ブログ

みなさんこんにちは。鈴木晴香です。

先月のこと、
岩手県北見市の日本現代詩歌文学館に行ってきました。
詩歌の蔵書を閲覧したり、展示を見学したりできるという夢の館に、ついに足を踏み入れることができました。

現在の展示は「賢治に献ずる詩歌」。
2023年は宮沢賢治の没後90年、24年には生前唯一の詩集『春と修羅』の刊行から100年を迎えるという節目の年の企画ということで、
賢治の作品からインスピレーションを受けた短歌、俳句、詩、絵画の作品が飾られていました。
すべて直筆の作品で、その表現方法に作家の工夫が込められたりしていて、
表現の可能性を感じる展示でした。

敷地内にある「山口青邨宅」も案内していただきました。訪問者は私一人だけなのに、細部まで丁寧に解説してくださったのです。なんだかずっとここに住みたいような心地でした。

宮沢賢治も石川啄木も岩手県の出身。
そのほかにも、北上駅前には若山牧水の歌碑があったりと、ここは詩歌の郷なのですね。

幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく

父の故郷が詩歌に溢れていることに、私は嬉しい縁を感じたのでした。

コメントを残す

ページトップへ