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京大短歌のひとと、大文字を観に行った。
なんと、あるOBの方のお宅にお邪魔して観させてもらえるという、有難い展開。さらに食事(焼き肉や、ポテトサラダをなにかで巻いたもの、生春巻き等の手の込んだもの、さらにおいしいケーキまで!)を頂いてしまった。一応私も“おにぎりせんべい”を持っていったのだが、う〜む、明らかに釣り合っていない。
扇子の開閉が好きな赤ちゃんと扇子で遊んだりしていたら、いつの間にか開始時刻の8時に。慌ただしく3階のベランダに出ると、山の中腹にちかちか光るものがある。だんだんその光が大きくなっていく。「大」の真ん中の灯が点りだしたようだ。
それからは順調に点り続け、一画目の棒の左半分を最後に「大」が完成した。なかなか壮観。
でも……2画目がなんか短い。しかも3画目の払いが豪快過ぎて左右のバランスがおかしい。ここからだと斜面に隠れて見えないのでしょうか、などと言いながら眺めた。
最初に点った真ん中の灯は他の灯より大きいみたいで、なんとゆらめきまで視認できた。ちなみに、最後に残った灯もこれだった。
しかしなんといっても、夜の山の静謐さが良かった。山が真っ暗であったからこそ、大文字が神秘的にみえたのだと思う。山は夜空より暗かった。
送り火の実質の時間はせいぜい30分くらいだったが、短歌のネタがたくさん収穫できた。やはりこういうものは実際に見ないと歌にはならないのかもしれない。
ちなみに、8時から30分くらいまで、あたりで頻繁に写真のフラッシュがたかれ、なかには屋根に上ってまで観ている猛者もいた。みんな本気だなぁ。

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  • 谷口純子 より:

    おにぎりせんべいのミスマッチがなかなか可愛いですね!
    30年くらい前には農学部の屋上が解放されていて、学生、院生、研究者、職員、それぞれの親戚の人達が集まり、和気藹々と眺めていました。

  • やぶうち より:

    へえ〜。そんな時代があったんですね!屋上からだとすごくよく見えそうです。一回生の英語の授業中に外を眺めるときれいに昼大文字が見えたものでした。そこは4階だった気がしますが。

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