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鼠年にちなみ、ネズミの仲間たちの話題を。
以前に米国に住んでいた時、ペルー出身の友人ができ、彼女が
里帰りの折同行させてもらい、リマの実家に泊めてもらった。
親族が住むという北部の街ガハマルカでは、名物の「クイ」料理を
振舞ってくれるという。まずは町はずれの市場で、生きたクイを品定めして
購入する。写真でご覧の通り、クイとは英語でguinea pig。日本語で
モルモットのことなのでした! え~~~~、これを食べるのか!!!
と怯んでも遅い。クイは皮をむかれて

唐揚げにされてしまった。料理しているのは友人の伯母さん。
ところで、日本語のモルモットは、実は英語でいうMarmotではなく、
このクイと同じGuinea pigのこと。日本に紹介されたとき誤用されたらしい。
それで英文中のMarmotをモルモットと和訳すると誤訳になる、という
ヤヤこしいことになっちまいました。

 モルモットを海猽と呼び天竺鼠と訳したる日本近代の暁紅(モルゲン・レーテ)
                      永田和宏『華氏』

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