るのが大好きでした。
そして、7年ほど前から、自分でもアイスダンスを習っています。
もちろん、テレビで見るような一流選手とは全くほど遠いですが、それでも少しずついろいろな技術を身につけて、ホールドを組んで踊るのは、他では味わえないような楽しさと爽快感があります。

ところで、アイスダンスでは、靴もエッジも、シングルやペアとは異なる専用のものがあること、みなさんはご存じでしたか?
アイスダンスは、基本的にジャンプはありませんが、シングルやペア以上に、深くて正確なエッジさばきが求められます。
そのため、ターン・ステップが、よりし易いように、エッジの長さやカーブの度合い(エッジは真っすぐに見えますが、実はほんの少しゆるやかなカーブになっています)が異なっており、また靴も足首が深く曲げられるように、足首部分の切れ込みが深くなっています。

通常のシングルの初心者用の靴とエッジでも、ある程度までは滑れるのですが、やはり更なる上達を目指そうと思ったら、専用のものがほしくなります。
このため、ダンスシューズ&ダンスエッジは、長いこと私の憧れでした。
(が、それなりのお値段がするため、そう簡単には買えない代物でもあるのです…)

それが、少し前のことになりますが、突然、先生からエッジを安価で譲っていただけることになって、ようやくダンスエッジを手に入れたのです!

これだけだと、よく分からないと思いますが、エッジのテール部分を拡大してみると

これは、世界の一流アイスダンサーも使っているようなエッジです。
といっても、トップスケーターでないと滑りこなせない、というわけではなく、普通に〈アイスダンス愛好家〉も使っています。
実際、このエッジに代えてから、ターンが格段にやり易くなりました。

ところが、昨年からのコロナ禍の影響で、昨年はなかなかリンクに行くことができませんでした。
今も、大阪に緊急事態宣言が出ていることもあって、ずっと控えています。
早く、何の憂いもなく滑れるようになる日が来てほしいのですが…。

こんにちは、小川和恵です。
新しい年になって、早くも20日あまりが過ぎました。
しかし、新型コロナウイルスの感染状況は、日ごとに深刻さを増し、なかなか収束の見通しすらつきません…。
再び歌会の休止を余儀なくされているところも多いかと思います。

そんな中、この1月から新しく発足した企画部(詳しくは1月号の主宰の年頭所感、及びp.228以下をご参照ください)の部長・澤村斉美さんと副部長・大森静佳さんが、素敵な企画を立ててくださいました。

名付けて

あけましておめで塔!Zoom新年会

1月30日(土)に開催予定。内容は、下記のとおりです。
塔会員のみなさま、塔へのご入会をご検討中のみなさま、奮ってご参加ください。
なお、お申し込みは こちら をご参照ください。
まだ残席はございますが、定員がありますので、お申し込みはできるだけお早めに!

〈日時〉
1月30日(土) 15時 開始 ~ 20時 終了予定

〈場所〉
塔公式ZoomアカウントのZoomミーティングを使用
(接続先アドレスは、申込者に当日ご連絡いたします。)

〈参加費〉 無料

〈プログラム〉 ※各部定員80名となっています。

【昼の部 15時~17時】 「塔」1月号を読む
お手元に「塔」1月号をご準備ください。
注目した歌や文章について皆で話しましょう。

レポーターが決定しました!
・新樹集を読む レポーター:河野美砂子さん×千葉優作さん
・百葉集を読む レポーター:岡本幸緒さん×矢澤麻子さん

その他、注目した歌や文章などについても、お時間の許す限りお話しましょう。

【休憩 17時~18時】
この間もZoomミーティングは開放しています。
特にプログラムは設けていません。フリーで交流をお楽しみください。

【夜の部 18時~20時】 新年会です!
・ごあいさつ…吉川宏志主宰より
・乾杯…各自飲み物を準備して画面の前にお集まりください。
・新選者紹介
・参加者自己紹介
・選者に聞く
  参加者から選者への質問からいくつかをピックアップ。
  2人の選者に答えてもらいます。
  ⇒真中朋久さん、花山多佳子さんが参加予定です!

下記の写真は本文とは全く関係ありませんが、最新作です。

漫画雑誌は風邪を引いて寝込んだりした時くらいしか
買ってはもらえなかったけれど。購入している友人に
頼み込み、月遅れの号を貸してもらったりした小学生時代。

手塚治虫は勿論好きだったけれど、当時は牧美也子、
わたなべまさこ、水野英子、らの他、少女漫画を描いていた
男性作家も多く、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、ちばてつや、
横山光輝など、今思えば、錚々たるたるメンバーが力作を
発表していた時代だったので、もう、幅広く夢中でした。

中高時代は部活とか受験とかで、一時漫画からは離れて
おりましたが、学生時代に家庭教師していた中学生の子に
手塚治虫の「火の鳥」を紹介(!)されてから、また火が付き
神田の古本屋街を歩き回って買ったのが写真の『火の鳥』です。
虫プロ商事株式会社発行のCOM名作コミックスの中の二冊、
B4判の大きさで読みやすく、今も大切にしてます。
実は、もう一冊買ったのだけれど、教え子の
中学生に「持っていない編なので譲って」と頼まれ、泣く泣く。
(断ったのに返してくれなかった)まあいい歳こいて、ですよね。

その後、妹に紹介されてブラックジャックにもどっぷり浸かり。
最近ですが、人と話していて「ブルガリヤで」と言おうとして
「ブリガイヤ」と発音してしまい、(あれ、ピノコが乗り
移った?)と思ってしまったことも(汗)。

 手塚治虫の描きたるごとき犬と会ふくしやみしながら行く冬の土手
                  栗木京子『水仙の章』

水牛も、勿論牛の仲間。写真は十数年前の、沖縄の琉球村で撮影。
砂糖黍を搾汁するために、かつては水牛が使われていて、その
様子を再現したものです。本物の水牛が登場していて、なかなか
見ごたえのある場面になっています。製糖業は沖縄の主要産業で、
今も細々とながら作られています。水牛には頼っていないですが。

水牛はアジアでは重要な労働力。農耕などで大活躍していますね。

こちらは三十年近く前に訪れた、インドネシア中部での農耕風景。
古いフィルム写真をデジタルで撮影しなおしているので、かなり
ぼやけていますが。力持ちの水牛を御す農家の人も大変そうです。
水牛の歌が見つからなかったので、恐縮ながら拙作を。

  軍用車続くと見えて陽炎に水牛の群れ横切りゆくのみ
                  岡部史『韃靼の羊』
タイ北部の町、ウドンタニというところで見かけた風景から。
この町はベトナム戦争時、アメリカの基地として利用されていました。
牧歌的な周囲の風景からは違和を感じるほど見事な舗装路が、真直ぐに
続いていたことを思い出します。

アメリカン・バイソンと呼ばれる、この動物も牛の仲間。
アメリカ野牛などと訳されていますが、現在では野生の
バイソンは、基本的に生息していません。
かつては西部の草原を「幅五マイル(約八キロ)にも群れを成し、
一時間以上も途切れすに移動するさまが見られた」(『Official
GuideBook of Audubon Zoological Garden』より)
ほど大量に生息していたとのことですが、西部開拓が
はじまると、まずは肉や皮革が目的で、次いで遊戯的に(!)
さらには原住民(インディアン)のなかで友好的ではない部族を
懲らしめるため、彼らの生業に繋がるとして殺戮、絶滅に追い込まれた
のです。現在は動物園や保護センターなどで見られるのみ。

私は学生時代に「動物と子供たちの詩」という映画を観、ここで
バイソンが殺戮されていく様子を知って、衝撃をうけたことを
覚えています。鑑賞前はこののどかな題に、全く違う映画を想像
していたのに。とても悲惨で辛い映画でした(ちなみに主題歌を
歌っていたのは、かのカーペンターズでした)。

写真が顔の部分しか用意できなかったので、全体像を図示してみると、
こんな感じ。きっと穏やかな性格の牛だったのではないかな。
上半身だけパフスリーブ付きのおしゃれなセーター着てるのに、パンツ
はき忘れちゃった、みたいなお惚けスタイルで、笑いながら、泣けそう。

岡部史です、こんにちは。
年末にはいつも翌年一月のフリマで配るフリペのために、
みんなで干支の歌を作っていましたね。それさえ、この度はなく(さびし~)。
今年の干支は牛。ということで、牛の仲間を呼んでみることに。

写真は、インドの町なかをふらつく野良の牛です。セブーと呼ばれるコブ牛?

  野良牛がゴミ屑の山に頭(づ)を入れて食ひゐる横に犬も来て食ふ
                        河野裕子『庭』

ヒンドゥー教徒の間では神様の乗り物、ともいわれ神聖視されているので、
インドで牛は、食用されていないのです。
ちなみにマクドナルドがインド進出を果たしたのは九十年代の半ばでしたが、
その時、ラム挽肉百%によるハンバーガーが開発されたそうです。インドを
訪ねた今世紀の初めの頃に、このラムバーガーを味見してみましたが、
なかなか美味でした。

野良の牛の多いインドですが、他にも野良の動物は沢山いて、普通に街中を
歩いているんですね。

ララララ、ヤギさんも~。
こちらは、インド北部(アグラから南に200キロくらい)に位置する、
ジャンシ―という街の駅で撮影したもの。線路歩いていて、危ないよ~。
でも列車はいつもゆっくりなので、ヤギさんものんびり。

こちらは猪の親子。熱心に線路の間から食べ物を漁っている様子。
同じジャンシー駅でのスナップです。ちなみにこの駅では列車が
二時間も遅れ(理由はわからない)、その間、十種類くらいの野生動物に
遭遇しました。地球はみんなのもの。インドに行くとそんな感じがします。

きょうの鴨川。
見慣れない水鳥がいる。
ときどき水に潜ったりしている。
 
家に帰って調べてみると、これはたぶん カワアイサ(川秋紗)の♀。
頭の毛=冠毛がふさふさしているが、♂はそうでもないらしい。

このあさけ水面に細き筋ひきて秋沙が飛べり水に触れつつ/落合けい子『じゃがいもの歌』

頭上には、こんなのとか

こんなのとか


 
にぎやか。

コロナ感染を警戒してなのか、寒さのためか、人間は少なめでした。

七草を入れたる粥のよろしさよ松の明けたるわが身を浄む/三井修『海泡石』

正月らしい正月でもなかったが、それでも節目ふしめを、それらしく。

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