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カテゴリー "永田淳"

おでんといえば、欠かせないのがコンニャクです。
コンニャクが芋から出来ていることはみなさんご存知だとは思いますが、実際にコンニャクイモをご覧になった方は少ないんじゃないでしょうか?
特に関西方面だとなかなか栽培している畑をみかけません。

この夏に、群馬県のSAで鉢植えが安売りされていたのを見つけて、妻が喜んで連れて帰ってきたのがこちら。

一年では育たないようで収穫できるまでに三年ほどかかるみたいです。
ただ、収穫したとて、、、、一個からコンニャクが出来るとも思えないし、よしんば出来るにしても素人には作れなさそう。。。。

ただ、なんだか見た目も可愛いし観賞用、という感じで育ってもらっています。
地植えしたら殖えるんだとか、どうとか。
まぁ、あやふやなことばかりですが、しばらくは様子を見たいと思います。

短歌結社のHPなので、芋の話だけで終わってもいけないので(否、終わってもいいかもしれませんが)

棚にして赤く角ぐむこは何ぞ菎蒻いもの並びて二つ
二日経て見むと来つれば売れてなし菎蒻いもの暗きかたまり
玉城徹『枇杷の花』

玉城さんは残念ながら入手出来なかったみたいですね。その後、買えたんだろうか?花山さんに今度訊いてみようかしらん、などと。

明日、9月1日(日)京都芸術劇場で行われる現代短歌シンポジウムですが、予定通り開催いたします。席にまだ余裕はありますので、当日直接お越しになってもお入りいただけます。
会員の方でキャンセルされた方でももちろん、お越しいただけますので、みなさんどうぞお越し下さい。京都はいま現在、曇り時々小雨。明日も大きく天気が崩れる予報ではありません。
また新幹線も名古屋・新大阪間は遅れはあるものの、動いていますし、新大阪以西も動いています。
お越しをお待ちしています!

9月1日の塔の内部プログラムおよびシンポジウムで使用する京都芸術劇場への入場方法です。

当日は大学の正門が開いておりません。北門からのみ入構できます。
地図の通り、北側の坂を少し登ってB2FあるいはB1Fからエレベーターで1階へお上がり下さい。

エレベーター出てすぐ右が春秋座の入り口となります。

 

【案内図】北門~劇場前まで

はい、塔の調査班班長(班員一人)の永田淳です。

タイトル読んで「??」となった方ばかりですよね、もちろん。

塔は京都発祥の結社ですから西日本の会員が多いんじゃない?とみなさん漠然と思っていませんか?
そこで、今回調べてみました。塔の人口重心。(もう、タイトルの意味は分かりましたよね)

調べ方は以下の通りです。
会員は住まいする各都道府県の県庁(道庁、都庁、府庁)の所在地に住んでいるものと仮定します。北海道の北見に住んでいる人も、函館に住んでいる人もみんな札幌市に住んでいることにします。
やや乱暴ですが、そうでもしないとキリがありません。

各県庁の緯度×その県に住む会員数
各県庁の経度×その県に住む会員数

をそれぞれの都道府県で出して、それを全て合算した数値を全会員数で割ります。要は緯度と経度の平均値ですね。(今回は何度何分、までで秒まではデータに入れていません。会員データは今年4月時点です)
そのデータがこれ

(つまらんことに時間と労力を使ってるなぁ、、、オレ)

で、出た結果が北緯37°07′、東経136°42′。
これをGoogleマップで検索したら、

なんとまぁ、塔の人口のヘソは木曽川の川の中でした(笑)そのまま河口まで行けばナガシマスパーランドがあります。
所在としては三重県桑名市長島町小島近辺となります。
塔会員で人口重心にもっとも近くお住まいなのは三重県桑名市新西方の松尾桂子さんでした!直線距離で6キロほどです。

では、どの県が一番会員がおおいかもやはり気になりますよね。

東京 134
京都 100
大阪 91
神奈川 75
兵庫 73
千葉 46
埼玉 41
愛知 39
鳥取 28
滋賀 26
茨城 23
熊本 23
岡山 22
山口 22
宮城 22
北海道 21
静岡 21
奈良 21
福岡 21
広島 18
島根 16
鹿児島 16
宮崎 12
長野 11
岐阜 11
愛媛 11
福井 11
石川 11
徳島 10
三重 9
和歌山 9
沖縄 9
栃木 8
香川 8
福島 7
青森 6
大分 6
群馬 5
高知 5
新潟 5
山形 4
岩手 2
山梨 2
佐賀 2
長崎 2
富山 2
秋田 1

という結果(あくまで2024年4月時点です)となり、全都道府県に会員がお住まいとなっています。
今回は海外を入れておりませんが、アメリカ、ブラジル、フランス、スロバキアなどに9名会員がおられます。

以上、塔調査班からの報告でした。

また何かネタがあれば調査したいと思います(こんなことを調べて欲しい、というのがあればお知らせください。面白そうなら頑張ってみます)

宣伝みたいになってしまいますが、11月9日の19:30〜zoomで選評会が行われます。

参加費は無料のようです。

お申し込みは
https://college.coeteco.jp/live/m1rjc46o
こちらまで。

大会の入賞作品などについて大森悦子さん、寺井龍哉さん、松尾祥子さんと話します。

お時間と興味があればお越しください。

連作で詠む短歌の世界

「連作で詠む短歌の世界 NHK全国短歌大会・近藤芳美賞から」と題されたオンライン講座が開かれます。

栗木京子さん、佐佐木定綱さん、カン・ハンナさんが連作の詠み方について話されます。連作をどう作ったらいいのか迷われている方は一度、覗いてみられてはいかがでしょうか。

詳細は
https://culture.n-gaku.jp/course/5008?_gl=1*17eu6vz*_ga*MjA0MDM3MDEyMC4xNjc4OTYxNTI2*_ga_2WVQPSECR5*MTY5NjMwNzk2OS4yOC4xLjE2OTYzMDgwODIuMC4wLjA.
までどうぞ。

三年間、みんなで集まっての批評会などは開かれてきませんでしたが、徐々にそうした集まりも増えてきました。

そんな今年の10月は、素敵な歌集批評会が目白押しです。
(写真は2020年11月12日撮影)

まず第一弾、千葉優作歌集『あるはなく』批評会が10月8日に行われます。なんと北海道在住の千葉さんが京都に乗り込んできます。

千葉優作歌集『あるはなく』批評会

続きまして同じ週に今度は田村穂隆歌集『湖とファルセット』批評会が10月14日。本年、歌人協会賞受賞歌集!

田村穂隆歌集『湖とファルセット』を読む会

そして締めは10月28日、静かな情念がこもる一冊、澄田広枝歌集『ゆふさり』批評会。

澄田広枝第二歌集『ゆふさり』批評会

どれか一つを吟味して参加するもよし、この際だから全部出ちゃうのもよし。
台風シーズンも過ぎていい日和でしょうから、みなさん、都合がつけば是非ご参加を。久しぶりにお会いする人、初めましての人に出会えるのもいいもの。
短歌は閉じ籠もって一人でも作れますけど、一人では決して出来ない読みに出会えるのが批評会のいいところです。

下の写真は季節先取り感を出して。本文の内容とは関係ありません。昨年10月14日撮影。

 

 

大雨の連休最終日、みなさんお変わりありませんでしたか?

さて、5月20日(土)に河野裕子の生まれ故郷である熊本県御船町で歌碑除幕式および記念講演会が行われます。

これは皆様からご寄付いただいた御志を原資としまして、昨年に法然院に、そして今年御船町に建てられた歌碑です。
熊本歌会の村田弘子さんが文字通り東奔西走してくださり、ようやく建立、除幕式となりました。
やや交通アクセスが不便ではありますが、なんといっても会費無料ですから、皆さん是非ご参加ください。
以下、要項です

日時 5月20日(土)
除幕式 10時30分〜11時
記念講演会 12時30分〜15時30分
吉川宏志 河野裕子の歌う風景
伊藤一彦 河野裕子のふるさと
永田和宏 河野裕子のおくり物
会場 熊本県御船町
除幕式 御船町役場 正面玄関前
https://www.town.mifune.kumamoto.jp 確か僕の記憶では、恐竜の像が役場前には立っていたはず。
講演会 御船町カルチャーセンターホール
https://www.town.mifune.kumamoto.jp/hpkiji/pub/List.aspx?c_id=3&class_set_id=2&class_id=6131
資料展示 御船町カルチャーセンターホワイエ

会費  無料

当日、除幕式に間に合おうと思うと、熊本駅8時53分発のバスになりますね…
ちょっと早いですが、みなさんにお目にかかれますのを楽しみにしております。

 

 

 

 

 

改めまして、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月1日から高知市へ行っておりました。僕は高校1年の時に友達3人と四国旅行をして以来なので、実に34年ぶりぐらいの高知県。

まず行ったのは日本三大洞窟と言われる龍河洞(しかし、三大ってみんな好きですね)

元日だから少ないだろうと思ったのですが、夕方に着いたのにまだ結構賑わってました。その前に偶然、紀貫之が国司として赴任していた跡地も通りがかったのですが、写真撮り忘れ。ここから土佐日記が始まったのか、と印象深かったのに…

着いたその日は高知城近くのお店で、お寿司やら鯖寿司やら酒の肴やらを買い込んで、ホテルの和室で家族4人で夕食。その前に、商店街でこんな看板のお店を見つけたのでパシャリ。もう閉店されているみたいですが、なかなかシュールなネーミングセンスが光ります。

近くの潮江天満宮で夜の初詣。菅原道真公を主祭神とする神社なので、今年は受験生二人を抱える我が家としてはぴったり。ちなみに僕は数年ぶりの初詣。

翌日は朝から、松山にいる長男がバイクで到着して合流。5人ではりまや橋(まぁ、高知に来たら見ておきますか)、牧野植物園(ここの訪問が今回のメインイベント。真冬なので花はほとんどなかったのですが、かなり楽しめました)、桂浜(こちらも、一応定番ということで)、そして桂浜水族館でアカメの大群(こちらが今回2番目のメイン)と巡りました。
夕方に長男が帰ったので、また四人で夕食。

ウツボを初体験。何度か釣ったことはあったのですが、食べたことはなかったので話の種に。


翌日は朝から高知城に行ってきました。日本には現存天守は12城らしいです。


このまま終わると、ただの紀行文(にもなってませんが…)。あまりにも短歌結社HPに相応しくないので、最後に。
吉井勇の歌碑が桂浜にあったそうな。というのも、僕は見ておらず、長男が撮ってきました。
吉井勇、高知に一時期住んでいたんですね、知らなかった。本誌企画「実は読んでいなかった」で『酒ほがひ』を読んで、どうにも馴染めなかった僕なので、それ以上深入りすることもなく過ごしていました。
歌碑の歌は

大土佐の海をみむとてうつらうつら桂の浜にわれは来にけり  『人間経』

これなら吉井勇、読んでみてもいいかな、とちょっと思った2023年年明け、でした。

去年のことになりますが、と言ってもまだ一週間前のこと。

大晦日に父が法然院に墓参りに行った帰り、歌碑の近くにさしかかったら外国人風のお爺さんと孫娘らしき二人が歌碑の台石に腰掛けて座っておられたそうです。

お爺さんが立ち上がった後、お嬢さんは歌碑の文字に指を添わせながらなにか呟いていたそうな。

前までは歌碑の前にロープが張られていて入れなかったのですが、法然院さんの計らいで今ではオフセットされて入れるようになったので、こんな活用(!?)のされ方もあり、かな?

大晦日にほのぼのした、と父からメールがありましたので、年明けになりましたが、ご報告まで。

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