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最近、「彩度」という言葉を知りました。色彩の鮮やかさ、純粋さの程度を表す言葉で、
『基礎からの水彩』の著者のトニー・コーチは「絵具より高い彩度の自然色はない」
と断言しています。ただし、ごく少ない例外として黄葉を挙げているのです。
落ち葉する直前の黄色の凄まじいほどの美しさは、その色彩の純度にあったのだな、
と改めて思いました。写真は、一昨年の11月末、四国で撮影したものです。このあとの
潔い散り際も感動的なものですが。

 かく一途に、一途に黄葉(きいば)散らしつつ銀杏樹は静けき滅びのさ中
                    三井修『アステカの王』

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