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カテゴリー "小林真代"

今日は七夕ですね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
七夕は雨が多いような気がしていたのですが、
今年のわたしの七夕は晴れてとても暑いです。
暑いので、とりあえずおいしいもの食べて元気を出す。

最近食べた生しらす丼。
おいしいものの記憶で元気を出す。

今日はこれからオンラインで歌会です。
七夕なので、普段なかなか会えない人たちと歌会。楽しんできます。

遅れ来しあなたの隣りは空席の七夕歌会また雨となる   河野裕子『歩く』

 
雨がよかったわけでは決してないけれど。
それにしたってこんなに暑くなるとは思わなかったなあ、七夕。

うちの近所の猫のお話なんですけどね。
去年の夏、宿無しの猫がしばしばうちの玄関の前でくつろいでいて、わたしが家に入ろうとしてもなかなかどいてくれなくて。無理矢理玄関を開けようとすると、すごい顔して怒って。気の弱いわたしはとても困ったものでした。
うちの玄関がこの猫にとって、暑さをしのいだり、雨をよけたりするのにちょうどよいらしく、

昨日より十度も低い公園の昨日と同じ場所にいる猫   /  杉田菜穂「塔」2024年6月号

まさにこんな感じで、ちょいちょいやって来るのでした。
その後、面倒をみてくれるすてきな家族がみつかったらしく、うちの玄関の前で寝ることもなくなり、ほっとしたような、ちょっとつまらないような。

と思っていたら、今年も遭遇しました。うちの玄関ではないけれど。

相変わらず険しい表情。
でも、近寄っても怒らない。
去年よりきれい。毛もふさふさして。
へー、よかったなあ。
ものすごい不機嫌そうな顔してるけど、しあわせなんだよね?
よかったじゃん。
元気で暮らしなよ。
じゃあね!

今日は3月3日なので、ちょっとだけひなまつりらしいことを。
甘酒とひなあられ。
マッコリでもよかったんだけど。

ひなまつりというと、幼稚園のころ、仲の良かったアキちゃんとタマオちゃんがうちに遊びに来て、おひなさまの前でごはんを食べたことを思い出します。
アキちゃんとわたしはおひなさまの楽しみ方がよくわからなかったけれど、タマオちゃんは「わあ、きれいね。」と喜んでいて、大人みたいだなと思いました。
その後、卒園を待たずに二人とも引っ越してしまい、わたしにとっておひなさまは、アキちゃんとタマオちゃんの思い出。

年々に木の花咲きてよみがへる感情ふかく雛は黙すを/馬場あき子『飛天の道』

うちにはおひなさまがないけれど、おひなさまの歌を作ろうかな。とかなんとか、そんなことを思った今年のひなまつりでした。

先日、胃カメラをのむ時に力いっぱい抵抗したら、喉の調子がしばらく戻らなくて参りました。
そういうこと、ありますよね。(わたしだけじゃないですよね?)

喉の調子が悪いかな、と思ったらありとあらゆる手段でケアしますが、
普段は手軽なのど飴を持ち歩いています。
のど飴といってもいろいろなものがありまして、各種取り揃えて楽しんでいますが、
いちばん効くような気がするのはこれ。

近所で売っていないので箱でお取り寄せしています。
効くような気がするって言っても、つまりはのど飴は薬ではなくてお菓子なんですが。

飴玉を転がすやうに歌ふから歌詞がかなしくても気づかない/濱松哲朗『翅ある人の音楽』

自分の家では好きなところで好きなように過ごしていますが、
最近は息子が使っていた部屋をわがものとして暮らしています。
窓に向いて置かれた机がお気に入りです。
十代の頃の息子が使っていたものがいくらか引き出しの中に残されたままになっていますが、気にしません。

本を読むのに疲れたり、作業に飽きたりした時、なんか面白いものないかなーと何気なく引き出しを開けることがありますが、そうするといつもコレがあります。

大きいお煎餅くらいのサイズの缶バッヂ。
見るたびに、あ、ドラえもん…と一瞬思うわけですが、なんか違うな、なんだこれ、としばしプロペラの頭(頭のプロペラ??)と戯れます。
そのうちにやがてすっかり癒されて、ふたたび読書や作業に戻るのでした。


この夏、箪笥を漁っていたら出てきたTシャツ。トリスおじさん。
今日も暑い一日でした。皆さん、くーっと、今夜もおいしく水分補給してください。

さてさて。
先日書いた、すいか泥棒のタコについて。さっそく「これではないですか?」と情報をお寄せ下さった方が!!
イメージしていたものより明るい絵柄で、親しみやすい感じですが、たぶん、それだと思います。自分が子どもの頃に夢中になった絵本が幻ではなく実在するとわかってほっとしました。タコが大根を盗むお話などは結構あるそうで、さらに探してみると面白そう。貴重な情報(わたしにとって)をありがとうございました!!

それにしても、すいか泥棒のタコになぜあれほど夢中になったのかは我ながらやっぱり謎で、こればっかりは永遠に謎なんだろうなあ。

物置の絵本のなかに挟みてあり小さきむすめが書いたお話    花山多佳子『木香薔薇』

9月になってもまだまだ暑いですね。
今年はとにかく暑くて毎日ビールを飲むことばっかり考えていて、
うっかり西瓜を食べるのを忘れていました。
あわてて食べました。

ところで、子どもの頃夢中になった絵本に、夜になるとタコが海から上がってきて、すいか畑からすいかを盗むというお話がありまして。
子供向けにしては地味な絵本で、絵柄がかわいかったわけでも、大爆笑のおもしろさだったわけでもなかった(と思う)のですが、ある時期夢中で読んでいたことだけはよく覚えていて、すいかを食べるとなつかしく思い出します。

すいか畑の人がタコを捕まえようとしたけれど、タコは逃げ切って海へ帰っていった、というラストシーンだったような気がするのですが、最後もまんまとすいかを盗んだのだったかどうか。

いつの間にか実家の本棚から消えて、再読もかなわないすいか泥棒のタコのお話。
どうしてあんなに夢中になって読んだのかさっぱりわかりませんが、もう一度読んでみたいなあ。

西瓜割りしない季節の長いことずっと目隠しをしてるのに
     「西瓜のほうに目隠しを」鈴木晴香/『西瓜』創刊号

最近、とうとう自分であんこを炊くようになりました。
生クリームより断然あんこ派のわたしは、誕生日もケーキではなくお汁粉を希望するのですが、今年はどういうわけかフルーツタルト(フルーツタルトはとってもおいしかった。フルーツタルトに文句はないのです。もちろん、生クリームにも。)。

そういうわけで、自分でお汁粉を作ることにしました。
それで、どうせならあんこから作ることにしました。
「おいしゅうなれ」と、某朝ドラのセリフも呟きつつ。

小豆煮るまんなかに砂糖の山置きてずずと沈めるさまを見ていつ        花山多佳子『草舟』

 
無事にあんこができて、念願のお汁粉をいただきました。

これでお正月のお餅もおしまいです。

ところで、4月4日は「あんぱんの日」なのだそうで。
今度はあんぱん、作ってみようかなあ。

桜が満開になりました。
うっかりするとどこまでも歩いてしまいそうな陽気の一日でした。

春たけなわ。
それとはほぼ関係ありませんが、
今日は水曜日なので、水曜日のネコを飲みます。

「水曜日のネコ」はベルギー生まれの「ベルジャン・ホワイトエール」というスタイル(ビールの種類)で、大麦と小麦の両方を使って造ったビールです。だそうです。

ともあれ、今日は水曜日なので、水曜日のネコを飲みます。(←今日はもう、これを書きたいだけのブログです。)
みなさんもゴキゲンな水曜日の夜を。そして、明日もまたゴキゲンで。
 

大学の業務はさておき春ふかき夕べに飲み干す「水曜日のネコ」              島田修三『秋隣小曲集』

見頃を逃さないように、時間があればうろうろ桜を見て歩く今日この頃。
今日は近所でいちばんのお花見スポットへ行ってみました。
満開まではあとちょっとというところでしたが、春休みということもあり家族連れも多く、皆さん、お花見する気満々。
屋台はシートが掛けられていて営業していませんでしたが、早く商売始めた方がよさそうですよ。

 

天田愚庵の庵にも桜。
京都にあったものを移築復元したものです。
短歌を始めるまではこういう建物があることも、天田愚庵が歌人であることも、まったく知らなかったのですが、
正岡子規の「柿の実のあまきもありぬかきのみの渋きもありぬしぶきぞうまき」という歌の、この柿を子規に送ったのが天田愚庵。なかなか波乱の人生を歩んだ人です。

この庵、無料で利用することができ、茶会などに使われているとのこと。
いつかここで歌会をやりたいなあ。

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