文学フリマ東京
こんにちは。鈴木晴香です。
18,689名
これは、5月4日に東京ビッグサイトで開催された「文学フリマ東京42」の来場者数。
どんどん規模が大きくなって、過去最多なのだそうです。
出版不況と言われるけれど、
今日、ここだから手に入る本
今日、ここだから会える人
今日、ここだから集まれるみんな
そんな特別な出会いのために、
みんなが足を運ぶのだと思います。
小説、評論、戯曲、詩歌。
ジャンルも多岐にわたります。
短歌コーナーもますます盛況で、
個人誌や同人誌のブースの他に、学生短歌会や出版社のブースもありました。
私は『胎動短歌 collective.7』という短歌誌に参加していて、
ブースでサインもさせていただきました。
そこでご一緒だったのが、俵万智さん。
短歌をはじめて14年目にしてついに、俵さんに初めてお目にかかることができました!
後ろは、歌人の木下龍也さん。木下さんとは以前『荻窪メリーゴーランド』という共著の歌集を出版したので、こんないたずらをされています。

私が短歌をはじめたきっかけは、俵さんの『あなたと読む恋の歌百首』(文春文庫)でした。
そこでこんな歌に出会ったことが、すべてのはじまりだったのです。
駆けてくる髪の速度を受けとめてわが胸青き地平をなせり /永田和宏
たとへば君 ガサッっと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか /河野裕子
体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ /穂村弘
花水木の道があれより長くても短くても愛を告げられなかった /吉川宏志
男ではなく大人の返事する君にチョコレート革命起こす /俵万智
恋の歌の「私」と「君」に、
恋愛を超える、人間が生きることの根源を感じて、
それから私は恋愛の歌を好んで読んでつくるようになったし、ついには『ところで、愛ってなんですか?』という恋愛短歌のアンソロジーまで出すに至りました。
文学フリマの会場では、
懐かしい顔、オンラインだけで知っていた方、はじめましての人、
塔短歌会の会員のみなさんにもたくさんお会いしました。
この場もまた、きっと新しいはじまりになるのだと思います。
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