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先日、私の乗っているマツダデミオの総走行距離が、とうとう八万八千八百八十八キロメートルになりました。

80000キロを越えたあと、次は88888だ!と楽しみにしていたのですが、ついに達成。

2008年の夏に母が乗り始めてから、十二年になります。
2010年の夏に母が亡くなって数日たったころ、この車の座席に、半分に切ってラップのかかった大きな茄子が転がっていたという不思議なことがあったのですが(詳しくは『春の顕微鏡』あとがきをご覧ください)、それからは私が通勤に使うようになりました。
子どもが生まれたあとは、保育園、学童の送り迎えと、毎日の生活に欠かせません。

88888を喜んでいましたら、実はちょうどその2日前、兄が同じように88888を達成していました。

兄妹でのシンクロ具合に笑ってしまいます。
こちらは、さらにトリップメーターまで888.8でそろえたという凝りよう。
すばらしい。

私は、電話番号や暗記ものの語呂合わせが好きで、よく作ります。
かけ算の九九も便利ですが、日本語って柔軟な言葉あそびが出来る言語ですね。
人の車のナンバープレートにも、すぐに意味を見出したくなってしまいます。

1107(いいおんな)と1103(いいおっさん)を今日はよく見かけて川端通りを上がる
                       永田 紅

1188(いい母、いいパパ、いい婆々)、1122(いい夫婦、わんわんにゃんにゃん)も多いです。

下の短歌は、弁慶の作と伝えられているもの。

八万三千八
三六九三三四七
一八二
四五十三二四六
百四億四六

読めるでしょうか?

「山道は
寒く寂しな
一つ家に
夜毎身にしむ
百夜置く霜」

表記、読み方には諸説ありますが、大体こんな感じのようです。
長野県と群馬県の県境、碓氷峠にこの歌の碑があり、何年か前に訪れたとき、お土産やさんで手ぬぐいを買いました。

昔の人も、数字で言葉遊びを楽しんでいたのだなあ、と親しみがわきます。

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