ブログ

選歌後記は選者によって書き方がいろいろで、読んでいて楽しい。
3月号では、山下洋さんの選歌後記が特に良かった。
若葉集の選歌後記なので1ページあるのだが、取り上げている歌の並べ方に工夫がある。山の歌から始まって、山頂、八海山、森の歌、木洩れ陽・・・と、自然につながっていく。
途中、「冬日・古本」→「古書店・山椒魚」→「亀・ソックス」→「下着」と言葉を変えて展開していくあたり、絶妙である。こうなると、選歌後記もひとつの作品という感じがする。

コメントを残す

  • 関口 より:

    知りませんでした。
    選歌後記に選ばれる作品は,そういう観点から(も),選ばれているのですね。

  • 松村正直 より:

    僕が読んでそう感じただけで、たまたまかもしれません。普通は誌面の掲載順に選歌後記の歌を並べる選者の方が多いです。

ページトップへ